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つんく♂インタビュー

R25(2005.7.29)より、つんく♂インタビュー。

プロデュースのコツについて

やっぱりその、もともとのモーニング娘。のコンセプトじゃないけども、“絶対的なお得感”を与えられるかどうかですよね。音楽を聴いて幸せに近づく感じがするか。ああ今日も一日得したなぁって思えるかどうか。結局、お客さんがいて成り立っているということを忘れないこと。高くても、得したなと思われたらいいんですよ。

「感動」ではなく「お得感」って言っているところがポイント。そこに対価が見え隠れする。価値の提供と同時に対価の回収まで見すえている。

「お得」という言葉はいいですね。節約とはちょっと違う。あくまで消費した上での満足度。

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松本大インタビュー

日経7/28朝刊17面より、松本大氏インタビュー。

日本企業の株主軽視に関して、

米国では上場企業の時価総額がGDPの約1.4倍に達する。これに対し、日本の時価総額はGDPの8割くらいしかない。この差は、日本企業が株主を重視してこなかった証だ。裏を返せば、日本では株主配分の余地がそれだけ大きいということだ。

最近の日本ではやっと、既存株主の満足度を高める方向になってきました。日本の株主の大半は企業の持ち合いでしたが、持ち合いも減ってきて、本当に老後のための資金を運用するという純粋な投資にシフトしてきました。

それでもまだ配分余地は残っています。経営者はこないだまでの不景気が頭にあって、せっかくためた利益を還元するのは不安なのかも知れません。

この「配分余地」を「将来配分されるかも知れない」と見てその銘柄を買う手もあるのですが、経営者の資質が変わらないと「今後も株主には配分されない企業」に投資し続けることにもなります。

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ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法(福田 和也)

読みました。★★★☆☆

速読法みたいな技術が書かれているわけではないです。なのでちょっと期待はずれ。

(p.186)
ただ、やはり、とにかく書き抜くという信念というか、確信が一番大事だと思います。
こう云うと無責任に聞こえるかもしれませんが、やはり書くことです。
一行、一行前に進んで行く。

たぶんそのとおりなんでしょう。でもそういう答えを期待してたのではないのですよ。

ちなみに私が本を読むときには、本の目次をめちゃくちゃじっくり見ます。大体の推測をします。推測というか期待ですね。期待を膨らませてから本文を読むとすんなりと効率よく読めます。もちろん期待はずれのこともあります。

福田氏の情報収集の方法で朝日新聞を読んでいる理由がいいです。

そしてまた、朝日の論調が――私は大いに気に入りませんが――いわゆる日本の世論的なものの大部分を代表しているということもまた、「情報」としては大事なことです。

私もあまり気に入っていなかったので読んでいなかったです。大事な情報が取れてませんでした。

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「はい、泳げません」(高橋秀実)

「はい、泳げません」読みました。★★★★☆

高橋氏はR25の連載で知りました。いつもは鋭く世俗を斬っていますが、この本は高橋氏が「大人になってから泳ぎを習う」という話。めちゃめちゃネガティブです。

私は一応泳げるのですが、長い距離を泳げるのは平泳ぎだけで、クロールはどんどん沈んでいきます。この本を読んで改めてプールに行くとクロールがそれらしく泳げるようになりました。

以下私が取り入れたポイント。

  • 泳ぐのではなく「伸びる」
  • 沈もうとすると浮く

クロールでも平泳ぎ並みに頭を沈めてみるとちゃんと浮いてくるんですね。今まで私は頭を高く上げようとするあまり、めちゃくちゃ上半身に力が入っていて、どんどん下半身が沈んでしまっていたのです。

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ライアーズ・ポーカー―ウォール街は巨大な幼稚園

ライアーズ・ポーカーを読みました。★★★☆☆

ソロモンブラザーズの中の話です。ウォール街と聞くとどうしても株式市場を連想しますが、その頃のソロモンブラザーズが扱っていた金融商品は「債券」です。パッと見は地味な債券を魅力的な商品に持ち上げて、大もうけして、債券市場そのものが魅力的になっていく中、ソロモンが凋落していくという時代の話です。

