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バナナハンガー

ついにバナナハンガーを買ってきました。ニトリで300円ちょっと。

banana.jpg

●バナナのニーズ

バナナって嫌いな人ってあんまりいないですよね。でもめちゃくちゃ買っているかというとそうではない(私は)。価格が高いわけでも、おいしくないわけでもない。でも、あんまり買いませんでした。

●バナナの課題

すぐ痛むんですね。ちょっと痛み始めると食べるのを躊躇して、それで何本も悪くしちゃう。今のご時世安いものなんだから、残り数本が腐っても惜しくはないのですが、でもそのまま捨ててしまうのって心が痛むのです。だから、本数が多いといくらお買い得でも、買うのに躊躇してしまうのです。

●バナナハンガーが解決する範囲

バナナは冷蔵庫に置いたところで長持ちしません。特にかく何かと「接する」部分から痛み始めます。バナナハンガーを導入することにより、格段に長持ちします。もう買う際に躊躇する必要はないのです。

以上は全て前情報から得た情報であって、本当に痛みにくいかどうかは、これから実験します。その前にバナナが子どもたちに食べられてしまう可能性もありますが。

ちなみに、痛むことを躊躇してバナナの売り上げが落ちているのだとすれば、バナナ売り場には限りなく無料に近い価格でも、バナナハンガーを置くべきでしょう。バナナハンガーは将来のバナナの売り上げに貢献してくれます。私は家具屋のニトリでバナナハンガーを買いましたが、売り場としては適切ではないです。無洗米売り場のそばには、無洗米用の軽量カップが無料で配布されています。家具やではありません。

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入場者数5万5千人

野球のスコア発表のそばにはよく、入場者数が書かれています。東京ドームでは5万5千人って書かれているやつです。満員御礼だなぁって感心していました。そしてその数字を信じていました。ところが、あれって嘘っぱちだったのです。

8/29日経朝刊29面より

  • 阪神の場合は係員が目で見てざっくり判断している
  • 年間予約席は球場に来ていなくても観客とみなす
  • 東京ドームの収容人数は4万5372人(立ち見込み)
  • 「本当に5万5千人が入場していたら消防法上問題だが、その様子はないので特に指導はしていない」(小石川消防署査察課)

とまぁ、ひどい話です。これってコンプライアンス的にもはやグレーを通り越してないでしょうかね。IR上問題ありでしょう。株式公開している会社の連結対象企業が、「売り上げ個数を偽っている」というのは、業績のうそをついていることにもなります。

税務署の人は5万5千人入っている前提で、税金取っちゃえばいいのに。

パリーグの試合で1万人くらいの入場者数が発表されているけど、ひょっとしてあれも水増しした結果なのかなぁ。1万人切ると、学校の体育祭といい勝負しちゃいます。

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伊丹空港の行方

日経8/29(日)朝刊29面「NEWSな数字」より。

  • 伊丹空港の利用者数が二年連続で関空を上回った(1886万人)
  • 関空があるものの、利便性では伊丹空港が上である
  • 関空はそのあおりをうけ、利用者数はピーク時の2/3に落ち込んでいる
  • それでも関空は二本目の滑走路を増設予定
  • そこで、国土交通省は伊丹空港縮小の方針を出している(表向きは騒音対策)

関空は仮に空港としての価値がなかったとしても「穴掘って埋めるだけ」としての価値はあります。そもそもが公共事業なので、別に出来上がったものが役に立たなくても、地元企業にお金がばら撒かれれば、さしあたっての目標は達成されます。そしてその施設を誰も使わなくても公共事業としての目的は達成される。出来が悪い施設になったとしても、利用者は別の施設を使うだけの話です。

ところが、本当に利用者が使用したいほうの施設を「使用させない」という手法で、無理やり不出来な施設を使わせるというのは、かなりひどい話です。最近の公共事業は優先順位をつけるために、利用者数などで評価するようになりました。それはそれで大事な指標ですが、指標を達成するために、「不出来な施設でも無理やり利用者を増やせばOK」という発想は、本来の目的からは外れています。

私は実家が兵庫県なので、伊丹空港も関空も利用しますが、国内線で関空を利用したことはありません。もし国内線が関空縛りにでもなったなら、100%新幹線を利用するでしょう。伊丹空港に流れた客を関空に取り戻そうと、伊丹空港を使わせなくしたとしても、単に空から客が逃げていくだけの話です。

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忍者ハットリくん見てきました

実写版忍者ハットリくん見てきました。

娘(5歳)と二人で。

  • 最初10分の映像がイイ
  • 手裏剣なめの映像が多くてイイ
  • 音響が良かったので、手裏剣がぶんぶん自分の頭の横を通り過ぎる感じがイイ
  • 浅い笑いが適度にあってイイ
  • 子どもから大人まで理解できるストーリーでイイ
  • 全てのストーリーと映像が期待通りでイイ

アンパンマンやハム太郎クラスになると大人は退屈です。子どもと大人まで楽しめるものって、なかなかないのです。そしてこれだけの予定調和な映画を正面から丹念に作る人が少なかったのも事実です。いまどき、隠れている忍者に対して「そこだ!」ってモノ投げるシーンなんてなかなか見られないですよ。でも、僕は見たかったんですよね。

これいいですよ。ほかのアジア映画のサービス精神にも引けをとってないです。

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サンリオのデリカシー

先週娘二人とサンリオピューロランドに言ってきました。そして今日も近所のショッピングモールでサンリオショップに寄りました。

前回も今回も気になったこと。これをサンリオショップで売るか?

これがサンリオの秘密です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594028667/250-6404630-4413842

どうすれば儲かって、強い会社になれるのか!? 世界にその名を知られたビッグキャラクター、キティちゃんが誕生してはや25年以上。著作権ビジネスのトップランナー・サンリオが平成12年度にあげた売上げ高は約1200億円、経常利益は約350億円になる。けれど、この優良企業も、これまでいつも順風万帆できたわけではありません。手形詐欺にあって事務所の家賃も社員の給料も払えず、途方に暮れた時代もあれば、四期連続無配の屈辱的などん底時代も味わったと言います。、著者のサンリオ社長・辻氏はいかにしてはサンリオを儲かる強い会社にしたのか!!

