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ライブドアのポータルとしての実力2

日経1/31朝刊11面(企業総合)にライブドアのポータルの実力に関する記事がありました。

ライブドアのポータルとしての実力に続く記事です。

ライブドアのコンテンツのなかで意外に検討していたのが、ライブドアブログです。私が巡回する先のブログもライブドアブログが多いです。自由度が高くアフィリエイトも可能になっており、アクセス数のワリにはパフォーマンスも頑張っていたような気がします。

  • ライフドアブログの解説ユーザ数は105万人と首位
    • 一方サイバーエージェントのアメーバブログは80万人
  • ライブドアブログのユニークユーザー数は月間950万人
  • ライブドアポータル全体のユニークユーザ数は1400万人

ということで、ライブドアの中で異常にライブドアブログのユーザが多いということが分かります。じゃぁライブドアブログで広告収入に結び付けれていたかどうかというとそうではなさそうです。

確かにライブドアブログには広告がたくさん貼り付けられているのですが、あれあユーザが設置しているアフィリエイトなので、ライブドアにはお金は入ってこない。無料で場所を貸すだけになっていた。太っ腹だなぁとは思っていました。

  • ライブドアポータルを柱とする事業の売上高は58億円
  • ただし主軸の広告売上高は「月数千万円がグループ内取引」

ということでポータルの売上はないに等しい。それに比べてヤフーを見て見ます。

  • ヤフーは閲覧者がライブドアの2.4倍
  • 05年9月中間期で300億円近い広告収入

と、閲覧者の違い以上の広告収入の違いとなっています。

資本の調達と資源の調達まではライブドアは熱心だったのかも知れませんが、肝心の対価の回収ってところが不完全なままでした。

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音楽ソフト販売11.9%減

2005年の音楽ソフト販売、11.9%減・邦楽CD低迷(キャッシュ)

ただし、この販売統計はレコード店のみの集計です。Amazon経由でCDが売れているものや、auのCD販売サービスなどはカウントされていません。そう考えると、あんまりCDって販売は減っていないのではないでしょうか。

どんどん購買層が減ってきているのにこれくらいて持ちこたえているというのがすごい。

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スズキ買います

ずーっとスズキに着目していましたが、資本関係のつよいGMがイマイチという以外悪い材料が見当たらない。その景気のよさからは、株価が出遅れているので指しに行きました。(約定するかどうかは分からん)

  • 燃料の高騰により小型車需要が多くなる
  • 日本での小型車はスズキが一番
  • インドではシェア50%
  • スイフトというデザイン性の高い車も売れている

と、なかなか死角が見当たらないのです。TOPIX全体には割高感が出てき始めたので、TOPIXとは無関係の動きをしていたスズキをポートフォリオに入れておきたいと思います。

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非接触ICを使った電子決済サービス一覧

今日からモバイルSuicaがスタートしました。私のケータイもモバイルSuicaに対応しているので、そのうち試してみたいと思っています。私が持っているW32Hという携帯では、エディにもなるしSuicaにもなります。一台でものすごく利用範囲が広がります。って言いながらエディさえ使ったことはないです。

電子マネーは数が多いので、なんて名前だったかも忘れちゃうので、日経1/28朝刊9面(企業総合)より、一覧をメモ。

サービス名 社名 利用者
(人)
利用可能
店舗など
スイカ☆ JR東日本 1500万 2800店+
自販機など600
エディ☆ ビットワレット 1500万 2万6000店+
自販機3900台
ピタパ スルッとKANSAI 20万 2500店
クイックペイ JCB 1万 1200店+
タクシー600台
スマートプラス UFJニコス 1万 1000店
(3月末予定)
三井住友カードiD NTTドコモ・
三井住友カード
2万 1万5000店
(未定)☆ セブン&アイHD 1000万
(目標)
1万2500店
(計画)
(注)セブン&アイは2007年春メド開始予定。スイカ利用者のうち電子マネー機能付きは950万人。☆は先払い方式

この種類のおおさったら何でしょう。

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構造改革がライブドアショックを起こした?

東京地検が堀江社長をしょっぴいてからというもの、マスコミや野党が鬼の首を取ったかのように、「芋づる式に」次の鬼の首を取ろうとしています。ありがちなのが、

  • 小泉首相主導で構造改革をした
  • 時期を同じくしてライブドアは成長し「ライブドア事件」が起こった
  • しがたって、ライブドア事件は小泉構造改革のせい

という短絡的な突っ込みです。

日経新聞編集委員の藤井彰夫さんがこのことに日経1/28朝刊で触れています。

まず構造改革が今回の事件を起こしたのではないということだ。むしろ証券市場をめぐる改革の遅れにこそ問題がある。

証券市場をめぐる改革の遅れというのは次のようなものです。

  • 証券等監視委員会の独立性確保などの「市場の番人」の機能強化が不十分なこと
  • 東証のシステム対応のまずさ
  • 粉飾決算を見抜けない監査法人

構造改革があろうとなかろうと、必要なものが足りてないということです。

市場は暴走するから事前規制・裁量行政に戻し、改革路線はやめるというのは本末転倒だ。

ニッポン放送をめぐる買収攻防戦は起業家やM&Aを身近なものにした。しかし虚飾にみちた偽物起業家は淘汰され、本物だけが生き残る。むしろ偽物が消えたほうが、真の起業家を目指す若者は挑戦しやすくなる。

市場からの退場があるからこそ、参入も存在しえます。Jリーグが興行的にうまく言っているのは、J2との入れ替えがうまく機能しているからでしょう。企業そのものにも一定の「流動性」がないとよどんだ企業社会になってしまう。

こういった単なる「流動」を「ライブドアショック」と思考停止してはなりません。

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夢とか聞くな

企業研修でありがちなのが「あなたの5年後をイメージしてください」ってやつ。そんなもんは分からん。

あと、最近本屋に置かれているのが「夢を実現する手帳」の類の「夢実現系」の本。

だけど「夢は何だ」って聞かれてさっと答えれる人はあんまり居ないんじゃないでしょうか。

でも「何になりたいか」ではなく「どんな人になりたいか」なら、イメージはつきやすい。

  • 憧れている人
  • ライバルだと思っている人
  • ねたましく思っている人

それらの人を基点に自分がどうにかなりたいという欲求はあるはず。

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正しい会議の結論のあり方

あくまで私的な考え。

  1. 会議では正直に
    • 分からないものは分からないといわねばならない
    • 後回しにしない
  2. 二時間いっぱい使わない
    • あるテーマで二時間いっぱい使って出した結論には要注意
    • 単に時間切れだったり、誰かが折れただけの可能性がある

合意形成とは相手をねじ伏せることではない。こっちが観念することでもない。もし「観念する」ということが最後のタスクなら、そのプレーヤーはチームメイトではなく対戦相手のはず。話相手を間違っている。

今話している相手はチームメイトなのか対戦相手なのかを意識しながら話すべき。もし自分が「折れた」だけなら目の前の人間はチームメイトではない。また自分が折れたからといって、その結論を周りのメンバーにも「折れさせる」ように布教するのもよくない。少なくも人が増えても何も味付けはされない。

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ライブドアショック言うな

「エンロンワールドコムショック」のようにライブドアショックと名前がついていますが、かなり恥ずかしいです。

日経1/27朝刊にも「勘弁してくれよぉ」という意見がありました。

多数の投資家が痛手を負ったのは事実だ。このためライブドア事件を2001年から相次いだアメリカの会計不祥事になぞらえがちだが「それは過大に見過ぎ」(クレディ・スイス・ファースト・ボストン証券の市川真一ストラテジスト)。当時のエンロンは全米のエネルギー業界でトップ級、ワールドコムは長距離通信二位で2000万件以上の顧客を抱えていた。本業不明のライブドアとは違う。