この本自体はウォール街の歴史(といっても実際には数年の話)について語っているのではなく、ソロモンブラザーズの中の異常性について書かれています。普通の日本人のサラリーマンから見れば、「ついていけない」ことだらけ。ガキの使いのドッキリみたいなことが新入社員に対して社長ぐるみで行われている。きっと楽しいんだろうけど、ひどい大人たち。巨大な幼稚園というサブタイトルはぴったり。

この本の後半ではソロモンにバフェットが資金援助する出来事もあります。「最強の投資家バフェット 」とあわせて読むと、「バフェットって投資先間違ってたんじゃない?」ってな感想にもなります。

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ワールド、11月にも上場廃止

ワールドが上場を廃止します。http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050725AT1C2500O25072005.html

報道では「究極の買収防止策」として紹介されています。上場は「誰が買ってもいいですよ」といっているようなものなので、それがいやなら上場をやめればいい。とてもシンプルな話です。上場しなくても株式会社である以上は、株式による資金調達は可能ですし、信頼できる株主に株を持ってもらえばいい。

日経7/26朝刊11面にワールドの寺井秀蔵社長のインタビューがあります。

長期的な投資を株主に納得してもらうには、かなりの量の内部情報を開示しなければならない。時にはその情報が競合他社に漏れる恐れも出てくる。

資本市場からの資金調達なしに拡大戦略が可能かどうかの問いに対して

銀行借り入れに頼るが、借入金の返済には楽観的で、十分に可能だと考えている。

正確には、「短期的な株主の回収圧力に比較すると」と言ったところでしょう。今のワールドの配当利回りは1%を超えていて、株価はここ二年で倍になっています。それでいて株主資本比率が65%です。これを「成果」と見ると立派ですが、これだけの「株主圧力がある」という見方もできます。

負債と利益の再投資で事業運営ができるのであれば、資本市場から調達する必要はありません。その原理にしたがった、ワールドは偉い。

親子上場の子を上場廃止にする例はありましたが、ワールドのような優良企業そのものが上場廃止にするのは、日本では初めてです。日本だと株式上場を「あがり」と認識する人が多いですが、本来、資本の調達は事業の「始まり」なのです。

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ネットで地上デジタル・総務省、光回線配信を容認へ

光通信網を使ってテレビの地上デジタル放送を配信する方針を総務省が出しました。(http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050721AT1F2001Q20072005.htmlより)

アナログ放送の終了が近づくなか、地方のテレビ局が対応できていないことの現状に対してリスクヘッジをしてきたようです。

それに対して日本民間放送連盟の日枝会長(フジテレビジョン会長)のコメント。

難視聴世帯向けの保管としての位置づけなら民放としても協力する。

域外の放送が見れないようにする技術が確立していなければ流さない。

と事実上のノーを出しています。

インターネット・ワールドワイドウェブの成り立ちからすれば、地域ごとに放送を「縛る」ということは意味を成さないでしょう。

もともと放送局が地域ごとに存在するのは、電波の届く範囲が限られていたからで、そのインフラを分けて運営しているに過ぎません。東京の人が大阪の情報を見てはいけない理由なんてない。なのにいつの間にやら、目的と手段が逆転してしまって、「コンテンツのオーナーシップ争奪戦」になってしまっている。

単にキー局を「中継」するだけの地方局は危機感があるのかもしれませんが、技術的な面での存在価値が薄れていることは確かです。サンテレビにとっての「阪神」のようなコンテンツがあれば、コンテンツメーカーとしての存在価値はあるかもしれませんが、「放送局」としての存在価値ではありません。

そして7/24現在フジテレビで25時間テレビをやっています。個人的にはあまり好きではないです。中の人は楽しそうではあるのですが、「ちょっと豪華な社員総会」を見せられているだけのような気がするのです。特に地方局とのちょっとしたゲームのノリがかなりサブイ。国からわりふられた貴重な電波でそれかいと。

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若者が就職しないホントのワケ

とりあえず、ニートの定義
http://ja.wikipedia.org/wiki/NEET

ニートは就職活動をしないという点においてフリーターや失業者とは違います。

社会に責任を見出そうとすると、誰かを攻撃することになるので、ニートに対しては「本人の問題」「引きこもりの延長」ととらえがちです。しかし、私はそうは思っていません。ニートが増えるのは以下のように思っています。