「どうすれば儲かって、強い会社になれるのか!?」は書籍の帯にも書かれています。ピューロランドのレジ脇で売られているのを見たときには、「デリカシーねーなー」と思いました。

利益を出すのは大事です。しかしそれは一部のステークホルダーにとっての指標であり、ピューロランドに訪れる人たちが求めていることではありません。

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東京と大阪の物価

日経土曜版には「Nikkeiプラス1」というおまけがついてきます。その2面の「買物百科」が私は好きです。

家電製品の店頭価格が書かれているのです。最近は希望小売価格がなくなってきて、ほとんどがオープン価格になってきていますから、店頭価格の情報は大事です。

さらに、東京と大阪の両方のサンプリングをしています。例えば、松下のDVDレコーダーではこんなのです(2004.8.28)。

東京 93.8-94.5 大阪 94.5-105.0 (単位千円)

という具合です。 

興味深いのは東京のほうが家電が安いという点です。これに限らずかなりの割合で東京が安いのです。大阪の方が最低価格と最高価格に開きがあるのにも特徴です。

推測ですが、東京の家電業界のほうが、すぐに価格が「慣らされる」傾向にあるのではないかと思います。ちゃんと競争をしている。だから最低価格も低くなる。競争という観点では理想です。

単にヤマダとコジマが関東でがんばっているだけなのかもしれませんが。

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おめでた婚

ブライダル各社、「おめでた婚」に的/マタニティードレスも豊富 日経MJ 8/24より

「おめでた婚」っていうんですね。

結婚式の進め方だと準備にやたらと時間が掛かるので、妊娠がスケジュールに絡んだ夫婦を取りこぼしてしまいます。

おめでた婚で検索してみると、
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient-menuext&ie=UTF-8&q=%E3%81%8A%E3%82%81%E3%81%A7%E3%81%9F%E5%A9%9A
かなり多いですね。

プランをピックアップしてみるとこんなのです。


  • 最短3週間で結婚式ができる
  • 招待状がめちゃくちゃ早く送れる
  • 直前にドレスのサイズ調整ができる
  • 出向かなくても打ち合わせができる

どれも、妊娠していなくても、「あると嬉しい」サービスですね。これくらいデフォルトでやっててもいいです。

結婚式ってほとんどの人が初心者ですから、むやみに打ち合わせが多い状況であっても、「そんなものか」と思って、受け入れちゃうんだと思います。

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すぐに活かせる「日経」の読み方

すぐに活かせる「日経」の読み方(斎藤精一郎監修・日本経済新聞社編)

  • 日経は新書にして二冊分のボリュームなんだから全部読めるわけがない
  • 見出しとリードだけでも十分

重要なのはこれくらいでした。

この本どっかで読んだことがあると思ったら、家で日経をとり始めたときについてきた冊子と同じでした。あとこの本自体が、見出しとリードだけで読めちゃいます。

個人的には、日経の情報はグラフや表(数字つき)がある点が好きです。なぜかNet上のニュースでは、素データがありませんからね。これで140円は安いと思います。

ちなみに140円という表示は地下鉄の売店ではなかったので、はじめて日経を買ったときには、200円を恐る恐る出して、60円のお釣りをもらうことで、価格の確認をしました。

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東京都主税局のオークション

インターネット公売の落札合計価格は見積もりの約4倍
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040812-00000012-inet-sci

東京都主税局がYahoo!オークションでインターネット公売をやっていました。

落札価格は見積もりの4倍という「繁盛」っぷりで何よりです。

この試みはかなり面白いです。初期・ランニングともに「超低コスト」です。自治体が自力で「オークションサイト」を立ち上げるのに比べると、かなりの効率のよさです。

ここまでくれば、オークションだけではなく、自治体そのもののホームページなんかも、ジオシティーズで済ませちゃえばいい。CGIを動かすというのはなかなかないけど、CGIゴリゴリの自治体サイトってあんまり見たことがないから、ほとんどの自治体はジオシティーズで十分。

「無料のサービスだから信用できない」という見方もあるかもしれませんが、自力の管理でジオシティーズレベルの保守体制を持つのってかなりのコストです。

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ぴかテクが拓く

8/19日経朝刊9面「ぴかテクが拓く」より

  • 六本木バージンシネマでは、松下電工のLED照明「EVERLEDS」が使われている
  • LEDでは日亜化学工業、豊田合成など日本メーカーが開発・生産をリードしている
  • LEDは現在は、携帯電話のバックライトに採用されいるが、本格的な照明も使われようとしている
  • 蛍光灯に比べて、1/10の消費電力で、寿命は10倍以上
  • しかし明るさが足りないのが課題
  • 国内照明を全てLEDに買えると中型原子力発電所十一基分の消費電力が節約可能(金属系材料研究開発センター)
  • 東京都は都内の信号を全てLEDにすることで、電気料金を1/8に減らす方針。
  • 沖電気は業務用LEDプリンターを発売。レーザプリンターの8割の大きさ。

夢があります。漫画でもアイディアが思いつくときには、頭の上に電球がともったりします。テクノロジーによって「灯り」発明されるのにはわくわくさせられます。

私の家のマンションは250世帯あるので、管理人さんは廊下の蛍光灯を取り替えるだけでかなりの苦労らしいです。LEDになることで、電気代だけではなく、「取替えコスト」や「取替えリスク」(ほとんどの照明は高い位置にあるため)の両方を削減することが出来ます。

家の蛍光灯が切れたときなんかは、夜に取り替えるのに苦労します(あかりがないから)。昼間は明るいから、つい代えずに過ごしてしまう。脚立がなくて、キャスターつきの椅子の上に立って取り替えたりしたときなんかは、「このハイテク時代にこのどんくささ」とがっかりします。年に1回の作業だったりするもんだから、どうすれば天井から蛍光灯が外れるのか毎回悩みます。

