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オヤジ系vs技術系

オヤジ系 vs 技術者系の溝は埋まるか
http://blog.goo.ne.jp/hwj-sasaki/e/97037452d02c1ee5f5ee8e397f7a0eb4

私も技術者側の人間なので、「酒を飲んで腹を割って話す」ことに大した意味を感じません。重んじるのは「ルール」です。

「要相談」「応相談」に対して苛立ちさえ覚えます。「そこに居合わせる人間が」「その時間だけ」納得してそれでOKということに対して、「そこに居合わせない人間」に対してアンフェアな気がするのです。論理的であるかどうか関係なく、声の大きなやつの意見だけが「残る」ことが我慢なりません。

国会で何らかの法案が通りそうになる時にも、市民団体や野党は「議論が足りない」などと無意味な反対理由を述べることがあります。法案の不備を指摘するのではなく、単に「議論」を求めているという点に「面倒くさい動物だなぁ」という印象を持ちます。

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球団保有に必要な財務状況

http://www.chunichi.co.jp/00/spo/20041030/mng_____spo_____000.shtml

球界幹部は、ともに情報技術(IT)関連企業である両社の財務状況などを調査した公開ヒアリングの結果の一部を初めて明らかにし、「ヒアリングの内容を精査して両社の財務内容、会社の規模を比較すれば、どちらが選ばれるかは明白だ」と語り、この2点で上回っている楽天の優位を強調した。

財務の健全性を問うなら、そもそも非上場の企業は不透明だし、西武鉄道は有価証券報告書にウソ書いていたんだから、即刻退場でしょう。

ライブドアが不合格となるようなルールをもし公開したりでもすると、現球団の半分くらいは退場処分になるかも。ライブドアを「なんとかして落したい」気持ちはわかるけど、その理由をこねくり回せば回すほど、現球団のクビをしめるような気がします。

ちなみに、ダイエーや西武なんかを見る限り、親会社の財務が「ルーズ」なほど、野球は強いというのも皮肉な話です。ひょっとすると、「散財バカ」でないと野球は勤まらないのかも知れません。

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グリーンスパン

「グリーンスパン」を読んでいると、アメリカの「ニューエコノミー」と呼ばれていた時代の、何がNEWだったのかも、分かる。

オールドエコノミーでは、


  • 物価が上がる
  • 売上が上がる
  • 利益が上がる
  • いっぱい作るために工場に投資をする

という規模の経済が中心だったと。

ところが、こんなことが起こりはじめた、


  • 物価は上がらないけど
  • 利益が出てる
  • 投資はコスト削減のための効果に使われており
  • 売上が一定でもコストが下げれる
  • 在庫を減らす努力もあり
  • より少ない資本で同じ規模のビジネスができる
  • あまった資本で
  • 投資ができる

というように、売上より利益、利益だけではなく資本効率、という風に変わってきたと。

利益や資本効率が第一の指標になってくると何が起こるか。

株価が上がる。

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本田健

フィナンシャルジャパンも、後半はだれていました。本田健の記事があったりして、どんどん胡散臭くなっていきます。

本田健の文章はNetでしか読んだことがなく、「説得力ないなぁ」程度にしか思っていませんでした。紙メディアで本田健の文章を見たのは初めてかもしれません。

フィナンシャルジャパンP.155

「お金と幸せ」に関する知恵を、多くの人に分かちあうようになるにつれ、「日本の億万長者の実態を知りたい」と思うようなりました。こんな私の好奇心から生まれたのが『普通の人がこうして億万長者になった』(講談社刊)です。一二〇〇〇名の高額納税者にアンケートを実施した結果、資産規模一億円を超える資産家、約一〇〇〇名の貴重な声を集めることができたのです。

この調査から、億万長者のタイプを「ビジネスオーナータイプ」「専門家タイプ」...などに分けています。

素人目に見てもこの調査はひどすぎます。「億万長者」しか調査していないというのがひどいです。「億万長者」で一番多いのが「ビジネスオーナー」であるのは事実でしょうが、自己破産でも一番多いのは「ビジネスオーナー」でしょう。

著者がこのあたりのトリックを「悪意を持って」使っているのか無邪気にやっているのかは分かりませんが、確実に言えることは「まだまだだまされる人がいる」ということです。