  1. 就職活動をちゃんとしないと入れない
    →いきなり自分をセールスするってのはなかなか難しいです。昔のようにOBがぐいぐい引っ張って就職することはなくなりました。社会に出る前に日本中を回って自分を売り込める人は非常に稀です。
  2. 企業が即戦力を求める
    →とりあえず入れて、ガンガン教育して育てていくということが減りました。
  3. 古株が辞めない
    →結局これが一番厄介です。バブルがはじけたあとの失われた10年では団塊の世代はあんまり辞めていないのです。確かに企業は社員を減らしていますが、単に採用をストップしているだけの社員減らしのケースが多いのです。結局ワリを食っているのは、若者なのです。

とまぁ、結局のところ不景気で若者を排除した結果でしかないのですが、あんまり団塊の世代を責めるのは、文章として売れにくい。ところが、そういう論調も出始めました。

「団塊の退職」コスト減、企業剰余金10年で88兆に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050722-00000005-yom-soci

要は団塊の世代が退職することで、企業は人件費を大きく浮かせることができますよと。その浮いたお金で、若年層を入れて育ててくださいなと。って言っていますが、裏を返せば、「団塊の世代が若年層の社会参入をせき止めていた」とも取れます。

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電子納税伸び悩み

日経7/18朝刊3面より電子納税が伸び悩んでいるという記事

  • 電子納税が開始後1年で106,000件の利用に度々待っている
  • 2006年に130万件という国税庁の目標は達成困難
  • 利用者が利用可能になるには手続きが多く合計5000円程度かかる
  • 還付には領収書が必要なため、インターネットでは完結しない
  • 2004年度と2005年度で見てもシステム整備などにそれぞれ90億円ほどの国費を投入

と、お寒い状況です。ユーザには負担が多い割には、経済的なメリットがありません。国税庁の事務処理が大幅に改善されるのなら、ユーザ負担を軽減してもいいはずですが、「パソコンを使える人だけが得をするのは税の公平性に反する」との声もあるようです。私はパソコンを使って国がやるべき作業をやっているんだから、今のようにコストメリットがないほうが不公平なような気がしますが。

とはいえ、私も確定申告をしたことがあります。紙ベースですが、そんなに負担はなかったです。

  • 税務署に電話
  • 必要な書類を持って税務署に行く(そしてプレハブのサポートセンターに通される)
  • その場で「簡単記入シート」に必要な情報を書く
  • それをもってオペレータさんに渡すと本当の「申告書」に必要な情報が記入されたものが印刷される
  • 印刷されたものに署名・捺印をすれば「紙での本物申告書」が出来上がり
  • 出来上がりを本当の税務署の窓口に出せば終了

いやー、紙ベースでも簡単です。ITとはほど遠く「OA」のレベルのコンピュータ化ですが、ユーザとしての不満はないです。電子申告をするには住民基本カードとかを発行してもらったり、電子証明書をもらったりしなくちゃいけないから、結果的に時間がかかりそう。わざわざ足を運ばなくちゃいけないのが面倒だったけど、それをすることで比較的簡単に「本人証明」ができている。

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国民年金の納付をカードで

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050717AT1F1600B16072005.html他、日経7/17朝刊1面より、国民年金と国民健康保険の納付を収めやすくするというニュース。

現在の状況

  • 国民年金の未納率は2004年度で36.4%
  • 国保の未納率は2003年度で9.6%
  • 未納額は年間3000億円を突破
  • 国民年金の納付先は社会保険庁、国保は市町村

改善策

  • 国民年金も国保も市町村窓口で一括納付
  • クレジットカードで国民年金の保険料を納付する仕組みの検討

個人的に社会保険庁のOBとのお付き合いがあって、決算報告について話したことがあるのですが、やはり単式簿記の現金主義だったので、「資産の増減」と「資産の質」に関して会話が成り立たなかった覚えがあります。

複式簿記の発生主義であれば、これだけの未納はヒトで言えば「死」を意味するようなバランスシートが出てきてしまうことになるとは思うのですが、社会保険庁ではこれといって誰かが処分された様子もありません。