家庭用の照明こそLEDでいいかもしれませんね。

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アテネをミテネ

アテネをミテネというキャンペーンを民放がしています。
http://www.daily.co.jp/gossip/2004/07/27/136789.shtml

駄洒落だとか女子アナのセレクションに関しては突っ込みません。気になったのは次のキャッチです。

感動オリンピックは民放テレビ132社で

「132社」多すぎませんかね。オリンピック一つ流すのになんでそんなに会社別に「散らす」必要があるのか。しかもポスターに出ているのは在京キー局5社のアナウンサー。

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レコード件数0件

車の中で子どもと時間をつぶすときには、ケータイのカラオケをよく使います。

トップメニューからカラオケにたどり着くだけでも一苦労ですが、「カラオケ」カテゴリの中でもわんさとカラオケサービスがあって、選択の基準がわかりません。そのダメっぷりは別の機会に突っ込むとして、一番ひどいなぁと思った設計を挙げます。

曲名検索をしました。そのメッセージが「検索されたレコードはありませんでした」です。おそらくレコードというのは、レコード大賞のレコードではなく、データベースのレコードのことでしょう。設計をせずにそのままコーディングしているのがバレバレです。ACCESSやファイルメーカーをデフォルトで使用しているのならわかるのですが、自力で作ったであろうサービスがこれでは困ります。

結局ほとんど欲しい曲って見つからないのですね。子ども向けに「およげたいやきくん」やらミッキーマウス系の曲を探すのですがあまり見つかりません。探す価値があるのかどうかもわからないですね。それで「レコード件数0件」の嵐です。

PC向けのインターネットサービスってそのユーザビリティの研究がだいぶ進んでいています。


  • 一つ買うと、似たジャンルの商品(例えば同一著者の本)を薦めてくれる
  • 続けて買うことができる(買い物かご機能)
  • 頻繁に検索されるサービスはトップページに出したりする(Yahoo!はそう)

どれも当たり前のことですが、ケータイのサービスではなかなか行われていません。

ひどいのになると、着メロ買うたびにトップページに戻ってしまうケースもあります。つまり一つしか買えない仕組み。

逆に言えば、まだまだケータイのサービスは手の付け所があるということです。

ちょっとログを見れば、来店数に対して購入数の少なさが一目瞭然でしょう。そのうち「検索件数ゼロ」のログも大量に残っていると思います。通常の店舗では「買いたくてもサイズが足りずに見つからなかった」というような情報は、のどから手が出るほど欲しいものですが、ケータイサービスではそこいらじゅうに転がっています。でも利用してなさそうです。

「検索件数ゼロ」や「サービスメニューの迷子」は、顧客にとって見ればサーバダウンとかわりません。損失額に換算することも可能です。

まず手始めにできることがあるとすれば、曲名検索の「ひらがなしばり」をなくしてはどうだろうと思います(わりとこの制限は多かった)。ひらがなでも検索できることはよいサービスだとは思いますが、カタカナで検索する顧客を拒否する理由はあまり見つかりません。

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配当の禁止病院に徹底

Netでは記事が見つかりませんでした。8/14日経朝刊4面より。

<配当の禁止病院に徹底> 厚生労働省は医療法で定めている医療法人による配当の禁止について徹底させる構えだ。医療法人に定款の変更を促し、出資者が脱退する際などに剰余金の一部を払い戻す「事実上の配当」をしないように指導する。医療法人の非営利性を強調する事で、株式会社の病院経営参入論をけん制する狙いがあるが、効率的な企業経営により医療の質を向上をめざす政府の規制改革・民間開放推進会議が反発するのは必至だ。
「株式会社の病院経営参入」をめぐる主張
厚生労働省 規制改革・民間開放推進会議
利益追求の結果医療費の高騰を招く恐れがある。 多用な競争が生じれば患者の選択肢が広がる
利益が上がらない場合の撤退で医療の継続的な確保に支障が生じる 現行の医療法人でも経営が悪化する例があり、株式会社と違いはない
非営利原則の下で病院経営を効率化し、質の高い医療サービスを提供すべきだ 経営、資金調達などに長じた株式会社の参入で病院経営を効率化できる

厚生労働省の「すがすがしいまでの」抵抗勢力っぷりですね。

どんな調達方法であれ、組織を経営するには「資金調達」が必要です。借金か株式かは調達方法の違いでしかないです。私は株式とは「恩師による出世ばらいの借金」だと思っています。出世するまで待ってくれるけど、だからといって、勝手に勤め先を断りもなく変えるのはよくない。配当は「儲かったときにだけ渡す利息」です。配当を否定するなら、借金に対する利息も否定しなくちゃいけない。借金は株式ほど経営に口出しされることはありませんが、利息でクビが回らなくなったらおしまいです。倒産は「銀行の取引停止」で終了になります。普通の会社では、株主資本比率があまりに低いと、借金さえ難しくなります。「やばい会社」ですから。

ということで、借金であれ株式であれ、資金調達に対して元本割れしたビジネスを続けることは許されません。

構成労働省側は「非営利」という言葉を多用しています。これって「儲けすぎない」ということをいっているに過ぎなくて、顧客を満足させるという意味合いは含まれません。そしてその手段としての資金調達の発想もありません(利回りを生まないから)。「誰も喜ばせないしそのための資源も調達しない」ということを謳っているようにしか見えません。

ちなみに株式会社の形態をとったとしても、「非営利」は可能です。「非営利」をよしと言っている組織(例えば厚生労働省)が筆頭株主になればいいのです。そこで「収益性(売上と利益の比率)と効率性(資金調達と売上の比率)」を白日の下にさらしちゃう。どの程度の非営利かを示してそれでも「この程度の非効率性ならやってよし」なら赤字分をどんどん増資しちゃえばいい。

とっぴに見えるかもしれませんが、銀行なんかも「大事なインフラ」かつ「株式会社」です。本当にやばい時には金融庁が「資本注入」をして、補填をします。「国有化」という選択肢もあります。

ということで、株式会社になってもそのサービスレベルで心配するようなことはなく、利息の心配のない(っていったら株主に叱られるけど)資金調達ができ、さらに「ディスクロージャ」という形で組織の透明性が高まるという点で、「ちょっとだけ」株式会社の方が現在の医療法人よりもいいです。

もちろん、今の医療法のままだと株式会社にしても、株主のなりてはないかもしれません。いろんな規制やら報酬のルールががんじがらめになっていて、顧客満足度を高める手段は限られています。

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ユニバーサルサービスは公平か?