そのとおり。ライブドアも小物なら、その容疑も小粒ぞろい。こんなんで、市場がショックを受けることがおかしい。

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NECのオフィス専用ラック

オフィス専用ラック開発のヒントは「異常に高い東京の賃料」---NEC(IT Pro)

日本のオフィス賃料は異常に高いため、専用のマシンルームが作られることは少ないそうです。だからどうしてもオフィスフロア内にサーバーが置かれがちになるのだけれど、そういう設置に適したラックがなかったところに、NECが製品を投入したというわけです。

ポイントはここ。

東京の都心の年間床賃料は,1平方メートル当たり年間9万5200円(国土交通省の調査)であり,米国ニューヨークの同5万5132円(同)の約2倍である。これだけ賃料が高いと,専用のサーバー・ルームを設けることは非常に難しい。

確かに高い。でもこの問題の解決は、「サーバの置き場を変える」ということではなく、サーバそのものをなくすことに向かうべき。つまりASPをもっと推進すべきってことです。ASPであれば、それこそアメリカにサーバがあってもよい。まぁアメリカまで行かなくても日本でも安い賃料の場所はいくらでもありますが。

ちなみに、今まではWebブラウザを使った業務アプリってUIがイマイチでしたが、AJAXなんかを使えば全く問題なく使えるでしょう。キーボードショートカットを使ったナビゲーションもその気になればできる。

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ライブドアのポータルとしての実力

ライブドア問題で、ここぞとばかりにマスコミが「醜聞」を書き立てています。

次の記事も同じで、ライブドアはポータルとしてはイマイチなんだよプププ、という記事です。だからといって逮捕されたらたまらんのですが、一応事実として記録しておきます。

利用者数
閲覧数
ヤフー 3326万人
190億ページ
MSN 1863万人
12億ページ
インフォシーク 1577万人
10億ページ
ライブドア 1432万人
6億ページ
(注)家庭からのインターネット利用状況、2005年12月。ネットレイティング社調べ

利用者数は、「ちょろっとでも」かすれば利用者にカウントされるので、それなりに多いです。大事なのはページビュー。ヤフーとライブドアを比較すると二桁違います。広告収入もページビューに比例して落ちていくはずです。

ライブドア自体は金融事業で儲かっていたので、結果オーライとも言えますが、ポータルビジネス自体は「形の上ではやっているように見えるのに」結果が伴っていないというのが、事業上の問題点です。買収は手際がいいのに、事業はあんまり手際が良くないのではないかと。

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ライブドア買いました

散々デイトレーダーを「あちら側」の人間として扱っておきながら、実はライブドア買っちゃいました。

注文番号 25、銘柄 4753 (ライブドア)、250 株、取引所 東証 の 現物買 注文は、250 株 176 円で約定いたしました。

本当はもうちょっと高い指値だったのですが、思いのほかの下り坂で安く買えました。

粉飾決済っていうと価値がゼロに見えてしまいがちですが、100円のものを101円とウソをついていたのなら、本当の価値は100円です。粉飾決済とは言うもののバランスシートにはあまり影響がないのではないかと考え、ちょうどBPRが1を割る価格で指値で買いました。

さしあたって、直後に200円の指値で売りに出しています。もしもの時のための保険です。売れれば50,000円なので、手数料を差し引くと5000円くらいの儲け。10%の利回りを短期間(5営業日以内)に得られるのであれば超合格。

上場廃止になったらそのときはあきらめる。どうなるか分からない

企業がこうなったら、「どれくらい利益を出すのか」という価値評価ではなく、「今の手持ちの資産を一株あたりで割るといくらか」という価値評価の勝負になってきます。解散価値の評価ですね。もともとライブドア自体が、いろんな企業を吸収してきて大きくなってきたので、反対にばら売りもしやすいのではないかと考えています。

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ディズニーがピクサーを買収

ディズニー、ピクサー買収で合意も微妙な問題に直面日本経済新聞
ディズニーがピクサー買収東京新聞
米ディズニーがピクサー買収 74億ドル CNN Japan

実は2005年はじめにはピクサーとディズニーの関係はこじれていました、それが復縁するかというのが2005年4月。このblogでも書いています。

ディズニー、ピクサーと復縁か?裏紙

繰り返しになりますが、アニメの出来はピクサーが上ですし、キャラクターグッズまで含めた商売はディズニーが得意とするところです。これこそ補完関係にある二者の合併でしょう。ディズニーランドで今後も新ピクサーキャラがみやげ物として並ぶことになりそうです。よかったよかった。

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ライブドア株の売買シェア

投資者及び関係の皆様へ -今後のライブドア株式の売買の取扱いについて(東京証券取引所)

さて、ライブドア株式(4753)につきましては、1月17日から連日ストップ安となっており、同21日に開示注意銘柄に指定され、同23日から監理ポスト割当てとなり、本日から当該ポストにおいて売買が行われております。
当該銘柄は、上場単位数ベースで当取引所の全上場銘柄の約45%を占めており、投資単価も非常に小さい金額であることから、ストップ配分以外での約定が成立した場合には、その後の取引において大量の件数の注文発注及び売買が行われる可能性が非常に高いと考えられます。

この後に、ライブドア株の売買の制限の説明が続きます。ポイントはここ

当該銘柄は、上場単位数ベースで当取引所の全上場銘柄の約45%を占めており

45%です。たかが新興市場上場1銘柄のために市場が右往左往させられています。

もともとライブドアの株というのは過剰な流動性があり、年間の売買高が時価総額の9倍です。均してみると一年間に9回株主が入れ替わっている状況にありました。ライブドアショックの前からです。この段階で既に投資の基本概念である「利回り」は存在しません。

それを「ルール上よし」としてきた側もこうなることは予測できたろうに。

プレーヤーはストライクゾーンギリギリを攻めてくるもんです。もちろんど真ん中直球勝負をする人もたたえられるべきだろうけど、ギリギリを攻めて勝とうとするプレーヤーの登場が「予期できない」のは大問題。

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ライブドアはどれくらい悪いことしたの?

まぁ、東京地検に目をつけられたんだし、実際に捕まえられるだけの事をしてたんだから、ホリエモンはわるもんと思考を停止するのは簡単。

とはいえ、具体的にどの程度のレベルの悪事なのかを説明できる人は少ないでしょう。

日経1/24朝刊17面(投資財務2)に私の大好きな前田昌孝氏のコラムが乗っていました。ポイントは3つ。

  1. 100分割は商道徳上の問題としても違法とは言えない
  2. 自社株の売却益を期間損益に繁栄させるのは正しい会計処理ではないがどのみち資本取引には計上される。
    • つまりBS上の配当可能利益は水増しされたわけではないので、さしてよく見せているわけではない
  3. 上場前に投資組合を作って自社株を保有させ値上がり益を渡す行為は広く行われている

ライブドアがつかまったということは、似たようなことを慣習としてやっている企業を「地検がその気になれば」捕まえられる、ということです。その点に関してはまさにライブドアショックです。しかし裁量が大きすぎる。何だ?「実質支配下の投資組合」って。

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メモ帳はどうあるべきか

すごく細かいことを書きます。

裏紙が使えなくなって、メモ帳にしているという話は書きました。

まず、以下は前提条件とします。

  • ポケットに入る最大の大きさということからA6
  • 一ページ破っても他のページに影響が出ないということからリングノートかミシン目
  • 見ながらタイプするからリングノート

ということでA6のリングノートを選ぶところまでは意思決定できました。

次にA6のリングノートでも、縦めくりと横めくりがあります。

060124_15570001 左が横めくりで右が縦めくりです。

  • 横めくり
    • メリット
      • 広く見れる
      • 裏表がかけるのでメモ帳自体が薄い
    • デメリット
      • 左ページを書いているときがリングが手に当たり痛い
      • 表裏で別テーマを書いているときには捨てづらい
  • 縦めくり
    • メリット
      • リングが手に当たらない
      • 基本片面しか使わないので捨てやすい
    • デメリット
      • 片面利用だと文字が少ない
      • これを両面利用するのは気持ち悪い(いいのかなぁ)
      • ページ数が多くなる(分厚い)