私の知り合いにもマルチ商法に入れ込んでいる人がいますが、やっぱり「成功例のみ」をピックアップして、いかにマルチ商法が儲かるかを信じ込まされ、そして布教しようとしています。本田健もマルチ商法を推奨するような記述がちょいちょい見られます。ウソの信じ込ませ方もマルチの手法と似ています。

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BSEネタ

自民党BSE対策 食の安全に便乗した畜産助成
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20041025k0000m070141000c.html

アメリカ産の牛肉は全頭検査しなくてOKだけど、国産の全頭検査は税金使ってやりつづけますと。それに対して、「3年間の全頭検査の全額助成は食の安全対策というよりも、私たちの牛肉は全頭検査しているから、していない産地の牛肉より安全ですよと売りこみたい産地への畜産助成と考えるべきだろう。」と批判している社説です。

その通りでしょうね。消費者保護のフリをした生産者保護です。ちなみに20ヶ月以下の牛が、「検査しなくていい」のは20ヶ月以下が「BSEにかからない」からではなく、「検査しても見つからない」からです。

以下のURLがその科学的根拠に詳しいです(詳しいというか事実そのままなのですが)。
http://www.yasuienv.net/BSEPolitical.htm

「検査しても見つからない」からダメかというと、そうではなく、BSEが少々混じったところで、危険部位の除去で人へのリスクは十分下げれるとのこと。リスクだからゼロにはできないけど、他の生命へのリスクと比較するなら、十分無視できるリスクです。

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「安全神話崩壊のパラドックス」

「安全神話崩壊のパラドックス」(河合幹雄)

日経10/24朝刊の書評欄に載っていました。

  • 「犯罪が凶悪化した」というのは単なる思い込み
  • 犯罪の実数は増加していない
  • 殺人事件で殺された者の数などは減り続けている

とまぁ、世間の「進歩的な知識人」がいかに自分の思い込みをいつの間にやら事実にしちゃっているかというところかれ斬って捨ててくれています。

オジイやオバアはどうしても「最近の若いもんは」といいたいでしょうから、「最近は犯罪者が増えてきた」は割り引いて聞いておけばいいと。ただ、犯罪者数は減ったものの、「安全性が低下している」という漠然とした不安は確かに存在します。

32歳の私も、子どもの頃にも確かに、近所にはチンピラが存在し、恐喝を平気で行う子どももいました。しかし、私が高校生や大学くらいの頃になると、悪いやつがパッと見は悪く見えないのです。女の子は昔ながらの「スケ番」的なファッションは消滅し、みんなかわいくまとめています。反社会的な男性も、普通のカジュアルなファッションでそこに「怖さ」は感じられません。

悪者が区別しにくく生息地域も分かりにくくなったという点で、「いつ」「どこで」犯罪に巻き込まれるか分からない、という「リスク」の概念が、漠然とした不安をより大きくかきたてているのだと思います。

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「フィナンシャルジャパン」

「フィナンシャルジャパン」という月刊誌が創刊されました。とりあえず買ってみました。

表紙は竹中平蔵氏と福井俊彦(日銀総裁)です。対談もあります。1000円です。読むところは多いです。広告が少ないのが気になります(大丈夫か?)。

木村

二年前に竹中プランが出たとき、銀行のトップは「貸さないのではなく、資金需要がない」と強弁していました。自分の商品にお客がいないと言い張るというのは他の業界ではありえないこと。

福井

郵政と民間金融機関との間には大きな認識のギャップがありますね。郵政の方では、民営化によって本当に競争に太刀打ちできるようになるまで大変だと感じている。ところが民間金融機関のほうでは、郵政民営化後も「巨大なモンスター」として猛威をふるうと恐れている。どちらも正しい一面をついているかもしれませn。

竹中

なにしろ二万四〇〇〇店、ローソンの三倍の数のコンビニが日本全国に出来るわけです。そことアライアンスして商品を納入することが出来れば、強力な販売力を得て売上を飛躍的に増やすことが出来るかも知れない。

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「グリーンスパン」

「グリーンスパン」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532192285/249-6541206-2133140
読んでます。

経済の基礎も分かってなかなか面白いです。

  • 相場が上がったり下がったりするのはまぁいい
  • 一番怖いのは、信用と流動性がなくなること
  • 信用が薄れると流動性がなくなる
  • 流動性がなくなると信用もなくなる