郵政民営化で「ユニバーサルサービス」が話題になっています。本来は、地域だけではなく老若男女・ハンディキャップ有無を含めて「ユニバーサル」なのですが、郵政に関してのユニバーサルサービスは「田舎にも郵便局を」というお題目で言われているようです。

今の日経の一面で「郵便局」というずばりそのままの連載があって、結論は「今の郵便局は非効率」です。データも揃っており、いかに郵便局の局舎が「数だけは多いけどでたらめな場所に建てられているか」ということが分かります。「どこでもいいから郵便局作りたい」という願いのはけ口が「ユニバーサルサービス」という言葉に置き換わり、「ニーズのないサービス」を野放しにしてしまうのでしょう。

ちなみに郵便局ってコンビニの数といい勝負しているのですが、通勤や通学の途中にほとんど引っかかることありません。必要な場所に建てられていないからです。郵便局とローソンが提携していますが、「場所が命」のコンビニと「まず場所が変わることのない郵便局」とはそりが合わないようです。

ユニバーサルサービスの話に戻ります。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/47/naruhodo143.htm

ユニバーサルサービスとは、たとえ山間地や離島でも、日本国内なら同一の料金体系でサービスを提供することだ。郵便は通信などと並んで国民生活に欠かせないサービスのため、郵便法第一条は「なるべく安い料金で、あまねく公平に提供する」と明記している。

「あまねく公平」にしなくちゃいけないから、民間には任せられないという論調がありますが、宅急便や佐川急便なら相当田舎でもOKです。私の実家もかなりの田舎(ケータイ電場が届かないクラス)ですが、わざわざ集荷にも着てくれます。

田舎は交通の便は悪いため、運送コストはかさみますが、地価は安いです。それぞれの土地のメリットデメリットがあって、それはその人達の価値観に応じて住んでいます。地元に大学がなければ大学の近くに住むだけですし、就職先がなければ、就職先を求めて都心に住むのでしょう。逆に漁師になりたければ、海の近くにすまなくちゃいけません。住む場所に応じて、その人が受けることのできるサービスは全く違います。デメリットだけを公的機関が補填するというのは、かえってバランスを崩しています。

公務員の給料や大企業の給料でも地域格差が問題になりますね。同じ給料でも住む場所によってその価値は違うので、むしろ不公平になる。金額を揃えるだけで「公平」とは言えないです。

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石播、国内生産体制を見直し

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040811-00000008-nkn-ind

工場ごとに生産品目を特化するとともに、相生工場(兵庫県相生市)の分社化などを検討する。

私の実家は兵庫県相生市です。石川島播磨の「播磨」です。元造船の町です。今は相応に寂れています。しかしそこに住んでいると、「徐々に」寂れているので、よく分からないんですね。私の母も平気で、「地元で就職すればいいのに」というようなことを言います。

決算書を見てみると、16年3月期では、営業赤字でした。ただキャッシュフローは改善していて、営業活動のキャッシュフローもプラス、投資活動のキャッシュフローもプラス、そして財務活動のキャッシュフローはマイマス(借金を返している)です。

ちなみに石川島を調べたのは、このニュースを読んだからです。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20040814AT1D1302R13082004.html

2008年に中国で開催される北京五輪を控えて、交通網整備のためのシールド掘削機の需要が伸びている。石川島播磨重工業が三基、三菱重工業が2基を北京市内の地下鉄工事用に相次ぎ受注した。両社とも受注額は10億円以上になったもよう。

それで、「僕の実家も活気が戻るかなぁ」と思って調べると、「国内生産体制見直し」なのでしょんぼりです。

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海外からも、日本のテレビ番組が観られる

録画ネットというサービスがあります。
http://www.6ga.net/

TVチューナつきPCをハウジングしてくれて、そのマシンが録画した番組をユーザがネット経由で観るという仕組みです。

ハウジングしているのが関東圏のようなので、このサービスでは関東の番組しか見れませんが、画期的だと思います。以前に「関東で関西の番組が見たい」と書きましたが、同じ仕組みで関西の番組も見れるといいなぁって思います。

録画した番組を完全公開するわけではなく、契約者本人しか見れないので、著作権上も問題が少ないかなぁとは思っていたのですが、訴えられていますね。
http://www.6ga.net/x_index.php

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責任の所在

国がかつて「妥当」と評価 美浜3号の配管安全対策
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040812-00000055-kyodo-soci

結果的に、11人もの死傷者を出すに至った電力会社のずさんな取り組みを見逃した国の監督体制も問われそうだ。

この記事も本気でいっているのかどうかわかりませんが、管理報告にはんこおしたところで、安全性は高まらないですよ。

「責任の所在」を明確にするのと「リスクそのものを減らす」のとでは別ものです。組織が大きくなると、自分から責任が移動するだけで、リスクが減ったように見えがちですが、全体のリスクが減っていなければ意味がありません。

システム開発でも、分厚い仕様書があって、それに顧客のはんこが押してあれば、ビジネスを継続しがたい機能欠落であっても、開発ベンダーには責任はないことになります。責任の所在が移動しただけでは、品質向上には役に立たないということは起こり得ます。

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美浜原発事故

蒸気噴出、4人死亡 営業運転で初の死者
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040810k0000m040015000c.html

営業運転で初の死者…よみがえる悪夢
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20040810k0000m040089000c.html

原発の事故っていろんな人の思惑が絡んでますね。反対派は「それみたことか」という反応でしょうし、推進派は「放射能が漏れたわけじゃないジャン!」となるでしょう。

「営業運転で初の死者」という見出しもどっちにでも転がりますね。多いととらえるのか少ないととらえるのか。普通のプラントだとそれくらいの死亡事故はありそうです。それとも、「原発なのに」管理が行き届いていないという点で、ゲームオーバーなんでしょうか。