まぁどうでもいいですけどね。書くのは縦めくりがいいですが、読むときには見開きがいいです。両方かって両方使ってみたら、どっちがすごくいいということはないです。はい、実際に両方買ってテストしてみました。105円はテスト費用です。

無理やり決め手を考えるとするとね、「調達難易度」を考えようかと。いざというときにすぐに手に入るほう。そうするとA6のサイズだと横めくりが多い。よって横めくりを採用。

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パーク24売りました

約定日時:2006-01-24 10:14
注文番号:26
取引  :現物売
銘柄  :4666 パーク24
市場  :東証
株数  :100
価格  :4,020

買ったのが、2,288円。7割超えたからもういいかなぁって思いました。あとは駐車禁止が激しくなって上下するだろうけど、収益性そのものは既に織り込まれた価格でしょう。今後景気が良くなるに連れて、地価が上がるだろうから、悪材料が増える。

ありがとうパーク24。

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mixiはじめました

mixiというSNS(ソーシャルネットワークサービス)をはじめました。

以下mixiの特徴

  • 誰かからの紹介がないと入れない会員制システム
  • マイミクシィというお友達リストがブックマークに相当する
  • 個人の日記が主なコンテンツ
  • 日記にはコメントがつけれるので、主従関係のある掲示板のようなもの
  • 一応掲示板もあってそれも非公開でユーザを制限することができる
  • 多くの人が実名でのプロフィール

このblogもやっていてmixiの日記もやるとなると、どういう使い分けができるんだろうと最初は悩みましたが、大きく使い分けが異なります。通常のblogは不特定多数に公開するものなので、すごく一般的な情報しか書けません。プチジャーナリズムです。ところがmixiの日記は知り合いを相手に書くので、本当の日記なのです。

例えば、私のmixiの知り合いはマンション内の人が多いので、「向かいの漫画喫茶いったよ」って書き方になります。正確な住所を表示する情報誌のような書き方ではないのです。そして近所の知り合いだけに知って欲しいことって意外に多い。当たり前ですが活動範囲が近所に限られるので。「ジャーナリズム」になると全世界共通の話題にならざるを得ないけど、知り合いとの雑談は自分の生活をありのまま書けばいい。

書くほうはいいとして、読むほうはどうなんだと。これが意外に楽しい。他人の生活の覗き見といえば聞こえが悪いけど、参考になるのは近所の知り合いの経済活動。何を食べておいしいのかが知りたいのです。

コレまでのジャーナリズムはコンテンツと人を分離してましたが、mixiでは人そのものがコンテンツという位置づけです。だから記事同士のリンクではなく人同士のリンクになっている。

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裏紙をやめてその後

裏紙というこのblogのタイトルは、当時使っていたメモがA4のプリントアウトの裏紙を使っていたから。もともとがゴミだからなんのためらいもなく、大きくかけるし、書くべきかどうかを迷わない。

ところが、この4月からの個人情報保護ナントカでやたらと厳しくなった。まぁ働く部署が変わって、より門外不出の情報が裏紙になることが多くなった。

そんなわけで裏紙はやめ。ちゃんとノート(普通のキャンパスノート)をとるようになった。ためしにやってみたらこんな副作用があった。

  • ページをケチケチするようになった
  • 捨てないので棚卸をしなくなった

特に二番目が厳しい。ざくっとメモを書いて、それを「スケジュール超」に転記したり「誰かにメール」するという形でメモをどんどん捨てていくのです。逆に捨てるというイベントがないと、後続タスクにつながらない。

ってことで、またまたメモグッズを変更。裏紙は使えないから、いわゆる普通のメモ帳にしました。A6サイズのリングノート。リングノートだから開きっぱなしにできる。メモを置いてPCをタイプする機会は多いから開きっぱなしにできることは大事。リングノートだからどんどん破って捨てれる。前からのページの多さが「仕掛の多さ」をあらわす。

ただリングの部分が手に当たって書きにくい気はする。これは慣れの問題かもしれない。もうちょっとやってみます。

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ライブドアショック緊急アンケート

日経1/20朝刊19面に、ライブドアショックの緊急アンケートがありました。ライブドアの粉飾決済と、そこから派生して東証の取引がストップした件についてです。

ピックアップして紹介

  • 株の売り買いができない自体はあってはならないこと
    • 北越製紙の赤川公一取締役
  • インターネット時代に即した取引システムの早期構築を願う
    • コナミの山口憲明CFO
  • 約定件数が増えたから取引停止をするのは、市場の体をなしていない
    • 旭化成 伊藤一郎取締役
  • 東証よりも規模の小さいインドの証券取引所は、約定件数の限界が一日1000万件と聞く。世界第二位を誇る東証が、わずか400万件でダウンしてしまうのははずかしい
    • オービック 加納博史常務
  • 世界からみた日本市場への信頼失墜という意味ではライブドア、東証ともに責任は大きい
    • オンワード樫山 吉沢正明常務
  • 東証のシステムトラブルは株価の不安定要因になる。予兆があっただけに対応が遅いのではないか。
    • リンテック 浅井仁取締役
  • ライブドアの問題は、倫理観とか、法の精神とか、そういうものが日本全体に欠如している現状を象徴しているようにみえる
    • 芙蓉総合リース 米田俊三常務執行役員
  • 個別企業の疑惑がここまで波及することに正直驚いている
    • インターネットイニシアチブ 渡井昭久取締役

私の意見はIIJの渡井氏と同じです。

ライブドアはもともと、法律のギリギリをせめてきている。胡散臭くて鼻持ちならないけど、それはそういう企業もあるし、ライブドアが打ち上げる花火に踊る株主も一部にはいる。

そういうノイズがありながらも、取引を続けて正常な状態に収束させるというのが市場の役割でしょう。なのに東証は、「異常事態が収まるまで待つ」と他人事。

良い企業も悪い企業もいる。企業価値が大きく見えたり小さく見えたりする。「だから」市場が必要なのです。資本市場に対して冒涜するような企業が検出されそれが資本市場から排除されていくのが、正しい姿です。

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神戸空港に国際線認めず

神戸空港に国際線認めず・国交省方針(NikkeiNet)より。

神戸空港は国際線が乗り入れできないということになりそうです。

理由はそんなことをしたら「関西空港が使われなくなるから」。

伊丹や神戸は都心とのアクセスがいいですが、関西空港はどうしようもなく遠い。だから利用者をより不便な空港に寄せるために、便利な空港を無理やりにでも不便にしておく必要がある。

まちづくり三法と同じく「男前を殺せばブサイクがモテル」理論です。

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携帯はバブルか?

ライブドアがバブルなら、携帯なんてもっとバブルだ。[モバイル系]

ちょっと前までは私も彼と同じ意見だったのですが、いざ今のW32HにするとiPodは使わなくなりました。あくまでサンプル数1の意見です。

携帯で音楽聞いてる奴なんて見たことがない

えと、聞いています。通勤の電車と徒歩の間ですね。

携帯にヘッドホン繋ぐのはともかく、変なサイズのコネクタを携帯に使うの嫌じゃない?

これも前評判は悪かったのですが、同梱されていたので普通に使っています。特に不満はないです。

携帯は全然、電池が持たない。余計なバッテリ消費するのってどうよ?

