システム開発(主にバックエンド)の設計手順

モデル設計の話

  • 画面の定義を眺める
  • 画面の中に
     どんなデータが出てくるか
     どんなデータが更新されるか
     を洗い出す
  • データ項目の整理
     例えば
      ・ログインしているユーザIDが渡されるので
      ・ユーザ名を表示する
     など
  • プライマリーデータの発見
    • 「うさぎ年」という表示があったとしても「うさぎ年」という名称をデータベースに格納するのではなく、生年月日という項目が登録されている状態で、データを取り出すタイミングで、「$user->getEto()」のようなメソッドを呼び出す。getEtoメソッドの中で、生年月日から計算する。この「生年月日」がプライマリーデータであり、「うさぎ年」は導出フィールドと言う
    • 導出フィールドはモデルの中のメソッドとして作成して、データベース上には存在させない。

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もう自給率って言ってる人の言うことは聞かなくていいんじゃなかろうか

戸別保証のおかげで、生産性も自給率もさがっているという記事。日経2010/05/03(月)「ニッポンの農力」より。

  • 佐賀県武雄市の話
    • 小麦を収穫した7月には例年なら大豆の種をまく
    • しかし今年は多くの農家が米を作る
    • 農家は米をつくれば10アールあたり1万5000円の補助金を直接受け取れる
    • 米の販売価格が下がったときの補填もある
    • 一方大豆の補助金は5万円から3万5000円に減った
    • 全国二位の大豆生産県である佐賀県の耕作面積は1割減り、その分米の生産が増える
    • 9割を輸入に頼る大豆の作付けが減り、余っている米の生産が一段と増える
  • 岩手県北上市の話
    • 西部開発農産は借りている農地の地主600人のうち12人が今年3月までに変換を要求
    • 米をつくることで補助金がもらえるため、農地を集約して効率化する意味がうすれたため
  • 秋田県大仙市
    • 昨年末から集落営農組合の解散が相次いだ
    • 戸別保証制度により組合が果たす役割がなくなったため

ということで、戸別保証制度は、単に田んぼを持つ人にお金を渡すだけで、農業の生産性は向上しないわ、大豆の自給率は下げるわで、ひどいことになっている。単に田んぼの地主に一時的なお金をばらまくだけの結果になっている。結果的にそうなったというのではなく、そもそもが選挙目的なので、消費者のことを考えているのではなく、田んぼの地主からの票を買うというのが目的だから、真の目的には合致している。

いずれにしても、単に仕事をかまけて市場の敗者になっている様を、「自給率」ということばで置き換えている連中の言うことは聞く耳持たなくてよいということです。

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ボリュームゾーン

日経2010/04/29(木)朝刊より、パナソニックがボリュームゾーン商品で構成をかけているという記事。

ボリュームゾーンとは、新興国の中間所得層のことを指しています。先進国から見れば「安い商品」でしかないのだけれど、世界をフラットに見れば、トータルではそこが一番ものが売れるゾーンであると。

世帯可処分所得が年5001ドル以上、3万5000ドル以下のアジアの中間所得層は8億8000万人です。そしてこのゾーンが20年で6倍以上に拡大しています。

IT業界も家電業界も新商品とういうのは、高性能で高価格なモノを出し、競争するうちに価格がこなれるというパターンでやってきましたが、ボリュームゾーンパラダイムでは最初から、中間所得層をターゲットに商品開発をする。

決して最先端商品を出すわけではないので、ニュースバリューは薄くなりがちですが、マーケットバリューにおいては圧倒的に見込みがある戦略です。

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金川千尋社長が勲章受章

日経2010/04/30(金)朝刊企業面より、信越化学の金川千尋社長がポーランドとニカラグアで勲章を受章しているというニュース。

信越化学と言えば、塩化ビニールの世界トップシェア。塩化ビニールと日本ではなぜだかダイオキシンをはき出す悪者になっていますが、フラットに相対評価をすれば環境負荷の少ないよくできた素材です。塩素が重量の大半を占めているため、石油の使用量も少ない。