不良債権の管理ができないようなら、それができる業者に全面的に任せたほうがいいでしょうね。

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パーク24メモ

こないだ、免許の更新手続きをしました。そこでの講習で道路交通法の改正について触れられていました。

その中で違法駐車についての説明がありました

  1. 取締の手続きが簡略化される
  2. 運転者だけではなく使用者(持ち主)も罰せられる
  3. 取締自体が民間委託される

したがって「これからは民間がガンガン取り締まるかもねー」というトーンです。今までは違法駐車でもチョーク引かれてしばらくたってそれでも駐車しっぱなしの時に、取り締まられていたのですが、もはやそういう手続きさえ必要なく取り締まることができちゃうとのこと。
http://www.hou-nattoku.com/enq/archive/06_illegal_parking.php

そんなわけでドライバーとしては、割とコインパーキングのありかをチェックするようになりました。法改正がきっかけなので、私以外もコインパーキングの使用頻度は増えると思います。

駐車場に関しての調査がありました。
http://www.ace-sec.co.jp/topics/050624.html

そんなわけでパーク24を要チェックです。

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一生分の動画?

日本ビクターが新しいHD記録型のビデオカメラを発表しました。
http://www.jvc-victor.co.jp/press/2005/gz-mg70.html

すごいのはここ

本機は、大容量(30GB/20GB)ハードディスクを内蔵することにより、DVDと同等の画質で7時間以上、最大で37時間以上※2という、これまでの家庭用ビデオカメラでは考えられなかった長時間撮影や、高いランダムアクセス性を活かした快適な操作性、小型軽量ボディ※3等を実現した、メディア交換が不要な新世代のビデオカメラです。

「37時間以上」です。今のビデオカメラのような「子どもの」「記念日を」という用途だと「一生分」が入っちゃいます。

DVDがまごまごしているうちに、ハードディスクがどんどん大容量になってあちらこちらに埋め込まれつつあります。大丈夫か?DVD。DVDは「タイタニックがハイビジョンで収録できるか」というレベルで容量が決まろうとしていますが、HDDでは、「個人の一生」を収録しようとしている。容量が大規模になるだけなのですが、量の違いが質の違いになって全く「新しい価値」が提示できている。iPodも同様に大容量ということが「新しい価値」を提示できています。

ちなみに、小型HDDに関してまとめているページがありました。
http://www.ace-sec.co.jp/topics/040806ipod.html
小型HDDで元気がいいのが昭和電工。HDD基盤で世界トップシェアです。

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村上ファンド、特種製紙を新たに取得

村上ファンドが特種製紙と東京美装興業の株を新たに取得しました。http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20050715ib24.htm

特種製紙の決算短信はこちら。
http://www.tokushu-paper.jp/08_IR/FILES/2005/renketsu_200503.pdf

Yahoo!ファイナンスでは
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=3881.t&d=t
株主資本比率が76.8%で、PBRが0.72倍なので、ごくごく一般的な株主軽視銘柄と言えます。

MSNマネーによると
http://jp.moneycentral.msn.com/investor/research/profile.asp?symbol=JP%3A3881
ベータは0.5ですから、景気との関連性は薄いです。一応TOPIXとチャートで比較してみると、
http://quote.yahoo.co.jp/q?d=c&c=&k=c3&t=5y&s=3881.t&l=on&a=&p=&z=m&q=l&y=on
という感じです。2004-2005の間は変動率が高いです。

村上ファンドが登場したことで、しばらくはTOPIXはもちろんのこと、特種製紙そのものの業績とも無関係に株価が変動するでしょう。

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GyaOやっぱりテレビ局とこじれる

日経7/15朝刊9面より、GyaOがやっぱりテレビ局とこじれているという記事。

  • 7/14GyaOは横浜ベイスターズのネット中継を中止した
  • ベイスターズの親会社であるTBSの中継放送との競合問題が改めて浮上
  • 7/1の試験放送では約3万人の視聴者を集めた

ネットで流して「いいコンテンツだ」ということが分かってから、つぶしにかかられた感があります。確かにTBSはベイスターズの親会社ではありますが、TBSがベイスターズというコンテンツをうまく生かせているとも思えません。