これが意外に持っています(というか気にならない)。音楽を聴く上では消費電力は気になりません。これまでの低機能携帯と同じくらいの感覚。

ちょうどTVを見ていたらソフトオンデマンドが携帯向けに動画配信しているというCMを見ました。なんで、好きこのんで携帯サイズの画面で見るかねぇ・・・・。

あ、見たことあります。なかなかいいですよ。またこの動画はレンタルビデオやで見られることも多いそうです。サンプルとして見れる。

ちょっと前にFMラジオがつきましたが。何故、FMラジオがついたぐらいで喜ぶんでしょうか?一時期、ソニーのすごく軽くて、音もデザインも悪くない携帯ラジオを持ち歩いていたんですが、それとの違いがわからない。

私もケータイFMラジオを持っていました。壊れたので買い換えたいのだけれど、局のプリセットまで出来るのになるとやたらと高くて買うのを躊躇していました。FMといえどザッピングはしたい。それがおまけとしてついてきたのでワッショーイてなもんです。機能面での違いはあまりないけど、ちょっと高めのFMラジオがついてきたので嬉しいというわけです。これも毎日聞いています。

ということで、やや食わず嫌いだったのが、いざ食べてみると大好物になっているというわけです。

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三菱東京UFJのシステム統合遅れる

http://www.sankei.co.jp/news/060116/kei103.htm他、日経1/17朝刊金融面より。

もともとでかい銀行の統合ということで、誰がやってもめんどくさい案件です。

以下日経より拾い読み。

  • システム統合に充てることのできるパワーは13万人月
  • 今のまま当初方針の07年末に統合すると3-4万人月のパワー不足になる
  • そのため完全統合を延期する方向になった

いろんな人の話。

  • 「日立のシステム(旧UFJのインフラ)を最大限活用し、統合のスピードを上げるべき」(旧UFJ側)
  • 「システムをUFJ側に寄せれば新銀行は相当な脅威」(メガバング幹部)
  • (旧UFJの24時間ATMなどの個人向けサービスに対し)「そこまでのサービスを継続する必要があるのか」(旧東京三菱側システム統合委員会)
  • 「顧客サービスは場合によっては相当絞り込まなければならない」(三菱UFJ幹部)

記事のトーンとしては、「仮に統合できたとしてもドンクサイことになりそうだぞ」という感じです。

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東京地検のホントの狙いは?

ライブドアに東京地検特捜部が家宅捜索に入りました。

ただ容疑がイマイチで、株価を吊り上げるための虚偽の決算をやったとのこと。

そしてテレビのワイドショーふぜいは、ライブドアがいかに株価を上げるために株式分割を行ってきたかという説明に終始してました。もちろん株式分割そのものは違法ではありません。

容疑は虚偽の決算、でも株価を上げていたのは合法的な株式分割。ここが気持ち悪い。「気に食わないから別の容疑でとっちめてやろう」的なにおいがします。ある日突然野党候補が選挙直前に制限速度5kmオーバーで捕まるような感じ。

株式分割で株価が上がる理由を一応おさらいします。

株式分割をしても企業の価値は変わりませんから、一株の価格は分割した分だけ割られます。そうすると「買いやすく」なる。100万円の投資はできないけど、1000円なら買ってもいいという人が増える。ほしい人が増えるから需要が増える。だけど、実際に分割された株券が発行されるまでにはタイムラグがあるので、需給バランスが崩れる。そうすると株価がドーンと上がる。

というのが無理やりの理屈。実際には、「・・・ということで上がることになっている」というのが共通認識だから、そこでプチバブルが発生する。ほとんどの人は1000円だけ買ったりしない。株式分割は「株価が上がることになっているイベント」だから買う。買われるから上がる。あとはこのババヌキからいつ降りるかというゲームです。

ちなみに今年一月からは株式分割の制度も変わっています。

  • 新株は分割基準日の翌日から買えるため需給が極端に歪むことはない
  • 東証は5分割を超える株式分割を自粛するように要請(2005.3)

あえて怒られるようなことを言うと、企業の価値はやっぱり株価で測られるものだと思います。株価が需給バランスを巧みに使ったものであれ、企業の実力を反映したものであれ、価格こそが市場が判断した価値の単位です。価格はノイズも入るでしょうが、独りよがりの経営者の判断よりも、より「フェア」だと思います。

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祖母が亡くなりました

祖母が亡くなったため、実家に家族を連れて帰っておりました。このblogは日記ではないものの、人間が死ぬことで、残された人間に対する影響はそこいらのコンテンツビジネスとは比較になりません。ということで、「人が死ぬことで伝わる情報とその価値」についてメモっておきたいと思います。

●満92歳

満92歳で亡くなりました。大往生といっていいでしょう。しかしながら、何回か入退院を繰り返しており、痴呆も激しくなり、介護をしてくれている私の母も認識しているのかどうかが分からなくなっている状態でした。

家での介護を母がやってくれていたものの、どんどん床ずれが激しくなってきて、さすがに家では対処できないということでの入院でした。これまでも実家に帰るたびにもうだめかと思いましたが、半年後に帰ってみるとさらに悪化していたのに驚きました。まだ老化する余地があるということに対する驚きです。

●最後の別れ

死に目にはあえませんでしたが、正月にはひいおじいちゃんの50回忌の法事をやりました。実際には親戚一同が、生きている間のおばあちゃんと会うための目的も強かったです。それこそ枯れ木のような手を握ってみると、予想外に暖かかったです。

痴呆が激しくなってから、入れ歯を外したため、どんどん口が小さくなってしまっていました。何かしゃべろうとしているようでしたが、舌が丸まってしまい、何を言っているかは聞き取れませんでした。それでも「誰か親類が会いに来てくれた」ということと、その感謝の意はしっかりと伝えようとしていました。

会った当時は、これで生きていると言えるのだろうかという気持ちもありましたが、亡くなってみると、「あんなにしっかり生きていたのに急にゼロになるんだ」という気持ちになります。それくらい生きていることと死んでいることの差は大きいです。

●連絡

母から前日の夜に「そろそろ容態が悪化してきた」との電話がありました。携帯電話に直接です。ナンバーディスプレイに「公衆電話」とあるときには、病院からであるということですので、そのことが緊急性を物語ります。これはお寺の住職も「公衆電話から電話があったときにそうかと思った」と語っておられました。

亡くなったことの連絡はメールです。すぐに母に折り返し電話をして、お通夜の日程を確認しました。

●準備

身内が亡くなるのは物心ついて初めてです。喪服はおろかスーツさえ満足に持っていないので、まずはダイエーで黒のスーツを買うところからスタートです。一時期「2プライススーツ」なるものがもてはやされましたが、今もダイエーにはありました。とりあえずいつものように店員さえいないスーツ売り場から何とか店員を探し当ててきてスーツ購入。

香典というのは、実の孫がするものかどうかは分からないけど、とりあえず香典袋をコンビニで一つ52円のものを買いました。

●移動

妻と娘二人を連れて新幹線へ。いつも帰省で帰るときには相当まえから準備をするのですが今回はあっさり帰ります。帰れるもんです。

●到着

家に到着すると、もう既に葬儀屋さんと地元の人たちの手で完全にお通夜の会場になっていました。そう、私の実家では家でお通夜とお葬式をするのです。田舎の家なので、ふすまを外すと、20畳くらいのスペースができあがります。自分が住んできた家が、「会場」になっているということにまず驚きがあります。

●再会

当然お通夜だから、死んだおばあちゃんにあうものだと思っていました。が、家に到着するといつもおばあちゃんが寝ている部屋におばあちゃんが布団に入って寝ているのです。てっきり棺おけに入っているものだと思っていましたが、まだ布団なのです。顔も血色はよく息をしているようでした。

死んでいる人間を間近で見るのはこれがはじめてです。でも間近で見てもそれが死んでいるのかどうかが分かりません。触ってみると驚くほど冷たかったです。ドライアイスで冷やされていることもあるのでしょうが、触って初めてそれが人ではなくモノであるということが分かりました。

●遺影

祭壇には既におばあちゃんの遺影があります。まだボケる前の頃の表情です。80歳のころの写真でまだ表情がしっかりしています。市で「80の時に写真を撮ろう」というイベントがあったらしい。つまり「そろそろ遺影を撮っておきましょう」ということでなんだかいやらしいですが、実際にはとても愛のある制度だって思います。

