IBMによるロータスの買収
「敵対的買収はアメリカでもうまくいく例は少ない」という言葉を聞きますが、記憶の中ではIBMがロータスを買収したのはうまくいったよなぁと思ったので、元ネタにあたってみました。「巨像も踊る」(ルイス・ガースナー著)P.194より。
- 技術を作るのではなく、「買う」のはIBMの行動パターンからもかけ離れていた
- IBMが欲しかった「宝石」はノーツであって1-2-3ではない
- ロータスCEOのトム・マンジには買収を断られた
- 買収する資産は人材であり、優秀な人材が去ることへのリスクは高い
- 敵対的TOBを継げた直後に、IBMのホームページ上で、ロータスの従業員と株主へのメッセージを掲載した
- ノーツを開発した天才技術者、レイ・オージをはじめ、優秀な人材を引き止めることが出来た
- 買収が成立した95年7月時点で顧客企業で使われていたノーツは約200万本。これが2001年末で9000万本に増加している
ガンガン買収を仕掛けるのを「アメリカ式」と呼ぶ人も居るとは思いますが、アメリカ最大級の敵対的TOBはものすごく繊細です。しかもその後も成功している。


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