原発という仕組みは、「きちんと管理できていれば」問題のない仕組みだと思いますが、「きちんと管理する」のは至難の業だと思います。管理をきちんとするための装置も当然増えてくるでしょうが、その装置も管理しないといけない。システムトータルの信頼性は、各パーツの累乗ですから、システムが巨大になってパーツが増えれば増えるほど、信頼性を保つことは難しくなる。

そこまでリスクをなぜ冒す必要があるのか?昔はあったんだと思います。今頃は原油が枯渇しているはずで、火力発電はめちゃくちゃ贅沢になっているはずだった。2000年過ぎてガソリンが100円前後なんてことがあり得ない。本当にリスクを冒すだけの価値があった「はず」だったんだと思います。結局今はエネルギーそのものは枯渇していないので、相対的に原発が「面倒くさい」存在にはなっています。

とここまで書きましたが、よく読むと事故が起きたのは「タービン建屋」の「複水管」なので、似たような事故は火力発電施設でも起きるかもしれないですね。別に原発ならではの事故ではないかも。

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地平の月はなぜ大きいか

地平の月はなぜ大きいか
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061181947/249-0900962-5967568

という本を読みました。

地平の月は大きく見えます。それがなぜかということだけで一冊の本がかけてしまっているのです。ややこしいのは「見える」という感覚に頼るしかない点です。何らかの客観的な計測手段を持ち出すと、そもそも「大きくない」のです。

だから、色んな人の感覚を聞いて回るしかない。そもそも日本人以外も大きく見えるのか。現代人だけではない人も大きく見えるのか。昔の人にインタビューするわけにはいかないから、洞窟の壁画を参考にする。

結局は決定打となる説はないんだけど、やっぱり「地平の月は大きく見える」のは古今東西変わらないようです。こんなに身近な現象なのに「分からないこともある」というのが面白いです。

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ロナウジーニョの強さ

ちょっと遅いですが、欧州リーグの日本興行について。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040804-00000123-mai-spo

ロナウジーニョ好きなんです。彼を誉めす。

本当に何をしてくるか分からないですね。彼を止めようとしても、うかつに手を出せない。手を出せないから何もできない。でも彼を見ていないといけない。彼を見るあまりにボールへの集中ができない。彼とボールを見なくちゃいけないんだけど、そこに気をとられてると、彼以外のプレーヤ、つまりパスの出し先へのケアが薄くなる。結果ロナウジーニョはパス出し放題になってしまう。

ピッチの上にいるDFはプロですから、ロナウジーニョがいくらうまいからと言って、「彼の動きばかりにとらわれて」というのも失礼な話ですが、多少は影響あると思います。

「何してくるかわからない」という理由で相手の的を絞らせないというのは、ゲーム理論でいうところの「ランダム化戦略」です。得て不得手があったとしても、いろんな手をランダムに出すことで、相手に準備をさせないという作戦は有効です。

と無理やりですがビジネスの話題に結び付けてみました。

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テレビ広告費

8/8日経朝刊29面より

  • 平日午後8-10時のNHK、民放各局あわせた平均テレビ視聴率は5年前の42%を境に低下に転じ、昨年は40%の大台を割った
  • 電通によると、テレビ広告費は4年前に二兆円を越えた後、頭打ちとなった。テレビ広告費の減少分はインターネットなどの他の広告媒体に向かっているとみられる

書籍業界が落ち込んでいる時には「本を読んでしかるべき・・・」と言っていましたが、さすがにテレビ業界は「テレビを見てしかるべき・・・」とは言わないですね。いずれにしても、市場が縮小している中、エンタテインメントの種類やメディアの種類は増えているわけで、オールドタイプのメディアは相対的には縮小せざるを得ないです。

あくまで相対であり、「睡眠時間を削ってでも」テレビもインターネットも見させることができれば、テレビ視聴率は確保できるので、これも「相対的にも」優れたコンテンツを提供できればそれでもいい。

ちなみに実家のテレビが新しくなっていて、テレビで番組表が見れるようになっていました。私が一番よく見ていたのはテレビ番組表でした。テレビっ子にはたまりません。

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イノベーションの本質3

エエことメモ。

p.309

では、日本の現状はどうでしょうか。多くの企業を回って感じるのは、特にミドル以上の層が「分析マヒ症候群」ともいうべき状態に陥っていることです。何かというとすぐ分析が始まり、「市場の状況はこうであり、競合他社はこういう状態にあり、したがって、わが社のとるべき最適なポジショニングは・・・・」といった具合に傍観者のスタンスで仕事と関わる。あるいは、自分の会社をことあるたびに批判する。リストラが進む中で会社に対する信頼を喪失し、夢も思いもなく、ただ人事評価システムから外れないようにと上から言われたことを要領よくこなしていく。主体的な当事者意識の決定的な欠如、実存性の欠落、これが今の日本の企業が抱える最大の問題です。

p321

「われわれの競争相手は同業他社ではなく、日々目まぐるしくニーズが変化する顧客そのものです」(鈴木敏文)

鈴木敏文さんの発言を補足します。「お客様のため」ではなく、従業員そのものが「お客様の立場になる」ことで顧客ニーズに応えようとしています。どれくらい「お客様」になりきれるかという点で、「競争相手は顧客そのもの」なんだと思います。

だから、鈴木氏は「他店見学をしてはならない」とまで言えてしまう。

アプリケーションシステムでも、どうしても競合との比較で価値を表現しようとしがちです。いろんなスペック(機能や性能)があって、それに対して○がある。○が多いわが社の製品が優れていると。特にそれを感じるのはデータベースシステムなのですが、ほんとどうでもいいスペックだらけです。その機能は何パーセントの顧客が使った経験があるのかという情報が欲しいくらいです。ちなみに私の周りでアーカイブログにしたがって、Oracleのデータを復旧させたことのある人って見たことがないです。

インターネットの掲示板システムはデータベースシステムとは全く別に進化してきています。競合があるわけでもなく、単に「自分たちが使いやすいように」進化してきました。こういうもの方が価値あると思っています。