●お通夜のお食事

大量のオニギリとから揚げとサラダと煮物がありました。これをみんなで食べます。シンプルですがおいしかったです。

●続々とあつまる親戚

祖母には4人の子どもがいます。そのうちの一人が私の父です。4人とも結婚をしており、みんな子どもがいます。大量の従兄弟があつまります。さらにその従兄弟も結婚をしているので、ひ孫が続々とあつまります。本来は帰省のタイミングで会ってもよかったのですが、多すぎて収集がつかなくなる(寝るスペースもない)のでいつもずらして帰省していました。それが初対面となります。私の娘の同級生もおり、すぐに仲良くなりました。

お通夜やお葬式の一番のポイントは、「普段会わない人を会わせる力」なんだと思います。死んだ人に対してどんなアクションをとっても意味がないのだけれど、死んだ人を節とした枝が同じ時間に同じ場所に集まる、このことはおそらくものすごく価値の高いことなんでしょう。年賀状でしか見なかった人が今目の前にいる。

泊まりきれない人は駅の近くのビジネスホテルに宿をとっていました。

●納棺

お通夜の夜には納棺をします。葬儀屋さんがてきぱきと棺を組み立てます。ちょうど家具で買う「組み立て式カラーボックス」が入っているようなダンボールを開くと、工具なしで組み立てることができます。思ったよりも細いです。幅が広いと遺体が中でずれちゃうので幅は狭いほうがいいとのこと。手を組み合わせるので上下は深くなっており、さらにふたは中央が高くなっています。棺自体は相生市で決まっていてそれを使っているだけということでした。葬儀屋さんによると、「相生市の棺は上等だ。ベニヤじゃない」「でも組み立てるのはこっちは面倒」とのこと。

さて遺体を棺に収めます。まず顔や手をアルコールのようなもので拭きます。本当に消毒をしているのか単なる儀式なのかはよく分かりません。でもお別れなのでやってみました。今まで手が布団で隠れていたので手を拭いてみます。死んだ人の手はさすがに見てもそれが死んでいることが分かります。マネキンの手のようなのです。生きている間にお見舞いに行って触った手には表情がありました。死んだ人を見ると「生きているとはどういうことか」が良く分かります。

次に抱き上げます。どこをどう持てばいいのか分かりません。とりあえず足を持ちました。完全に硬くなっており、まるで木材を持っているようです。

棺に入れるとおばあちゃんはだいぶ小さいせいか、上下に隙間ができます。「もっと上じゃないのか?」という話も出ましたが、「とりあえずふたをかぶせてテストしましょう」。ちゃんと窓からお顔が見えたのでテストは合格。

遺体が布団にある状態も棺おけに入れた状態も、頭は常に仏壇の方向です。たまたまそれが北方向でしたが、葬儀屋さんによると、北を優先するのではなく仏さんの方向であることが目的だそうです。

●弔電順

葬儀屋さんから、冗談交じりにお願いされたのは、「弔電順はめんどくさいけど頑張ってね」とのこと。誰が偉いかというのもあるものの、田舎の葬式には必ず、市長、議員が弔電を送ってくると。特にややこしいのは、対立候補が両方送ってくる。どっちを先に読むかでどっちかを応援しているように見られる。特に相生市は国会議員が二人いて、自民と民主。こりゃめんどくさい。忙しいさなか悩む時間がもったいない。

焼香順を決めるのも大変。「近い人」から焼香するのがいいのだけれど、「近い人」の妻はどうするんだとか、年の順なのか、男女は区別するのかとかあれこれ。説明可能なルールにすることも優先されて、一つの葬式の中で矛盾があると気まずい気がする。属性を入れると自動的に焼香順を出すアプリが欲しいくらい。

ちなみにこれらの作業は私は全く分かりませんでした。それぞれの人の属性を知っていないと何もできない。

●村の人のお参り

お通夜とお葬式の両日に「村の人のお参り」があります。お坊さんの代わりに村の代表がメインを担当します。この存在がすごいところ。平行して二つのお葬式が行われているようなのです。例えばお坊さんメインの葬式は、「ざぶとんなし」です。そういうものらしいです。でも村の人が集まってやるぶんにはワリとフリースタイルで座布団もある。

どういうシステムで連絡が行くのか、何時からスタートかという情報がどうやって決まるのか良く分からないのですが、およそ個人の集まりとは思えない感じがします。

●葬式当日

なんと10時スタート。てきぱきと葬儀屋さん(二人)が仕切ってくださいます。なにやらスピーカーが置かれてそれっぽい音楽が流れます。女性がいい声で、「合唱」だの「礼拝」だの言ってくれます。

最初に葬儀屋さんが「座布団はない」との説明。宗派によるというよりも地域によるものらしいです。でもそのことは葬儀屋さんに言われて初めて知った。葬儀屋さんが葬式のスタイルを決めていると言ってもいいかも知れません。

ちなみに、縁側の窓(というか扉というか)は全て外されて完全に外と中の区別がなくなります。葬儀屋さんがせっせと外してしまいました。めちゃくちゃ寒いじゃないかと思いましたが、外から参列している人が焼香するので、会場としては一体となっているんでしょう。

●お坊さん登場

前回の法事のときに会った住職を先頭に5人ほどやってきました。お坊さんは縁側から入ってきます。住職は入ってくるなり縁側の上にいたカメムシを扇子でパーンとはたきます。雑なお坊さんです。

5人のうち、私とたぶん同じ中学で知った顔が一人。中学のときの国語の先生が一人いました。田舎ならではです。なぜか学校の先生はお坊さんという副業は許可されているようです。寺子屋てなもんで、学校とお寺はセット販売ありなのでしょうか。

お経が始まると焼香です。祭壇には焼香台が3つあって、平行して進めることができるようになっています。完全に作業です。なんやかんやあって、焼香は2セットやります。

●出棺

棺を開けて、お花を入れます。このときに入れるお花は葬式で飾られているお花を抜いて入れるというシステムでした。よくできています。終わると花で飾られます。

家から棺を持って外にでるのはいいけど、革靴をどうやって履こうかとばかり悩んでいましたが、中で4人で持って外の4人が受け取るというスタイルで霊柩車まで運びました。霊柩車の中は、レールのようなものがあり、そこに入れると力をいれずに中に入ります。

●火葬場へ

火葬場がどこにあるかさえ知りませんでした。霊柩車の後をバスで着いていきます。めちゃくちゃキレイな建物が丘の上にありました。火葬場と葬儀場がセットになったような建物です。入ると、完全にパッケージ化された流れで、最後のお別れをします。長い間外にいたのでトイレに行ったのですが、すぐに「最後別れ」の焼香が始まりました。

焼香が終わると今度は専用のフォークリフトのようなもので、焼却炉のような部屋に入ります。そこで喪主がカギを受け取って、2時間後に来るように言われます。炉の単位でカギがあるのです。

10時から葬式が始まって、ここまでで11:30くらい。ものすごく早いです。前の日のお通夜の時には、遺体が布団に寝かしたままの状態に「けじめがついていない」感じを受けたのですが、、葬式が始まって二時間もたたないうちに「燃やしてしまう」ということに、「けじめつけすぎ」の感覚がありました。「モノじゃないんだからそんなにあっさり燃やさないでくれよ」というのが正直な感覚です。もちろんもうモノになってしまっており、これほど分かりやすい「けじめ」はないでしょう。

●お昼

お昼ごはんは公民館です。個人の葬式のお昼ご飯の会場に公民館が使えることにも驚きですが、公民館のキッチンを見ると地元の奥さんがずらり。本当に頭が下がります。

●徒歩で家まで

公民館から家までは徒歩10分。田舎では常に車で移動なので、親戚数十人が田舎の道を歩くのはまさに葬送って感じです。初めて会った従兄弟の子ども同士が仲良く歩いています。おばあちゃんが会わせてくれたってことをひしひしと感じます。