株価が下がるってのは、その価格で取引が行なわれているってことなので、「上がると信じて買う」人がいるってことだし、「現金に変えようと思えば変えることが出来る」という流動性がまだ保持されている状態です。投資だろうと投機だろうと、取引が存在するってのはとても重要です。

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「タイヤキのしっぽはマーケットにくれてやる!」

「タイヤキのしっぽはマーケットにくれてやる!」(藤巻健史)を読んでます。

そんなに深い内容やノウハウが書かれているわけではないです。半分自慢で、もう半分は自嘲です。

一つ「ふーん」と思ったのは、藤巻氏がJPモルガンでやってた「ディーラー」という仕事です。

金融系の仕事って、保険にしてもファンドにしても、必ずお金持ちからお金を預かって、それを運用するというイメージがありますが、彼のやっていた仕事では、JPモルガンのお金(実際には資本市場から調達しているのでしょうが)をつかってJPモルガンのためにお金を儲けるという仕事です。

やっていることは個人投資家とあまり代わりません。違いがあるとすれば、リスク分散ができているということでしょうか。

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沖縄に原発

突然「原発」 驚き戸惑い 小さな島に“なぜ”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041016-00000014-ryu-oki

沖縄で原発の検討がされているとのこと。それ自体にはツッコミはなく、気になったのは以下のコメント。

観光立県をモットーとする沖縄で原発を導入することは自殺行為に等しい。風力発電など、環境を汚さないものを考えるべきだ。ドイツでは30年後までに原発を全廃することを決めており、風力発電などのクリーンエネルギーに切り替えている。日本が原発を推進していることは世界的な流れに逆行するものだ。(琉大矢ヶ崎克馬教授)
  • ドイツは30年後までに原発を全廃
  • ドイツは風力発電などのクリーンエネルギーに切り替えている

ここに噛み付きます。まず30年後って単に「今の原発を使い尽くす」って言ってるだけに過ぎないのではないかと思います。それ以上持たせろって言われるほうが酷。また、原発と風力発電では発電能力に差がありすぎます。じゃぁどうしてるんだろうって思っていると、結局のところ、フランスから電力を輸入しているのが現状です。
http://www.fepc.or.jp/shikihou/shikihou13/p8.html
そして、フランスの電力は原発80%。課題を時間的にも空間的にも移動させているだけで解決していない。あたかもそれで「課題が解決しているかのように」勘違いをしている人がいるということが一番の問題。

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インテル、4ギガヘルツの「ペンティアム4」開発を中止

インテル、4ギガヘルツの「ペンティアム4」開発を中止
http://it.nikkei.co.jp/it/news/index.cfm?i=20041015j5001j0

とうとう周波数が頭打ちになりそうですね。
3ギガでも十分異常なレベルです。ためしに3ギガヘルツのすごさを考えてみました。

光は秒速         300,000,000,000 mm
3ギガは1秒当たり    3,000,000,000 回動作する

したがって、3ギガヘルツでは1周期あたり100mm=10cmしか光でさえも移動できない。

巷のサラリーマンは、単に時間が足りないレベルで「物理的に無理です」なんてことを言いますが、MPUの周波数を今のサイズのままでこれ以上あげるのは、本当に「物理的に無理」かも。小さくしようとすると今度は熱持っちゃうし。

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次世代DVD、規格統一難航

10/14日経夕刊3面「次世代DVD、規格統一難航」

ソニーや松下がブルーレイを選んだのはハイビジョン放送を二時間録画するにはそれだけ必要だったからだ。HD DVDも記録面を似そうにすれば30ギガバイトになるが、三時間の長編映画「タイタニック」だと一枚に収まらない。

え!タイタニックのためだけに!?

歴史に関しても触れられていました。

  • ソニーと松下がブルーレイで、残り(NECや東芝を筆頭に)はHDDVD
  • ソニーと松下はベータとVHSの時には敵だったが今は味方
  • NECと東芝はビデオの時にはベータ陣営(ソニー陣営)だったが今は敵
前回の「反省」を生かしてなのかもしれませんが、チーム編成は大きく変わっていますね。

ベータとVHSの頃の分かれっぷりと似ているので、「消費者を無視しているのでは」という論調がありますが、私はそうは思いません。私の子どもの頃は家のビデオはベータでしたが、ベータとVHSが争ってくれたおかげで、ベータを捨てても惜しくないくらいの安さでVHSのビデオに買い換えることができました。その後も何台もビデオデッキは買っていますが、VHSがこれだけ息の長い企画になったのも、速い段階で世界大会の決勝戦が行われたからだと思います。