私の持論ですが「まかない飯がうまい」というのを一つの価値判断とおいています。まかない飯というのは、飲食店の従業員が食べるご飯のことです。自分たちが顧客となって自分たちのサービスを味わう。まかない飯は見習いの練習としても機能しますが、先輩のジャッジは厳しいです。さらにサービスを提供する側が、顧客になりきることで、顧客の疑似体験もできます。まかない飯がまずい店はダメな店でしょう。

システム開発においても、自分たちの業務がシステム化できていない開発組織は、お客様によいシステムを提供することはできないです。

ちなみに似たような概念がマイクロソフトにもあるらしく、開発中のOSを自分たちが使うことを「ドッグフードを食う」(「戦うプログラマー」より)と呼ぶらしいです。最初は「食えたものではない」まかない飯ということでしょうか。それでも自分たちが食べることで、お客様に提供できるかどうかを判断するというその行為そのものは、ほめられるべき姿勢だと思います。

  • 顧客の立場になり
  • 自分が欲しいものを
  • 自分が作る
それがビジネスの醍醐味であり、それがなければ単なる奴隷だと思います。

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戦争のつくりかた

http://smile.hippy.jp/ehon/

要点はこんなところです。


  • 軍隊を持つのは戦争をしたいからである
  • 日本は戦争をしたくて憲法を変えようとしている
  • そして恐怖政治が始まる

言いたいことは、わかるのですが論理的にはめちゃくちゃですね。

  • 5W1Hのうちの「How」のみに触れられていて、「Why」に触れられていない。
  • 日本のみに触れられていて、他国に関して触れていない。
  • 戦争の行われかたのみに触れられていて、終わりかたに触れられていない。

軍隊をもったとして「なぜ戦争が起こるか」に関して全く触れられていません。戦争はあくまで政策上の手段にも関わらず、目的に関しては触れられていないのです。現在の紛争の多くは、「国民が心から戦争を欲している」場合もありますし、「大統領が国民支持率を上げるため」に国民感情を他国に向けるという施策をとる場合もあります。

今アジアカップで中国人サポータの日本人への侮辱的ブーイングが問題になっていますが、過去に政府が反日教育をしたとはいえ、心からの民意として他国への攻撃性は存在します。むしろ中国政府が火消しに回っているくらいです。

中東に関しても、歴史的・宗教的理由から、むしろ政府のコントロールできないレベルで、民意の中に攻撃性が存在します。だから、国ではなく「テロ組織」になる。法律なんてなくなって、戦争なんて始めれちゃいます。

ガルブレイスの「不確実性の時代」には、第一次世界大戦が始まった理由に関して触れています。


  • その頃は他国を攻めるのに理由は要らなかった
  • 今から思うと物騒なくらいみんな好戦的だった

理由もなく始まることさえあります。今の日本は「好戦的」から程遠いですが、他国はどうでしょう。

終わり方に関してはどうでしょう?「戦争のつくりかた」ではおそらく参考にしている情報は、第二次世界大戦の日本だと(しかもそれだけ)思うのですが、あの戦争が終わったのってなぜでしょう。


  • 民家もまんべんなく爆撃機で焼き尽くし
  • 原爆を二個ばかし落とし
  • 国の象徴である天皇の横に仁王立ちの写真によりプライドを捨てさせ
  • その国の法律から教科書から強制的に書き換えさせる

ひどいやりかたです。でも日本では成功した。イラクでは成功しなかったみたいです。

ということで、憲法という紙きれに何かが書かれることの問題視はスコープが狭く、戦争を始めざるを得ない背景を見に行くべきだと思います。そして背景を見に行くと、大変解決しにくい問題(歴史・宗教・セクショナリズム心理)なので、ちょっと考えたくらいでは解決方法が思い浮かばない。だから、憲法に「戦争しません」と言霊のように唱えていれば安泰、という発想になるのでしょうか。

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イノベーションの本質2

エエことメモ。

p.206

知識とは「正当化された真なる信念」と哲学では定義される。これは、知の源泉が個人の信念や思いにあることを意味する。知識は、信念や思いを源泉にし、思索や実践を通じて自分のものになっている情報であって、単なるデータや情報の集計ではない
(中略)
したがって、知識創造は常に個から発し個に帰着する。

組織内の課題をすぐに「ナレッジ共有の不足」と置いて、すぐに「ナレッジDB」を作ろうとしちゃケースはあとを断ちません。上の定義でいう知識もないのに知識を共有しようとしていたり、ほとんど更新されていないDBがうようよ立てられていたりします。

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「イノベーションの本質」野中郁次郎

「イノベーションの本質」を読んでいます。

プチプロジェクトXオムニバスです。それを野中郁次郎先生が「理屈」をつけて説明しています。後付けだからなんとでも言えるんでしょうけど、面白いです。よく言ってくれたと思います。

  • セル生産方式は、人をコストと見るのではなく、付加価値を高める存在としてみている
  • セル生産方式も一つのナレッジマネジメント。知はIT化では生まれない
  • 現場で暗黙知を共有してから形式知をを生み出して行く。サントリーでは安易にネーミングをつけてはいけない。
  • ホンダの役員プレゼンでは、チームが一枚岩か「人」が試される
  • 創造は論理分析ではなく「弁証法」から生まれる

「弁証法」は割と新鮮でした。哲学用語で敬遠しそうですが、なるほどと思いました。

論理の場合


  • 人間は死ぬ
  • ソクラテスは人間である
  • ゆえにソクラテスは死ぬ

帰納法だったり演繹法だったりしますが、いずれにしても結論があります。

弁証法の場合


  • 人間は死ぬ
  • 本当に人間は死ぬのか?
  • 肉体は滅亡しても精神は永遠に生きることもあるのではないか?
  • そもそも死ぬってどういうこと?