そして、新興国に置いてはライフラインの整備が緊急かつ重要で、塩ビ管はその中でもバリューが高い。

受賞の理由は、「塩化ビニール樹脂の製造技術供与などで両国の経済発展に貢献したこと」が評価されたそうです。

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総務省がクラウド特区を創設

日経4/10朝刊1面より、総務所がクラウドの特区をつくるという話。

  • 2011年春にも北海道か東北に特区を創設
  • 建築基準法や消防法の適用除外で設置コスト軽減
  • 現在の日本では、コンテナ型のデータセンターでも建築基準法の対象になるため、データセンターの構築は米国の二倍に上るとの試算もある
  • 最大でサーバー約10万台分のデータセンターを構築
  • 11年度の税制改正でサーバーや通信機器の法定耐用年数の短縮も要望

基本的にはいい話なのですが、特区と言わずそもそもの規制緩和をすればいい話。規制が多すぎて出来てないだけなのであれば、あとは民間が好きなところに立てればいい。それをなぜ総務省が立地まで指定するのか。結局工事をばらまきたいだけなのではないかといううがった見方もできる。

日本のデータセンターのコストが二倍というのも、本当に規制だけの問題だろうかという疑問もある。そもそも日本のIT事業者が、銀行と省庁を相手にしてきたので、過剰品質高価格なんじゃないかと。一方で世界を席巻しているクラウドのクオリティは、いわゆるインターネット品質のベストエフォート。

SIerの社長さんのクラウドに対する意気込みを観ても「うちは品質で勝負」的なコメントでメインフレームの末期のシーンのよう。

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法人税のパラドックス

日経2010/03/18朝刊17面、大機小機より。

  • EUでは法人税の引き下げ競争が行われた
  • 企業の引き込みや雇用の拡大・維持のための法人税引き下げだったため「Rece to the bottom」と呼ばれた
  • しかしEU諸国の法人税収の国内総生産比は上昇
  • これが「法人税パラドックス」

税率がさがったのに、税収の割合が増えるという不思議。可能性として考えられるもの。

  1. 法人税の引き下げはほかの会計ルールの変更とセットだった
  2. 法人税の引き下げ競争が顕著な2000年に「起業」が増えた

2であれば非常に健全。

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ここへきて太陽熱発電

日経2010/3/9(火)朝刊「グリーンインダストリー 第7部太陽熱発電の攻防 上」より、太陽熱発電の話。

  • 鏡で太陽の熱を集めて蒸気タービンを回すという仕組み
  • エネルギー効率は約20%
  • 15%前後の太陽電池を上回る
  • 14年の太陽熱発電の出力は1500万キロワット(原発15基分に相当に達する)との予測もある
  • GEは太陽熱発電の市場規模を今後10年で最大800億ドルと見込んでいる

日本ではオイルショック直後に太陽熱発電が検証されていた時代もありましたが、ちょっと早すぎた。しかしいまだに湯を沸かしてタービンを回すというのがエネルギー効率がいいというのが意外。

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日本電産中国に工場

日経2010/3/9(火)朝刊より、日本電産が中国に工場を作るという記事。

  • 中国大連市に社債用モーターの工場と研究開発施設を建設
  • 投資総額は45億円
  • 敷地面積は4万平方メートル
  • 7月に着工2011年1月から操業
  • 従業員数5300人

日本電産は消費者向けメーカーではないのでピンと来ないかもしれませんが、電気自動車に関してはまだまだ勝者が見えてない。

電気自動車の市場構成であり得るパターンを洗い出すとこんな感じ。

  1. トヨタのような自動車メーカーがプラグインハイブリッドの延長で作る
  2. 日立のような一通りの技術を持っている総合電機メーカーがやっちゃう
  3. PCのように水平分業で、中国・台湾でひたすら組み立てられる

1も2も垂直統合モデルだけれど、3の場合は水平分業。3のケースになっても、日本電産のようなメーカーは生き残れる。

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郵貯肥大化であれこれ

日経2010/2/24(水)朝刊5面「郵政肥大化の足音」より。

  • 郵貯残高は2009年末時点で177兆円と、00年以降、減少基調が続く。さらに10年度からは2年間で、20兆円規模の定額貯金が満期を迎える
  • 日本郵政グループの今期4300億円を見込み連結純利益の6割がゆうちょ
  • 郵貯残高が150兆円割れになるとこの利益がなくなる見込み