●家に到着&火葬場へ

どういうシステムか分かりませんが、葬式のセットがきれいに片付いています。家に到着すると今度はすぐに火葬場です。行きはバスで移動しましたが、今度はめいめいの自家用車で乗り合わせての移動です。火葬場で「お別れ」をする集団と、「骨を拾う」集団とは別物のようです。

●お骨で再会

またまたキレイな火葬場に到着です。人の骨を見るのはこれがはじめてです。実際にお骨を拾う部屋の前に部屋があって、そこで待ちます。建物がきれいなので、そこで火葬をしているとは思えないです。この扉の向こうでは、死んだ人が焼かれているはず。

お骨登場です。まだ近づいただけで熱さが伝わってきます。かなりキレイに焼けていますが、頭から足までちゃんとあることは分かります。頭の中で肉をつけておばあちゃんをイメージできてしまいます。ショックでした。何段階にもわたって「死んだ」ということが伝えられます。

しばらく(数分間)は無言で担当の方が、ざくざくと整理をしています。どうも「のど仏」を探しているようです。のど仏はほとんど燃えてしまっていて、そのかけらを見せてくれました。「ここのかけらとこのかけらがこうつながって仏様が座っているように見えるのでのど仏と言います」と説明してくれます。

お骨を拾うのははじめてです。渡されたのはさいばしのようなもの。一方が木でできていて一方は竹でできています。昔は木の箸担当と竹の箸担当が分かれていて箸わたしをしたようですが、今は一人二役で橋渡しはしないそうです。

骨壷が二つあって、担当者の方が、とりわけるごとに「大きい方」「小さい方」と指示をしてくれます。それにしたがって順々にお骨を入れていきます。また取り分ける再には、「これは右手の指の骨」「これは右足の指の骨」と説明をしてくれます。下から順に骨壷に収めていって、最後に頭蓋骨でふたをするというストーリーになっているというのを最後に話してくれました。

担当の方が取り分ける再には、大き目の骨を砕きます。それもただのお箸です。起用に壊していきます。

担当の方は、機械のように淡々と進めていきます。でもこっちはかなりのメッセージをお骨やその熱さから感じ取っています。葬儀やさんにしても火葬場にしても「死んだ人を相手にする」職業だとばかり思っていたのですが、そうじゃぁない。「誰かが死んだ」ということをトリガーにして「生きているということはどういうことか」を伝えてくれる人なんです。

●お寺へ

16:00にお骨をもってお寺に行きます。お寺に着くと本堂に入ります。いまどきのお寺は椅子があるんです(畳の上に)。椅子に座って待ちます。住職がお経を上げている間みんなお焼香をします。ここでのお焼香はお賽銭を焼香台に置きました。100円です。

お経が終わると、なぜか「それでは休憩します」とのこと。お茶が配られます。お寺で椅子に座って、お茶を飲むというのは意外。休憩が終わるとお経の本が配られてわたし達も一緒にお経を読みます。

お経が読み終わると、住職のお話です。開口一番「不死身のおばぁがついに死んだか」でぐっとつかみました。もちろん住職はなくなった祖母のことはよく知っていて、今までの病状もよく知った上での冗談で、その場を和ませてくれました。

お坊さんのお話によると、お葬式の場では死者に対して「ご苦労様」「安らかにお休みください」というのはダメなんだと。むしろ「ありがとう」であり「これからも叱咤をお願いします」という期待を込めるのが正しい死者の送り方なんだと。もちろんこれは宗教上の考えではあります。死者が生きているものを「見守る」ということは科学ではなく宗教です。

ただし、誰かが死んだことで、残された人の行動が変わるのは確かです。良い方向に変えてくれれば、それは「ありがとう」なんでしょう。

お話が一通り終わると、以上解散です。お経の本が配られた状態ですが、住職が「欲しい人はどうぞもって帰ってください」とのこと。布教という考えからいけば、こういう機会にお経を上げてくれる人が増えるのはいいことなのでしょう。「ま、願わくば、、、、返していただきたい」とのフォローもありました。そりゃそうです。

田舎のお寺の住職が強いのは、「死んだ人の生前を知っている」ということでしょう。死んだおばあちゃんが信心深いのも知っている。その息子のわたしの父がほとんどお参りをしないのも知っている。残された人が死んだ人に対してどう思っているかも知っている。その中での「残された人へのアドバイス」は的確です。こんな仕事があったのか。

●またまたお食事

お寺から家に帰ると今度はお食事。ちょっと早い晩御飯。今度は仕出屋さんのお弁当です。だだっ広いので収容力はあるのですが、テーブルがない。みんなやっているので見た目は変じゃないのですが、正座をして畳の上の仕出し弁当を食べるというのは不思議な感覚です。

ここまで来てやっと自覚したのですが、正座をした状態で延々とお辞儀をするとひざに来ているんです。足首の「痺れ」がネックかと思いきや、正座のままのプチスクワットの方がこたえる。

酒も用意はしたものの、飲む人は少ない。車で来ている人は飲まないというのが普通になってきている。

お食事が終わるともう一回お参り。そこからは徐々に流れ解散で、限られた親戚だけが泊まることになりました。そこからは12時くらいまでお話。めちゃめちゃディープな話になってプライベートな問題があれこれ解決しそうな感じ。

●結論

葬式は大事。なぜならば、

  1. 生きているということはどういうことかを教えてくれる
  2. 会えない人と会わせてくれる
  3. 1と2を達成するためのシステムがそこそこ良くできている

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小型車首位はスズキワゴンR

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20060112AT1D1108911012006.htmlほか、日経1/12朝刊企業総合面より。

2005年の小型車ランキングでは上位が軽自動車で占められています。一位はスズキのワゴンRで二位はダイハツムーブ。

私の母が乗っているのがワゴンRです(父のクルマはサニー)。軽とはいえ室内は広く、視界も広く運転しやすいです。スピーカーもいい音がして乗っていて楽しいです。単に維持費だけではなく、居住性能としてワゴンRはいいと感じています。

  • 全体に占める軽自動車の割合
    • 1997年は23.9%
    • 2005年は32.8%
  • 「軽自動車に小型車需要を奪われている」(トヨタ役員)
  • 「地方の公共交通機関の機能が低下していることも軽自動車拡大の要因」(小枝至・日本自動車工業会会長)

確かに私の実家では一時間1本のバスに乗る人は居ません。おばあちゃんの足として軽自動車が使われています。それで郊外のショッピングモールの端っこのホームセンターに灯油を買いにいくと。

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スーパー5社、1000店改装

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20060110AT2F0800209012006.htmlより。

まちづくり三法により、郊外への出店が事実上不可能になるので、既存店を改装する策に切り替えるという話です。

まちづくり三法は「中心市街地への回帰」を求める目的で、郊外出店を禁止していますが、そんなことをしても、「じゃぁ新規出店しない」という反応になりました。

規制を増やすことで経済活動の舵をとることは難しく、単に経済活動をとめるだけという当たり前のことが起こりました。

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水素社会は当分来ない?