ためしに、TBSのスポーツ中継を見てみると、
http://www.tbs.co.jp/sports/calendar/index-j.html

FIFA ワールドユースチャンピオンシップ 3位決定戦
野球烈闘 ベイスターズvs.阪神
FIFA コンフェデレーションズカップ 総集編
バレーボール ワールドリーグ 日本vs.ポルトガル
野球烈闘 中日vs.巨人
総合格闘技 HERO'S 2005
世界65億の1位列伝 世界陸上 THE BEST
野球烈闘 広島vs.巨人
世界65億の1位列伝 世界陸上 THE BEST
世界65億の1位列伝 世界陸上 THE BEST
バレーボールワールドリーグ 決勝
MLB ヤンキースvs.レッドソックス
K-1 WORLD MAX決戦直前スペシャル!!
全米陸上 この夏は世界陸上
世界65億の1位列伝 世界陸上 THE BEST
K-1 WORLD MAX2005
世界65億の1位列伝 世界陸上 THE BEST
サッカー バイエルンvsFC東京
世界陸上 事前番組
MLB エンゼルスvs.ヤンキース
世界陸上 事前番組
MLB エンゼルスvs.ヤンキース

向こう二週間でほとんどベイスターズを流してない。唯一のベイスターズの試合も「阪神」を売っているようにしか見えない。さっさとGyaOで流してもらったほうが、コンテンツとしては価値を発揮できるのではないでしょうか。

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インデックス運用にガバナンスは語れるか?

日経7/15朝刊3面より、厚生年金基金連合会が西武などに42億円の賠償訴訟を起こした記事。

西武鉄道株は本来上場できなかった。上場していなければ、最初から買わなかったので、損失の全てを補填して欲しいと考えた。(厚生年金基金連合会矢野朝水専務理事)

これに対して、おなじみ前田昌孝氏が運用にも責任があるのではないかという突っ込みをいれています。

  • 連合会はインデックス運用をしているので事実上銘柄を選んではいない
  • インデックス運用をするにしても、西部株を組み入れない選択はあったし、今回の売却の際にも機械的に売っただけで損失を最小限に抑える努力をしていない
  • 被告に西武鉄道を加えているが、西武が賠償金を支払うことで他の株主が損害を穴埋めすることになる

確かにダメになってから訴えるだけというのは、ガバナンスとは言わないですね。ダメになる前になんとかするのがガバナンスでしょう。

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逆特区永続化

日経7/14朝刊5面より

  • 酒販店の出店規制は2003年9月に緩和された
  • しかし過半数の店で売上高が10%以上減ったなどの条件を満たす地域では「緊急調整地域」(原則市区町村単位)では新規出店を認めない「逆特区」を設定
  • 現在は全体の37.7%にあたる1274地域が緊急調整地域
  • 2005年8月の時限措置だったが、さらに一年延びることになった
  • 新規参入を計画していたコンビニなどは出店が一年先送りになる

ひどいです。規制緩和の法案を真っ向からつぶしにかかっています。ちなみに私が住んでいる市川市も国税局のホームページを見ると該当していました。「市」単位なのでかなり雑な単位で出店規制をしています。

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ガスト、ドリンクバーを値上げ

日経7/13朝刊13面より

  • ガストがドリンクバーの料金を引き上げる
  • 食べ物とセットでは現在の1.5倍の180円
  • 単品利用では現在の280円から320円に上げる
  • コーヒー豆の品質を上げたり、100%のオレンジジュースをそろえたりと品揃えを強化

昔はあるだけでテンションが上がっていたドリンクバーですが、今ではそれほど珍しくもありません。また「飲み放題」という量の面での価値もあまり響かなくなりました。多くの人が「おいしい1杯」を求めているのではないでしょうか。

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「逆境ナイン」観て来ました

今さっき「逆境ナイン」を観て来ました。

子どもの頃に唯一全巻そろえた漫画が島本和彦の「炎の転校生」だったのです。ということで逆境ナインも当然私の好みの設定です。

映画の出来はやっぱりこの手の邦画特有の後半の失速感はありますが、それでも観といていい映画だとは思います。特におうちのテレビでは面白さの半分も伝わらないでしょう。藤岡弘の校長先生も演技過剰なところで笑いを誘っていましたが、漫画の世界では過剰ではありません。小劇場ってこれくらいの表現の大きさだし。