弁証法の場合結論がでるとは限りません。まずは矛盾している状態を起こします。そしてどっちかを切り捨てるのではなく、より高い真実を見つけ出すということのようです。こう書くとやっぱり分けわかんないですね。論理じゃないので。

イノベーションはどっかで「仮説」やら「熱意」やら「夢」が絡むので、論理では説明つかないです。ポストイットだって「付かない接着剤」がなぜかできあがったことに対して「面白い」と思って研究者間で発表しあったことがきっかけです。これを「面白い」と思えるかどうかというのは、論理では説明つかないです。

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携帯日本語入力 進化の系譜~POBoxの現在(ITmedia)

http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0407/29/news064.html?mc40

キーワードは「モードレス」です。

いちいち、入力モードを切り替えることなく、入力した後に一種の変換として、アルファベットや数値の候補を出してくれるというものが出てきているようです。

私の前の携帯は自動の予測入力ではなく、あえて→キーを押さないと予測結果が出ないタイプだったので、そもそも不便でした。

今のケータイ(A1401K)は、予測変換機能があるのですが、以下の点が問題です。


  • 予測変換をONにするとキー入力のレスポンスが遅くなる
  • 英数字を入力するのはモード切替が必要
  • 英数字は予測変換対象外(確かに変換は必要ないけど入力補完は欲しい)
  • 句読点は対象外

「て」と入力したら「です。」の句読点までセットで補完してよって気はします。句読点のように入力頻度が高いものが、別モードでなおかつ補完対象外になっているのは残念です。結局、「まる」の変換結果に「。」があることを利用して、今は、「ま」と入力して「。」を候補に出しています。

レスポンスの遅さを嫌ってA1401Kを使っている人の中には、予測変換機能をOFFにしている人もいます。こういった重い処理は、別スレッドにしてキー入力はキー入力で受け付けるようにすべきです。ケータイのアプリでスレッドを切れるのかどうかはわかりませんが。

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羽田新滑走路、メガフロート陣営入札条件厳しく

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20040802AT1D3008401082004.html

2009年の供用開始を目指す新滑走路の入札は2005年3月の予定。国交省は6月、応札する共同企業体(JV)は空港土木、港湾土木、舗装、鋼構造物の四工種について各2社・最低8社で構成することが必要と発表した。造船業界だけでは完結できず、総合建設会社(ゼネコン)などを引き込むしかない。

紙の新聞では「大型プロジェクトでは複数の業種からなるJVは珍しいものではない」と国土交通省は突っぱねています。本来、入札をする目的というのはむやみにでかいプロジェクトを、簡素に低コストで実現するためなんじゃないんでしょうかね。「土木屋さんにばら撒きたいだけなんとちがうんか」と勘ぐりたくなります。

せっかくの低コストの優れた技術があっても、「公共事業」が相手となると、そもそもの目的が「出来るだけ高コストで穴掘って埋めるだけ」になってしまうので、優れた技術はかえって邪魔になるということでしょう。

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関西のテレビ

夏休みに実家に帰っていました。そこでわかったこと。

●阪神の試合はめちゃめちゃ多い

まずラジオでは毎日放送と朝日放送の両方でナイターを放送していました。テレビではサンテレビが18時から23時(要は試合終了まで)放送していたのに加えて、毎日放送がナイターを放送していました。読売テレビは深夜に阪神を再放送していました。

いつでも阪神が楽しめる仕組みになっています。

●笑い飯もレギュラーがあった

「ニコイチ」という深夜番組で中川家が司会をしていました。そこに笑い飯もレギュラーで出演していました。再現VTRがあって、途中でクイズ形式で質問が出されます。笑い飯はそこでボケまくります。二人とも。

●陣内智則がずっと出ていた

なるトモという午前の帯番組があってその司会をしていまいた。ほかにも夕方のバラエティにも出ていました。

私の住んでいる千葉では、どれも見れません。特に陣内は好きなのですが、あそこまで大阪の番組に出ていたら、関東の番組には出れないでしょうね(エンタの神様くらい)。4時ですをやってた頃のダウンタウンもそうです。大阪で売れれば売れるほど、全国展開が遅れてしまう。反対に大阪でパッとしない、森脇健二や山田雅人が東京で番組に出たりしていました。最後には、どこの地域であろうと、面白いやつだけが残るのでしょうが、タレントはどんどん加齢しますから、鮮度は重要です。

優れたコンテンツがこの狭い日本の中で流通できていないという点にイライラしています。もっと陣内と笑い飯をくれ!

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ファインディングニモ

http://yugo-yamamoto.cocolog-nifty.com/uragami/2004/07/post_7.html#c489892
でのリクエストがあったので、ファイディング・ニモネタで話します。

ファインディング・ニモは映画館で娘と観てきました。

一番の感想は「カッチリ作ってるなぁ」です。それぞれのキャラがちゃんとキャラ設定(あたりまえだけど)されていて、きちんとネタフリがあって、きちんと次のシーンに繋がっていて、時間的にだれるころにちょっとしたイベントがあってと、「作品」というよりも「製品」のような感じでした。

個人的には、ピクサーの前の作品である「モンスターズインク」の方が好きです。モンスターズインクは、観客が誰の視点で見ればよいかがはっきりしており、視点がぶれることないという点で「カッチリ」しています。ただ、その視点が「無償の愛をなぜだか持ってしまう父親の視点」であるために、対象マーケットが狭くなってしまうという課題があったと思います。ファインディング・ニモはその反省を活かして、「父親視点でも子供視点でもいけるよう」に最大公約数を狙ったものでしょう。マーケティング面でも「カッチリ」しています。

モンスターズインクは娘が「怖い」と言って観にいけなかったのですが、ニモは娘と観に行けました。結局「見に行く行かない」で作品の出来が判断されるとすれば、ニモの方が「良い作品」になるのかも知れません。

ニモで感心したシーンは、「面白いとされるカクレクマノミにギャクを要求しグダグダになる」所です。ワールドダウンタウンという深夜番組を連想しました。この番組はアメリカ人キャスターがダウンタウンに「日本を代表するゲーニンのヒトシマツモト。何かうまいこと言ってくれ」とさぶいフリをするだけで時間が過ぎていきます。この「流れのないさぶいフリ」という感覚は、日本人でないと分からないと思っていたら、アメリカ人が映画で作れちゃうんですね。デリカシーのないものからデリカシーのあるものまで、「お前らなんでそんなに幅広い感情表現ができんねん」です。