日経1/9朝刊科学面より、地球環境産業技術研究機構、茅陽一副理事長インタビュー。

水素は燃やしても水にしかならないので理想的なエネルギーというのは一般的な説ですが、それに対して「当分来ない」との話。

  • 水から水素を生成する過程でエネルギー効率が悪くなるという点
    • 高炉ガスを使った水の熱化学分解
      • 日本原子力研究開発気候が実験
      • 摂氏900-1000度で水を熱化学分解
      • 理論的な熱効率は70%くらい
      • 実際は40%
    • 水素を燃料電池で発電
      • 発電効率の理論値は約80%
      • 実際は30%
    • 水素を生成する40%と燃料電池で電気に変換する30%と掛け合わせると一割くらいの効率
    • これに対して火力発電の効率は約40%
    • バイオマスによる水素生産は原子力による熱分解よりもさらに効率が悪い
    • 太陽電池で水を電気分解するのも効率が悪い
  • 水素の利点
    • 貯蔵ができるという点
    • 電量電池車が電気自動車に比べて有力なのは燃料補給に時間がかからない点
  • 有力な水素生成
    • 化石燃料から水素を生産する方法
    • CO2は発生してしまうが、エネルギーの効率は高い
    • 天然ガスを分解、水素を製造した場合の効率は7割
      • 燃料電池の効率が現状のままでもガソリン車を上回る
      • 天然ガスのインフラは既に存在するためインフラの問題も解決

個人的には水素に期待していたのは

  • 太陽電池の電気をためる
  • CO2を出さない

の二点くらいだったので、かなり残念です。期待しすぎでした。化石燃料までいかなくてもエタノールくらいから電気が作れんもんだろうか。化石燃料を燃やすとCO2濃度がどんどん上がっちゃうけど、農作物からエタノールを作る分には、作るときにCO2を吸収するからチャラになりそうな気がする。

ちなみに、既にブラジルのサトウキビ畑はエタノール畑になってきています。
→「原油高・砂糖高」の意味(NikkeiNet)

最大の粗糖生産国であるブラジルでは原油高を受けて自動車のガソリン代替燃料としてサトウキビを使ったエタノール生産が拡大。現地自動車メーカーもエタノール車開発を急ピッチで進めている。エタノール混合燃料で走る新車は着実に増えている。

サトウキビがエタノールに使われてしまうので、砂糖が値上がりしているそうです。

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船井電機は日本企業か?

テレビの市場規模で、「世界市場なら船井電機かなぁ」と書きましたが、ちょうど1/9の日経企業1面で船井電機のレポートがありました。

日本の家電メーカーは、価格競争を避けるために「付加価値」の高い新製品を投入して利益を稼ぐしかないというのが定石となっていますが、船井電機は真っ向から普及品のコスト競争をしています。

  • 1990年代初めまで主な生産拠点を中国、マレーシアに全面移転
  • 本社組織を極限まで小さくする
  • OEM供給に重点を置き、販売管理費を抑制する
    • (価格が急落したDVDレコーダーは国内大手の過半数が船井電機とOEM契約を結んでいる)
  • 薄型テレビも「普及率が高まればDVDと同じ構図になり、当社に出番が回ってくる。チャンス到来の日は近い」(中島義雄副社長)

トヨタ生産方式というのは有名ですが、船井もトヨタに習った生産方式としてフナイ・プロダクションシステムというのがあります。

  • 生産ラインが円決に流れていても
    • 意図的に速度を上げるか
    • 人数を減らして
    • 負荷をかける
  • 生産が滞ると
    • ラインをいっせいにストップ
    • その日のうちに問題を解決
  • これを毎日繰り返し
  • 生産性と品質を同時に向上させている

うまく流れていても意図的に負荷をかけるというのがいい。自然科学のアプローチです。

ちょうど一年前にも「船井電機の強さ」で書いていますね。日本の家電大手が「何を作るか」という点で価値を発揮しようとする中、「どう作るか」にとことんこだわる姿勢が、むしろ新鮮です。

アジアメーカーを脅威と感じるのではなく、自らがアジアメーカーになりきって日本メーカーとの競争に勝つ--。船井電機はもはや「日本メーカー」とは呼べないかもしれない。

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海賊版撲滅キャンペーンを何とかしてくれ

最近映画に行くと決まって海賊版撲滅キャンペーンのCMが流れます。

女の子から黒い涙が出てきてガイコツがドーンと出てきます。おどろおどろしい映像で違法コピーの映画を見るな!って観客に怒ってきます。

いやいやここに居る人はみんな金払ってきている人たちだよと。実際に映画配給会社が被害にあっているのは分かるが、劇場に来ている人だけを驚かしてもあんまり意味がない。

という矛盾の突っ込みもあるとして、このCMを子供向けの映画で流すのは辞めて欲しい。「チキンリトル日本語吹き替え版」の観客にホラー映像を流すことのセンスを疑う。あれを4歳児に見せてどうしようというんだ?

似た意見の人の記事:
海賊版撲滅キャンペーンCM廃止希望(シネマスクエア)

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カメラ付きケータイの販売台数、2005年に世界で3億台に

http://it.nikkei.co.jp/mobile/column/world.aspx?i=20051222fk000fkより。

  • それぞれの国の携帯のカメラつき割合
    • 日本は92%
    • 北米は47%
    • 西欧は55%

まだまだカメラつきのシェアは伸びる余地があるようです。

私が今もっているW32Hもカメラがついています。ちゃんとしたカメラのついた携帯はこれが初めてなのですが、画面で見る分には十分な画質です(ITメディアの記事)。また、ホンモノのデジカメに比べて使いやすい。少なくとも説明書を見なくても分かる。

個人的にはデジカメって室内ではフラッシュが光ることが前提となっているケースが多いですが、携帯電話のカメラはフラッシュに頼らずに自然な画像が撮れているという印象があります。携帯電話くらいのサイズで100万画素のパンフォーカスのデジカメがあれば欲しいくらい。ってそれが携帯電話のカメラですね。

ちなみにフィルムのカメラの時代から私は持ち歩くカメラはマクロモードつきのパンフォーカスの28mmコンパクトカメラをメインに使っていました。イイ写真というのは、何よりもシャッターチャンスが重要だという認識です。

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第二位の言語を母国語としておいた方が有利な理由

日本経済はやっと復活しました。先行きは不安であるものの、経済規模で言えばアメリカについで二番目というのは短期的には通用します。

企業の時価総額を見てもアメリカ勢に混じってトヨタが上位にチラッとランクインしています。

日経新聞を世界で一番早く読める私たちは幸せだなぁと思います。日本株も自国の通貨で手軽に売り買いできる。幸せです。

母国語が英語でないというのが、ハンディキャップのようにも感じていましたが、私たちは遅いながらも英語の文章を読むことは出来ます。しかし英語が母国語の人で日本語が読める人は稀です。カバー範囲で言えば日本人の方が優位。

同じことが、テクノロジーにも言えます。仕事柄、MacとWindowsの両方を使っていたのですが、Macから入ると二ヶ国語がしゃべれる。ところがWindowsから入ると、MacくらいのシェアのOSを相手にすることにインセンティブが働かない。

iTunes(さらにその端末であるiPod)はWindowsにもMacにも対応しています。AppleがMacの会社だから当然Macは対応するし、シェアの面からはWindowsにも対応しなくちゃいけません。結果iPodもiTunesも多くの人に受け入れられている。

Macの技術者がWindowsの開発をすること自体は、「面倒ながらも」不可能ではない。それくらいのことは出来ないとプロじゃない。Mac上の開発ツールの多くは、「Windowsアプリも」作れるようにはなっている。Windows版も作れるということは、20倍のユーザをカバーできる。少々面倒でもやる気がでる。

ところが、Windows上のアプリ開発を専門とする技術者がMac上のアプリを作るのは大変ハードルが高い。技術的にはまたイチから覚えればいいのだけれど、インセンティブが働かない。プラス数%のシェアのために支払うコストは大きい。

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まちづくり三法の効果は疑問

日経1/8朝刊ファミリー経済面より、まちづくり三法に関する話題。

男前を殺せばブサイクがモテる?でも書きましたが、郊外への出店を禁止して、市街地を活性化させようとする「まちづくり三法」への疑問の声が記事になっています。

「地方都市の中心市街地衰退の主因は、魅力ある店舗作りをしてこなかった商店街や自治体の努力不足にある。郊外店の規制に規制に頼るのではなく、地方自らが企画力を高めることが重要だ」(野村證券金融経済研究所正田雅史シニアアナリスト)

まちづくり三法の改正案では、延べ床面積1万平方メートル超の小売店を建てられるのは、中心部の商業地域に限定されます。でもこれって今まで禁止されていたことじゃないんです。今までもやろうと思えばやれたことです。シャッター通りの商店街をを更地にすればできたことなんです。やる気がないのに、やる気がある人の動きだけを縛ったところで何もいいことがない。