ということで、政府は国民の資産を郵貯にため込みたいと。

  • 預入限度額の引き上げ
  • 住宅ローン、小口ローンの参入の例示

と、ものすごい民業圧迫路線。高コストな会社を維持するために、国民から金を吸い上げ、それをそのまま国債で運用する。郵貯の残高が減っているとはいえ、MUFJの1.4倍とダントツの規模。これらの資産は企業の成長に使われるわけでもなく、そのまま国債にシフトしている。

国民としてできることは以下のま逆の選択肢のいずれか。

  • 両親があるなら、郵貯にお金を預けない。郵貯にお金を預けることは国の借金を優先し、職場の創造に対する否定の票になる
  • そうはいっても、郵貯が日本の金融をつぶすのは規定路線になりそうなので、勝ち馬に乗る前提で、郵貯というインフラを使いつぶす(未来の子供たちの職場も食う)

コンビニATMでも郵貯は使えるし、地下鉄にも郵貯専用ATMがある。その上24時間送金で送金手数料が無料。これはまともに仕事として戦っていたのでは太刀打ちできない。ゆうちょダイレクトのクライアントAPIでもつくって、PayPalを迎え撃つという未来の芽を摘むようなことも戦略としてはあり得る。

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携帯電話世界大手の加入件数

携帯電話世界大手の加入件数

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【エクセル】セルのダブルクリックでセルテキストをクリップボードに入れる

タイトルの通りのマクロ。これでOK。

Private Sub Worksheet_BeforeDoubleClick(ByVal Target As Range, Cancel As Boolean)
  Dim CB As New DataObject
  Call CB.SetText(Target.Cells(1, 1).Text)
  CB.PutInClipboard
End Sub

DataObjectを使っているので、MicroSoft Forms を参照設定に入れるか、プロジェクトに何かフォームを入れておくと使えるようになる。

上記のプロシージャを対象となるシートのBeforDoubleClickイベントに入れれば動くはず。

例えば、セルに「=TODAY」、書式設定を「YYYYMMDD」にしておくと、ファイル名に日付を入れるのがちょっと楽になる。

常にエクセルを立ち上げておかなくちゃならないというデメリットはあるものの、エクセルのメモリ使用量は、Chromeのタブ一つ分。エクセルそのものはすごく軽いのです。

作業手順をエクセルに書いて、後はコマンドを流すだけというときには、便利ですね。

2010/02/27さらにバージョンアップ

Private Sub Worksheet_BeforeDoubleClick(ByVal Target As Range, Cancel As Boolean)
  Dim CB As New DataObject
  Call CB.SetText(Target.Cells(1, 1).Text)
  CB.PutInClipboard
  Application.StatusBar = Left(CB.GetText, 100)
  Cancel = True
End Sub

ダブルクリックで編集モードになる機能をオフにしてしまって、うっかり再編集しないようにした。編集モードにするには、F2を押してください。さらに、クリップボードにセットできたか同かを確認しやすくするために、ステータスバーにクリップボードの中身をひっそりと出力するようにしました。コピーできたとおもって、前のクリップボードデータをペーストするのは結構な被害なので。

RangeオブジェクトにCopyメソッドがあるので、それを使えば、参照設定が一つ減るのだけれど、「クリップボードからデータを取り出して、文字列編集した結果をまたクリップボードに入れたい」というニーズもありそうなので、DataObjectを使うことを前提にしようかなと。

 