劇場はレイトショーだったこともあって、ガラガラでしたが、ドカンドカンと受けていました(前半)。

炎の転校生でもそうでしたが、島本作品の球技の特徴は共通です。

  1. 球技でありながら、相手を倒すことになる
  2. どんどんメンバーが再起不能になる
  3. 朝まで試合をする

無理やり教訓めいたものを取り出すとすれば、「これは・・・・逆境だ!」と口にすることで、クリアすべきものが見えてくるということでしょうか。そして逆境を跳ね除けて成功をつかんだ状態を強くイメージする。

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電子投票、岐阜で無効確定

日経7/9朝刊38面より「電子投票、岐阜で無効確定」より。

  • 2003.7.20の岐阜県可児市議選
  • 投票開始の1-2時間後から投票機の過熱などでシステムが一時停止
  • 29ヵ所の全投票所で発生
  • 最長で約1時間23分間投票できなかった
  • 有権者側は「トラブルで2200人の有権者が投票を断念した」と主張
  • 最下位当選者と次点は35票差

ということで、裁判の結果、選挙が無効となりました。以下、敗訴側のコメント。

機械は絶対、故障がないとは言い切れない。トラブルがあった場合の対応を国に見直してもらいたい。(山田豊可児市市長)

でもこのケースの故障はひどすぎ。「絶対まともに投票が出来ない」システムでした。トラブルがあった場合の対応は今回のように「選挙事態が無効」で問題はないでしょう。

電子投票は投票を拡大する効果がある。今回の決定はその機会を奪う。(県選挙管理委員会の堀江書記長)

判決が機会を奪ったのではなく、可児市の電子投票システムが機会を奪ったから叱られたんじゃないでしょうか。

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三菱重工、米ウエスチングハウスの買収提案

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050709AT1D0702908072005.html
他、日経7/9朝刊1面より。

ウエスチングハウスというと、エジソンが推す直流電源に対して、交流電源のサービスを行っていたというエピソードで知りました。交流のイメージを悪くするために、いかに「感電死」しやすいかどうかをアピールしたり、感電死による死刑そのものを「ウエスチングハウス」と呼んで見たり。

買収額は2000億円だそうです。意外に小さい。三菱重工の総資産が3兆円で、株式時価総額が1兆円弱です。三菱重工に比べてそんなに大規模ではない。

三菱重工-ウエスチングハウスは「加圧水路型軽水炉(PWR)」という原発の方式を使っており、これが世界で稼動している原発のうち総出力ベースのシェアでは2/3を確保しているとのこと。

もう一つの原発の方式は「沸騰水型軽水炉(BWR)」というもので、これはGEが絡んでいます。GEはエジソンが始めた会社。

ということで、電力のアーキテクチャに関しては、未だにエジソンとウエスチングハウスは競合関係にあって、ちょっとだけエジソン系が劣勢なんですね。

なぜ「今」原子力発電かというと、昨今の原油価格の高騰が要因だと思います。原発には確かに悪いイメージがついてしまっているけども、やっぱり足元を見れば燃やすものはそう湧き出てこない。原油に強く依存しているという状態そのものが、原油の売り手を強気にさせてしまう可能性もあります。

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財務省のジレンマ

日経7/7朝刊29面「やさしい経済学-ゲーム理論で解く 政策運営と戦略」より

  • 日本の借金は多い
  • 借金を返すのは新たに国債を発行できるから
  • 国債を買う人は「みんなが買う」から安心して買える

そこで財務省のジレンマです。

  • 財務省は基本的には財政危機をアピールしなくてはならない
  • しかし債務不履行になるほどひどいと思われると国債が売れなくなる

A「お金貸してください」
B「ホンマに困ってる?」
A「収入の見込みがなくて・・・」
B「ホンマに返してくれる?」
A「大丈夫、いっぱいお金あるから」
B「そんなら借りんでええやん。どっちやねん」

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セブンイレブン 弁当類の廃棄削減

日経7/7朝刊12面より

  • セブンイレブンが商品廃棄のチェック回数を1日3回から9回へ増やす
  • 商品廃棄は次のチェックの時間までに消費期限が切れるものが対象
  • 従来は消費期限の最大6時間前に廃棄していた
  • チェック頻度を高めることで約4時間長く販売できる