逆に速い段階で企画が統一された現DVD規格は、イマイチ決勝戦が分からないままズルズルきています。いまだにレンタルビデオはDVD一色にはなってないですしね。

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資産の価値はどうやって測るか

NTTの施設設置負担金が廃止されます。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20041009k0000m020161000c.html

俗に言う「加入権」です。転売が可能なため「加入権」と扱われていますが、NTTに返すことは「もともと」できません。

でも、その辺を理解できてない人が、わんさかいます。
http://slashdot.jp/article.pl?sid=04/10/09/0441239&topic=29&mode=nested

よくあるのが「資産なんだからNTTが引き取れ」という論調です。まず、資産になるからといって、一次販売元が引き取らなくちゃいけない話はないですね。そんなことを言ったら、バブル時にマンション売った会社は値崩れしたからといって、販売元が引き取らなくちゃいけない。当然営業マンは「資産になりますよ」といいますが、資産の市場価値は営業マンや不動産屋が決めれるものではない。資産は価値が市場で認められているから転売が可能なのであって、市場での価値がなくなれば転売できない。ただそれだけのことです。資産の価値は国が決めたりNTTが決めたりしているものではない。

国(国税)が決めたりNTTが決めたり(売価を)しているのは、あくまで「簿価」であり、簿価は資産価値とイコールではない。簿価と価値のズレを直そうとしているのが、減損会計だの時価会計だの最近の流行なわけです。主に「資産価値よりの簿価がはなはだしく高い」ことに対する対応ですね。

したがってまとめるとこういうことでしょうか。
・施設負担金は資産としての転売・保有価値はないので販売も停止
・したがてって簿価もそれにあわせて低くする(土地だって減損するし)
・その価値はNTTでさえ決めることは出来ない(販売価格設定はできるけど)
・問題は簿価が急に変わる」ということであり、その辺は緩やかに帳尻を合わせろ

施設負担金がなくなるのは当然のことであり、資産の価値が変化することそのものに対して、NTTに対してごねるのは、知識不足です。

逆に資産の価値というものを理解せずに、漠然と購入価格をベースに「俺は資産を持ってるんだ」って思っている人が多いということですから、転売可能であるという事実を元に高い物を売りつけることは、まだまだ可能であるということでもあります。

自動車なんかは、中古車の「現在の価格が比較的高い」事実をベースに新車の値崩れを防ぐこととかはできそうですね。

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ポピラ買いました

ポピラ買いました。トイザラスで1500円(安っ!)。
http://www.takaratoys.co.jp/e-kara/popira_top.html

以下ポイント。


  • キャプションはぜんぶひらがななので、幼稚園児でも問題なし
  • めちゃくちゃ簡単なモードから難しいモードまでシームレス
  • 対戦モードではちゃんと「お邪魔ボール」が出てくる
  • 乾電池でも十分遊べるので、セッティングと後片付けが楽
  • リズムが正確(ハム太郎パソコンはちょっとずれてた)

そして、これもXavixテクノロジー。Xavixスゲー。

問題があるとすれば、乾電池でも十分遊べるということをあまり店頭では分かりませでした。ポピラ本体が1500円なのにACアダプターが1700円したので、めちゃ悩みました。100円ショップで乾電池が17回買えることから、悩んだあげく乾電池モードで遊ぶことに決めました。こんなつまらないことで悩ませてくれるな。

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すがすがしいほどの官

政と官が育てる詭弁学=論説室・玉置和宏
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/sui/news/20041003ddm008070103000c.html

総合規制改革会議で、「なぜ理容師と美容師はが同じ場所で働けないのか」について、厚生労働所課長がなぜか「抵抗」しています。

カットというのは一から随分違う。職人の一つの文化で、効率性を追求するため軽々に変えていいものか。

「文化」って便利な言葉ですね。議論をあっけなく打ち切ってしまう。

  • 女子ブルマーは文化です
  • 男子の丸刈りは文化です
  • 徴兵制は文化です

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「レイクサイド」(東野圭吾)