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だいたいのヒアリング項目

消費とメディアとを調べるのに、こういう切り口で聞くとイイ情報が得られる。

・好きなブランドは?
・読む雑誌は?
・好きなモデル・タレントは?
・見るテレビは?
・mixiやってる?どうやって入った?今どう使ってる?
・ブログやホムペやプロフは持ってる?友達のをみる?
・服を買う前にどうやって調べる?
・ネイルする?
・音楽は着うた買う?iTunes買う?レンタルで借りる?
・デコメは買う?
・恋人との知り合うきっかけは?
・恋人との連絡は、メール?電話?
・恋人とのプレゼントはどんなものがある?ねだる?
・友人との連絡は、メール?電話?
・パソコンは使う?ケータイとの使い分けは?
・スマートフォンは持ってる?ケータイとの使い分けは?
・書籍は買う?
・ケータイ小説読む?
・ゲームはする?ケータイで?iPhoneで?DS?
・通販でものを買う?何を?ケータイで?PCで?
・コンビニでよく買うものは?
・お買い物に行く街はどこ?
・迷惑メールフィルタはしている?

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技術とビジネスの間について思ったことをつらつら

課題を解決するだけでは人々の欲望は埋まらない。
商売というものが、欲望をかきたてるところから始まる。今年の流行はこれみたいな。お客様が困っていることだけの解決で仕事が回るなら、この世の雇用はぐっと少ない。

さらに、ビジネスというものは、提供価値に対して値札を付けねばならない。欲しいと思わせて、クリックしていくと「はいここから先はお金払ってね!」というアプローチもざらにある。

「スゲー」には価値はない。たった一人でWindowsと同じものを作り上げることは「スゲー」なのだが市場価値はない。Windowsと同じ価格で購入してもらえるのならそれは同じ価値だけど、きっとそうはならない。

ビジネスに置いては、「何を作るか」が最も重要なポイントであり、「どう作るか」はあまり重要ではない。同業者から見れば「作り方」の上手い下手が目立が、消費者から見れば「何」の部分しか見えない。職人が居るメーカーであろうとファブレスであろうと、消費者には見えない。
ビジネスのスケールは、単価×数量で表される。「いいものを」×「沢山のひと」に届けるというのがキモ。そこに「作り方」という要素はあまりない。

さらにオリジナルであることには、さして価値はない。同じくらいのものでも言いケースはいくらでもある。

アーリーアダプターなんていない。いないと思った方がいい。アーリーアダプターどまりのプロダクトだったというのは、単に売れなかったというだけのこと。変な言い訳に使えてしまうだけなので、アーリーアダプターという言葉を禁止した方がいい。

さらにリテラシーという言葉もサービス提供者側が使う言葉ではない。「リテラシーの高い人に受けています」というのは、単に「市場に届かなかったです」に言い換えた方がいい。そもそもリテラシーという言葉は読み書き能力のことであって、新しもの好きのことじゃない。一般人に対してのコミュニケーションがとれてないってことは、それこそサービス提供者側が「リテラシーがない」状態と言える。

先端と傍流は紙一重。先端のつもりでいたら、単に傍流を歩いているということもある。チャレンジは尊敬に値するが、好き好んで傍流を歩くことで「オレ他人とは違うわ」と思っていたとしたら市場価値を作り出す方向に進んでいるとは言い難い。

プロモーションの意義を軽視してないか?イイものを作れば自然と売れると思ってないか?クチコミで広がるものもあるが、本当にプロモーションなしで広がってるか?一日のうち「お金を払っているもの」で広告を売ってないものがどれくらいある?iPhone、缶コーヒー、金を払っているものって広告だらけだろうに。

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デンマークの雇用対策は真っ当

デンマークは低失業率が売り物だ。「転職のたびにスキルアップしてきた」。コペンハーゲンのジョブセンターでプログラミングをヤコブセンさんは胸を張る。失業給付を受けるには就職につながる職業訓練の受講が条件になる。

企業が従業員を解雇しやすい一方、失業者は手厚い給付と職業訓練を受ける。企業は柔軟な経営戦略を立てやすく、従業員は失業しても公的支援でスキルを高めて仕事に戻れる。先行きの見えない不況業種にお金をつぎ込み、労働力のつなぎ留めに追われる日本の雇用政策とは対照的だ。日経2010/02/11朝刊「福祉経済」で成長できるか

雇用対策というのは、市場が求める人材を育てて送り出すというのが真っ当な話。単にセーフティーネットがあっても、そこからステップアップ「しなければならない」というインセンティブがなければ、ネットの上で滞留する人が増えるだけになる。「セーフティトランポリン」ぐらいの気合いでないと、課題は解決しない。