セブンイレブンの食品で「4時間長く販売できる」というのはかなり大きな効果となりそうです。

何でも「一括処理」で「大量に」処理するのが効率的だと思っていたら間違うケースもあるっちうことで。

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アフィリエイトの力

日経7/7朝刊11面「メディア奔流」より

楽天では電子商取引の30%がアフィリエイト経由。今年一年で4000億円程度と見られるサイト内取引のうち、1000億円以上がアフィリエイトで誘導される顧客になる。

30%と言うのは大きいです。しかも、まだまだ伸びる余地があります。

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ぴあが自動車教習のゲームサイト

日経7/4朝刊9面より

  • ぴあが自動車教習の学科・技能教習を携帯電話上で疑似体験できるゲームサイトを7/4に開く
  • 料金は315円/月
  • NTTドコモの第三世代携帯電話で利用できる
  • 全国の教習所約200校の情報も掲載しており、資料請求件数や入学者数に応じた手数料を教習所から得ることを検討している

教材というコンテンツ販売と、成功報酬の広告ビジネスの両方をやろうとしているということでしょうか。既に教習所に通っている人も、これから教習所に通おうとしている人経由でも対価を回収しようとしているのでしょう。

教材を作っているのは、アソビズムという会社です。
http://menkyo.asobism.co.jp/

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日清の新商品

日経7/2朝刊9面、「商品寿命考 短命のカラクリ」より

  • 日清食品が2004年発売した商品は170品目
  • これは2001年の二倍以上になる
  • この中で2005年に生き残ったのは約15%

ということで、カップ麺最大手の日清食品でさえ、85%の新商品が消えてなくなっているという状況です。全部試したとしても二日に一個のペース。本当にリーチできるのか不安になるレベルの量です。

ちなみに明星食品は2004.9期棚卸資産廃棄損約3億円を計上しています。新商品と原材料の在庫が積みあがったとのこと。

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タカラ、竜の子プロを買収

タカラ、竜の子プロを買収・玩具や映像配信に活用ほか、7/2付け日経本誌より

  • タカラは竜の子プロの株式88%を取得
  • 取得金額は十数億円と見られる
  • 他にもタカラは来春にトミーと合併
  • 携帯電話向けのインデックスとも提携
  • 竜の子プロのキャラクターを玩具・情報配信にも使用する
  • 2004.9期に6億円だった売上を三年後には50億円に拡大する計画

最後の売上計画を見れば、今回の規模程度の買収は必要不可欠なんでしょう。

竜の子プロのキャラクターは、タイムボカンシリーズやハクション大魔王などの魅力的なキャラクターが多かったにも関わらず、イマイチキャラクタービジネスには結びついていなかった感があるので、今回の買収はいいコラボだと思っています。

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コンビニの本棚充実

日経7/1朝刊35面より

  • セブンイレブンは「プレジデント」「ダイヤモンド」などのビジネス誌の取扱店を全店の7割にあたる7000店に広げた(昨年までは1000-2000店)
  • 全国の書店数は今年5月で約17800店。5年前に比べて2割減
  • 2003年の書籍・雑誌売上高は2兆3000億円と1999年に比べて2400億円減
  • 書店は販路別で6割強のシェア、コンビニは22.3%
  • コンビニの書籍・雑誌シェアは拡大基調

ということで、書店から見れば、市場は縮小するわ販路はコンビニとネットに奪われるわで、チョー厳しいということになります。

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GyaOの会員数

日経7/1朝刊11面より

  • USENはGyaOを通じて横浜ベイスターズの試合を無料で生中継する
  • 中継画像は球団が契約するジェイ・スポーツ・ブロードキャスティングなどCS放送の画像を利用する
  • GyaOはCMを使った無料配信
  • GyaOの会員数は6月末で92万人。年末までには500万人の会員を目指す

動画の無料配信ということでGyaOはオープンしたころから時々見ています。まだまだコンテンツ不足ですが、野球などの比較的人気のあるコンテンツが確保でき始めたのは進歩です。

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