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ニッポン放送の焦土作戦

ニッポン放送が焦土作戦に出ました。

焦土作戦とは
侵入してきた敵に武器や食料を残さないように焼き尽くす軍事作戦から転用して、企業の合併・買収(M&A)の際に買収される企業の重要な資産などを売却して魅力を減らし、買収するための手法。M&A用語では「クラウン・ジュエル」と呼ばれる。王冠を買収対象企業になぞらえ、王冠の宝石を外すことで王冠の価値を減じることを狙う(3/15日経朝刊3面用語解説より)

そして、ニッポン放送がライブドアからみた買収の魅力をそぐために、保有しているポニーキャニオン株の魅力をそいでしまおうということをしています。ポニーキャニオン株を売ってもいいのですが、そうすると今度は大量の現金を抱えてしまうので、別の「ジュエル」を保有してしまうことになる。とにかくニッポン放送の株主価値をなくすことが目的ですから、できるだけ経済的に非合理的なことをやってしまうというわけです。なので、フジテレビを引き受け先としてポニーキャニオン株の増資をしようというわけです。

「グループ一丸となって」上場企業同士が持合を続けようとするとこういうことになります。こういう流れです。


  1. 株式を持ち合っている企業(A社とB社)が両方上場

  2. 一方の株価が下がる(例えばB社)

  3. するとB社が買収可能になる

  4. B社を買うとA社の株式もセットでついてくる

  5. 部外者を排除するために、A社とB社同士で増資しまくり

じゃぁなんで上場しているの?ってことです。問題の根本は、グループ企業同士が株式を持ち合ったまま、親子上場しているということ。グループをグループのまま維持したい場合には、子会社の全株を取得して子会社を上場廃止にするケースも多いのに、フジサンケイグループはそうしていない。どれが親会社ということもないときには、持ち株会社を作るのが普通です。フジサンケイグループは一度株主から「持ち株会社に移行しなさい」という提案を確か受けたはずなのですが、それも実行されていません。この提案は既に一年前に行われていました(が、今手元に資料がないので、また明日)。

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