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脳科学学会が、そろそろしびれを切らし始めた

日経2/1朝刊「脳科学 真価を問う」より、脳科学の専門家がしびれを切らし始めたという記事。

脳は様々な謎を秘め、魅力あふれる対象だ。研究には社会の支援が必要と多くの科学者は感じている。半面、メディアで根拠のはっきりしない話題が流れて「おかしい」と感じつつも、学会は「娯楽情報に目くじらを立てて非難するほどでもないだろう」と黙殺してきた。

最近ようやく、健全な研究推進の妨げになると、問題点を指摘する声が出始めた。代表例は約5200人の研究者で組織する日本神経科学学会で、この1月に研究の倫理的な課題などをまとめた指針を発表。「拡大解釈された情報が社会に広がれば信頼を損ねる」などと注意を促した。

だいたい誰のことか想像がつきますが、メディア上での戦いになると、やっぱり本物の学者の方が空気読んでないように見えちゃう可能性もあります。

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LEDのリプレースターゲットはハロゲンランプかも

何かとLED照明が注目されていますが、実際にエネルギー消費量を比較すると蛍光灯と大して変わらない。いつも比較対象になるのは白熱電球というすでに消えつつある照明。

日経1/19朝刊3面によると、高島屋全店がハロゲンランプをLED照明に切り替えるとの記事。

  • 全国18店舗のハロゲンランプ(推計15万個弱)をLED照明に置き換える
  • 投資額は30億円前後
  • ハロゲン全廃で電気代を従来の1/5に圧縮
  • 冷房効率の向上も併せて年間5億円強のコスト圧縮

ハロゲンというやたら電気を食う照明があるならその置き換え効果は高い。じゃぁ何で蛍光灯じゃないのかというと、商品をきれいに見せるにはどうしても指向性の高い照明で無いとつらい。特に衣料品は質感を見てもらうためには陰影を出したい。

その点、指向性を高めたLED照明(ものは見たことないですが)があれば、ハロゲンランプに取って代われる。

しかしながら、15万個で30億。1個あたり2万円。ちょっと高い。家庭用の単なる電球代わりのLED電球が今は5000円くらいだから、店舗用が2万というのも分からないでもない。

年間5億円のコスト圧縮と言っても投資が30億円なら、回収に6年かかってる。単純に長すぎ。売り場寿命よりも長いんじゃないのか。LEDランプの寿命って40000時間くらいだから、5~6年くらいで買い直し。財務観点での投資判断としては中の下だけど、CO2の排出量規制に対応するというのが主な目的のようです。

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JALを食いつぶした、地方の政治家達

2007年1月、日航は不採算路線削減の一環として、松本-札幌線を同年10月に廃止する計画を発表した。自民党政権で閣僚を務めた長野県の村井仁知事は「ありとあらゆる手段を講じて、日航に強く再考を促す」と猛反発。一ヶ月後、日航は廃止を撤回した。

複数の関係者は「知事の背後で自民党運輸族の大物議員と地元選出議員が日航に圧力をかけ、鶴の一声でひっくり返った」と明かす。日航が松本空港からの全面撤退を再び発表したのは昨年11月。自力再建はすでに困難となっていた。
日経2010/01/20政治面より

市場は万能ではないが、市場が不要だと言っている事業であっても、「政治主導」になるとこうも酷いことになる。株主にもうちょっと権限があればここまで酷いことにならない。株主は短期的な利益を追い求めるところがデメリットではあるが、政治家は数十年かけて超巨大な失敗を創り上げる。

前原氏は「自民党政治で日航の体質改善が先送りされ続けた。政権交代を機に根本から改革しなければならない」と強調。日航社内にも「法的整理が決まり、ようやく不採算路線から完全に手を引けるようになる」と歓迎する声もある。

だが国交省幹部は「今の与党幹部からも地元空港の減便をけん制する電話がしょっちゅうかかってくる。自民党政権よりもひどいかもしれない」とこぼす。自民党の大島理森幹事長は「非常に強い労働組合がいくつもある」と、連合の支持を受ける民主党政権による改革を疑問視している。