こういった作品をアメリカのクリエータ集団が作れてしまっているというのにも感服です。きっとホワイトボードに囲まれた部屋で会議室で作品を組み立ててますよ。ただの推測だけど。

モンスターズインクをもうちょっと褒めときますね。


  • モンスターズインクが超優良企業 

    • 事故にIDが振られており危機管理がしっかり行なわれている
    • 従業員のモチベーションマネジメントもしっかりしている
    • 研修システムが充実

  • CMを通じてモンスターの世界を完結に説明している
  • 同僚や上司の裏切りというハリウッド映画の「お約束」を踏襲している

「真面目に丁寧に」作られています。

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blogの何がすごいのか

ココログをはじめて、まだ2週間くらいです。はじめてみて分かったことをメモしときます。

<運用面>


  1. 意外に続いている(すぐ止めちゃうかと思ってた)
  2. 意外にHTMLタグを書いている
  3. デザインに気が回らないのは変わらない

<技術面>


  1. これがPerlCGIで動いているというところに驚き
  2. エンコーディングがUTF-8だけどちゃんとCP932を使用しているっぽい(①~髙)
  3. 編集画面はJavaScriptを使用して、タグの入力補助ができるようになっている
  4. レイアウトもJavaScript&DHTMLを使用して、マウスのドラッグによるレイアウト編集ができるようになっている

技術面では、ただ感心するばかりです。ここまでの完成度のWebアプリは、大手ITベンダーからは出ませんでした。「投資決済をごちゃごちゃやってないで、さっさと動くアプリを作れ」てな感じで、blogは登場したんでしょう。ユーザとプログラマが一体だったので、ここまでの完成度になっているんだと思います。

本文中は「改行を段落として認識する」という機能があること以外は、普通のHTMLタグです。YukiWikiみたいに、「簡単入力タグ」があってもいいように思っていたのですが、実際に使い始めてみると、HTMLタグの直打ちもそれほど苦にはならないです。使うのは箇条書きくらいで、箇条書きの場合には、「簡単入力タグ」もあまり簡単ではありません。

本文中にちょっとした表を挿入する場合には、それこそtableタグをガシガシ書く必要があり、tableタグを書いたら罫線も上下左右を個別に指定したくなり、結局はHTMLタグの機能をフルに使う必要が出てきます。使用頻度の高いタグとスタイルはさほど多くないので、「HTMLタグを覚える手間」からむやみに逃げ回る必要はないですね。

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本の売上を計算してみた

http://yugo-yamamoto.cocolog-nifty.com/uragami/2004/07/post_8.html
の続きです。

本っていったいどれくらい売れているんだろうと思って、計算してみました。


  • 書籍の売上がトータルで年間1兆円くらい
  • 単価を2000円とする
  • 総販売個数は1兆÷2000=500,000,000個
  • 商品点数(流通している書籍の数)=60万
  • 1商品あたりの販売個数500,000,000÷60万=833個

ということになり、年間売上で平均をだすと1商品あたり833個の売上となります。

ベストセラーは百万部以上の売上がありますから、平均とは4桁ほどの差があるということになります。差がありすぎます。単純に売上比率を陳列面積に直すと、書店はベストセラー以外の商品を置く意味がなくなります。

と皮肉っていますが、要は流通させているほど「売れてない」というだけなんですね。売れていないこと自体はそれほど問題ではありません。問題なのは「売れないのに流通させている」という点です。

と思って、似たような情報を探していると、
http://www.docu-plaza.com/pub_news/psn0305/03051501.html
というニュースにあたりました。ここの情報だと、次のような算出となっています。

新刊推定発行部数は同〇・一%増の四億一、七〇六万冊と横ばい。新刊一点当たりの推定発行部数は同三・三%減の五、八〇〇冊となり、六、〇〇〇冊を割り込んだ。

私の計算と違っています。「新刊1点あたり」というのがポイントです。新刊は年6万点流通していますから、総流通量の10%くらいの割合です。さらに売上のほとんどは新刊ですから、本当は新刊のみを対象とするのが正しいでしょう。

「再販制によって60万点もの書籍を流通させている」というような内容のことを
http://www.jbpa.or.jp/saihan-faq.htm
で言っていますが、現状のようなガチガチの再販制をもってしても、結局は新刊(のうちのベストセラー)に偏った販売になっているということでしょう。つまり再販制の「多種多様な商品を読者(書店ではなく)の手元に届ける」という目的は達成されていません。

ちなみに、出版指標によると本が売れないのは次のような理由らしいです。

出版物の長期低迷はデフレ不況が長引き、所得の減少や雇用不安から将来の不安を感じ、消費マインドが回復しないことが最大の要因。その一方、対象読者の少子高齢化が急速に進行している。老いに関する本の大ヒットに高齢時代が見て取れるが、やはり、本をたくさん読んでしかるべき年代である大学生以下の若年人口の減少の影響が及んでいるといえる。また、インターネットや携帯電話の普及による情報収集とライフスタイルの変化や新古書店での売買、図書館の利用増もある。所有して読むというこれまでの読書行動が変化し、書店での購買に結びつかなくなっている。したがって、この構造的な問題にどう取組んでいくかが出版業界の課題ともなっている

「本をたくさん読んでしかるべき」と言い切っているところがすごいですね。単なる「情報収集」「エンタテインメント」の一つなのに。この論調を真似てみるとこんな感じで売上減を説明するとこんな感じになるでしょうか。

  • ダイエーにたくさんきてしかるべき世代が減ったことによる減収
  • パチンコをたくさん打ってしかるべき世代が減ったことによる減収
  • ミッキーマウスを愛してしかるべき世代が減ったことによる減収
  • 浜崎あゆみを聴いてしかるべき世代が減ったことによる減収
どれも事実として起こりうることかもしれませんが、普通は公の場では言わないですね(「しかるべき」とは)。市場は常に変化するものですし、変化についていかないことを前提にしちゃいけないと思います。

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