「レイクサイド」(東野圭吾)を読みました。

好きですねぇ。これ。東野作品らしく、犯人さがしだけではなく、動機にもテーマがあります。動機だけをテーマにしたのは、「悪意」ですが、あれも好きな作品なのです。

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「金融工学こんなに面白い」

「金融工学こんなに面白い」(野口悠紀雄)を読み始めています。

グロービスのファイナンス基礎で金融工学の端っこを習ったので、深めようかなぁって。

この本「イイ」です。金融工学の「基礎の基礎」を一冊にまとめています。


p38
(効率的市場仮説に対して)


 道に金貨が落ちているのを見つけたときに、「本物の金貨ならとっくに誰かが拾ってしまっているはずだから、落ちているのは偽者に違いない」と決め込むようなものだ。誰もがそう考えるなら、本物の金貨が道に転がっている事態が生じかねない。
 株式市場においても、全員が効率的市場仮説を信じれば、市場は効率的でなくなってしまうかもしれない。

p40
(市場を出し抜くことができないということに対して)

 しかし、「実用的」とは、「何でも出来る」ということではないのである。実際、誰もが認めるように、タイムマシンを製作することは出来ない。将来の株価の予測は、ある意味で、タイムマシンで未来をのぞくようなものだ。われわれは、また、永久機関も錬金術もありえないことを知っている。これらが不可能性であると認識したことが、近代自然科学の出発点だ。「できることと、できないこと」の境界を正しく認識する必要性は、自然科学だけのことではない。経済・社会的な問題についても、同じように重要なことであり、それこそが合理的な方法論の出発点なのである。

↑ここ「カチャッ」っとはまりました。確かに永久機関も錬金術も全否定の対象ではない。

p59
(証券の分散投資や保険や先物などでのリスク分散に対して)

 こうして、単独の企業や個人では対処できないリスクに対して、社会全体として対処することが可能なのである。現在の経済は、リスクの分散や移転の仕組みを用いることによって、一個人や一企業では挑戦できないリスクに挑戦している。
 これらは、ロビンソン・クルーソーの島では、利用できない仕組みである。クルーソーは、保険をかけることも、本格的な分散投資もできなかった。したがって、リスクに対しては非常に慎重な態度をとったはずである。

金融工学って言うとどうしても、オプションやデリバティブでバリバリ儲けるという気がしていましたが、「個人では背負えないリスク」を社会で負担することで、世のため人のためになっているし、大もうけは出来ないけど大失敗を防ぐことのできる、「心温まるテクノロジー」って感じがしてきます。

p.72ではリスク分散の例として「試験科目は多いほうがいい」としています。得意な科目があったとしても、少ない試験では大失敗の可能性があるからです。

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こんな株価取得ソフトが欲しい

要求分析

●ポートフォリオを作る目的
リスクを最小限にしてリターンをあげる。

●アプリケーションの目的
ポートフォリオを作るための株価取得ソフトを作りたい。ある銘柄を入れることで、本当にリスクが分散されるかどうかを直に判断できることが望ましい。

●ベータの収集
MSNマネーのサイトではβが取れるので、そこでβを取得したい。

●ポートフォリオのチャートを描きたい
個別銘柄ではなくポートフォリオのチャートを描きたい

●リスク(標準偏差)を取得したい
ポートフォリオの標準偏差を取得したい。

●リスクとリターンは「対TOPIX」で評価したい
景気に流されたのか、それ以上のパフォーマンスを上げたのかは重要。

●相関を直に調べたい
ポートフォリオの中の銘柄同士や、対TOPIXとの相関を知る。

さらに別アプリケーションとしてこんなのが欲しい

●低β一覧
ベータが低い一覧を出す

●低per一覧
PERの低い銘柄ランキングを出す

●高流動性&低リスク一覧
出来高が多いけど、値の動きが少ない銘柄をランキングする。実は欲しいのはコッチ。

●低PBR一覧
村上ファンドが目をつけそうな銘柄一覧。本来なら「株主軽視」の企業だが、「まだ株主貢献する余地がある」と見ることも出来る。

●低β一覧
ベータが低い銘柄を出す。

●売買単価40万円以下で絞る機能
この機能がないとぶっちゃけかってらんない。

●高レーティング一覧
一応レーティングも参考にする。レーティングはYahoo!、MSN、インフォシークを横断する。

●高アーニングサプライズ一覧
アーニングサプライズも参考にする。インフォシークで公開している。

●高売上高成長率一覧
成長率の高さは現在価値を高める。特に成熟市場でも売上が伸びているところを探し出したい。

●高ROA一覧
調達手段に依らない効率性を見たい。同業種で比較をする際に使用する。

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