大局的には、JALにたかるスタイルで食いつぶしてからあーあという状態なのですが、それでも、新聞を見ると千葉面は「どうやって空港ビジネスを拡大するか」というよりも未だにおんぶにだっこで当事者意識がない。

成田市には日航の関連会社の社員が多く住む。小泉成田市市長は市民生活の安定のためにも「地域経済への影響が最小限に収まるような再建策を打ち出して欲しい」と注文をつけた。

どちらかというと、注文をつけられるのは、空港を提供する自治体の方。空港の制約が航空会社の体力を削っている。航空会社が成長するための案が自治体のほうから出てきてもおかしくなく、今がそのタイミング。

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JAL V.S. ANA V.S スカイマーク

日航の平均賃金は下がったとはいえ、新興のスカイマークの400万円弱に比べれば2倍強の900万円弱の水準(08年度実績)にある。ほかにも関係会社や老朽機材の整理など改革の余地は多そうだ。とりあえず縮小均衡を志向し、赤字を止めることが最優先の課題である。日経社説慢心し経営改革怠った日本航空の挫折(1/20)

JALは確かにちょっと高いが、すごいのがスカイマーク。

同日の朝刊17面にもスカイマークの強さがありました。以下スカイマークの強さのポイント。

  • 10年3月期のスカイマークの営業・経常・最終損益は黒字転換(ANAは赤字)
  • ボーイング737-800型へ統一を官僚
    • 767に比べて小型で部品点数が少なく整備コストを押さえれる
    • 機種統一によりパイロットの待機人数を減らせている
    • 発着料も低下
  • 利用者も増加傾向になる
    • 羽田空港の拡張で発着枠が10月に4往復増える
  • 株価は2008年末から約4倍に上がっている

私個人も国内を移動するときにはスカイマークです。サービスはほとんど無くて、飛行機もなんてことのない小さな機体ですが、移動手段なのでそれで十分。

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百度・テンセント・アリババドットコム

日経2010/01/22朝刊、中国ネット攻防より、中国のネット企業の規模の大きさと質の違いについて。

  • 百度(バイドゥ)
    • 音楽検索サービスをいち早く始めた
    • 中国人のネット利用の目的のトップは音楽(ニュース、IMと続く)
    • 一方の米国ではメール、検索、買い物
    • 違法配信の責任の所在は配信サイトであるという判例があった
  • アリババグループ
    • 淘宝網で圧倒的なシェアを握る
  • テンセント
    • IMのQQを運営
    • PCでも携帯でも利用可能
    • メールよりも遥かに普及している
    • 時価総額は4000億ドル(世界のネット企業で3番目の規模)

ちなみに、ネット系企業の時価総額の1位と2位はグーグルとamazon。グローバルと言えばアメリカ追従だと思っていては間違う。

中国のネット人口は3億人。普及率は3割。まだまだ伸びる。そして、アメリカ企業が苦戦しているという点も興味深い。

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富士通のスーパーコンピューターは世界200位でもビジネスになる

世界二位じゃダメなんですか?が着目されちゃっていましたが、当の富士通は廉価版のスーパーコンピューターで海外のスパコンに再参入するとのこと。日経2010/01/19朝刊企業総合面より。

  • シンガポールの政府系研究機関から受注
  • PCクラスタ方式のスパコン
  • インテルサーバーを400台並べる仕組み
  • 演算能力は35テラフロップス
    • ASEANでは最高の演算能力
    • 世界では200位
  • 富士通は2011年3月期に全世界でPCサーバーを50万台販売する計画
    • うち1割をPCクラスター型でまなかう意向
  • 2012年には現在の国家プロジェクトで開発中の次世代スパコンの輸出に乗り出す方針

ということで、次世代スパコンをあきらめたわけではないのだけれど、世界200位のPCクラスタでもちゃんとマーケティングすればニーズはあるということ。記事では次世代スパコンの市場開拓のシナリオの一環の位置づけのようにも見えましたが。最後の最後まで廉価版の多売が商売としてバランスがいいかも知れない。

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