全小売店の平均売り場面積はこの10年間で4割強広くなったというデータもあり、実は大規模店舗は飽和しているとも見れます。出店の自由度を奪うという点で気に食わない法案ではありますが、しばらくは既存店舗の使いまわしで済んでしまいそうです。

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孫正義氏、経済成長を語る

日経1/8朝刊経済面「私がみるニッポンの力」より孫正義氏インタビュー。

まず孫氏は国家の30年後の姿として明確に目標化すべき項目の一つにGDPを挙げています。

<目標値のイメージについて>

GDPの成長率が1%だと30年後には700兆円となる。2%だと900兆円、3%で12000兆円。3%を目指すべきだと思う。50年後の日本のGDPは中国、インドに抜かれて世界4位になるという投資銀行の調査がある。せめて3位には食い込みたい。『スモール・イズ・ビューティフル』などと言っていると将来は過去の栄光を憂いてばかりになる

<GDPを伸ばす策について>

現在のGDPと目標には700兆円の差がある。これをどの産業でまかなうかがカギになる。企業でも成長事業部に人材と資金を投入する。今の日本は成長を促す支出になっていない。農業や漁業で700兆円を埋められるのか。食品の市場規模は25兆円前後だろう。倍にしても25兆円しか増えない。

企業で言えば、生き残るには、売上・利益を確保する、そのために成長産業に投資をするというシンプルな策なのに、国家単位になると、とたんに成長とは無縁のばら撒きになりがちです。

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産業再生機構、解散前倒し

再生機構、解散1年前倒しへ

産業再生機構の解散が一年前倒しになるようです。

産業再生機構そのものは、経営不振に陥った企業を再生させるという目的で、債券を銀行から買い取ったり、融資に応じたりします。「再生」というだけあって、最終的には株式も債券も民間に保有してもらうという流れです。

この手の期間は一見すると、死亡直前の企業を単に延命させるためだけに国のお金を垂れ流すようにも見えましたが、ふたをあけてみると、ちゃんと投下資本を回収できる見込みのようです。公的資金を投下したときには散々文句を言われた人たちが、これだけのハイリスク資金を回収できた事実に対しては十分な賛辞を送るべきでしょう。はい拍手。

日経1/8朝刊ではこのニュースが一面に載っています。単に再生機構が解散するという事実よりも、「それだけ日本が再生した」というメッセージを市場に与えることになります。個人的にはカネボウを花王が引き取ろうとしたくらいの時期で既に再生機構が民業圧迫をしているようにも見えましたが、結果カネボウのスポンサーは花王になりましたし、再生機構も解散するということで、結果オーライ。

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松下電器、プラズマパネル向上に1600億円投資

電器、世界最大プラズマ工場を兵庫・尼崎に新設
松下、1600億円投じ兵庫にプラズマ工場・来夏稼働へ
ほか、日経1/7朝刊1面より。

松下電器が、プラズマパネルの国内新工場を建設します。

  • 2007年からの稼動
  • フル生産時には600万台分のパネルを生産できる
  • 他工場を含めた松下の年間生産能力は現在の二倍強の大型テレビ1000万台分以上
  • 松下の予測では、プラズマテレビの2006年世界市場は約1000万台
  • 「2010年にプラズマテレビ市場は年2500万台になる」(中村社長)

かなり攻撃的な投資です。競合に対して「君達はもうプラズマを作らなくてもいいよ」というメッセージさえ感じられます。本当の競合はプラズマの中での競争ではなく、大型テレビでも液晶との競争が激しくなりそうです。

ちなみに同日日経3面にプラズマテレビの世界出荷数シェアが合ったのでメモ。

  • 出荷数360万8000台
  • 05年1-9月
  • シェア(%)
    • 松下電器26
    • LG電子15
    • サムスン電子13
    • フィリップス10
    • 日立製作所6
    • パイオニア6
    • その他24

と、まだまだ混沌としています。日本メーカーと韓国メーカーでシェアを二分しています。しかしながら、日本メーカーでも存在感のあるパイオニアが一部生産ラインを閉鎖しないといけないくらいの採算状況になってきています。市場は拡大していても、全員が生き残れるわけではなさそうです。

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東証本体にシステムエンジニアはいない

日経1/6朝刊マーケット総合2面、大機小機より。

東証本体にシステムエンジニアはいない。別会社の東証コンピュータシステム(TCS)が運営を受け持っているが、東証の持ち株比率は3割強にすぎない。財務改善をねらって約6割のTCS株式を2002年に売却したためだ。位置づけがあいまいな組織に対応を任せっきりにしたツケが噴き出したといえる。

なにか問題が起きると、「事故が起こった理由」としてこの手のコスト削減策が取りざたされます。ITをアウトソースをしてうまくいっている企業もいっぱいあります。

ITをアウトソースするメリットが享受できるのは、それが汎用品であるときに限られます。自社で他社と同じものを再発明することよりもずっと安くで導入できます。財務会計ソフトなどは細かいことを気にせずに、そこそこのものを安くで導入したほうがいいでしょう。

しかしながら、「東証のシステム」は決して汎用品ではありません。東証のシステムは東証そのものです。東証以外からノウハウが調達できるわけもなく、東証がノウハウを蓄積するべきでしょう。

関連記事:金融業は装置産業

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誤発注の原因2

誤発注の原因でも売買単価がばらばらなことが誤発注の要因の一つであると指摘しましたが、同じことを東証の西室社長も言っています(日経1/6朝刊経済・金融面)。

(全銘柄の)売買単位の統一は無理だが、現在のように何でもありにすべきではない(西室氏)

統一してほしいなぁ。統一の過程は短期的には大混乱するでしょうけど。

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ニテンドーDSの売上

日経1/6朝刊企業2面より、ニンテンドーDSの売上について。

  • 2005年末までに世界累計1300万台(実売ベース)
  • 発売からほぼ1年で1000万台を大きく上回るペース
  • ソニーのPSPは発売後10ヶ月で世界販売は1000万台超

ということで、DS V.S. PSPかと思いきや、どっちも売れているようです。

世界販売の内訳

  • 日本で500万台超
  • 北米400万台
  • 欧州350万台
  • 素音他の地域50万台弱

日本で500万台超ということはざっくり20人に一人が買っている計算になります。アメリカの人口は日本の倍ですから、単純に対人口シェアで見れば、やはり日本で売れている商品であるということが分かります。

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ビルゲイツメディアの価値を語る

日経1/6朝3面より、米ラスベガスで5日のビルゲイツマイクロソフト会長インタビュー。

ネットの普及はメディアの企業の経営にどう影響するか?

ネットの時代になってもテレビや新聞などのメディアの価値は不変だ。例えば新聞社。優れた記者、編集者がいていいニュースを発信できればそこにブランド価値が生まれえる。ニュース発信の手段が紙面であってもコンピュータであっても、その価値に代わりはない。

確かにアメリカの新聞はだいぶブラッシュアップされた後かも知れません。しかし日本の新聞が持つ価値のうち、「ニュース」と「編集」は一部です。そもそも、昔は新聞紙そのものが燃料や断熱材としての価値がありましたし、今もテレビ欄の価値があります。また、新聞社の売上と同じくらいの規模の売上が「折り込み広告」にあります。まだまだ、今の日本の新聞が持つ価値は削られていきそうです。

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通信・放送の在り方に関する懇談会

竹中総務相主催の「通信・放送の在り方に関する懇談会」というものがあります。

これに関して、日経1/5朝刊総合・政治面に竹中平蔵氏のインタビューがありました。

通信・放送の在り方に関する懇談会の狙いを聞かれて、

放送全体で4兆円、通信で16兆円の売上だ。二つをあわせた20兆円を短期間でいかに二倍の40兆円にするのかという議論をしたい。それが業界のためにもなるし、国民の満足度を高めることにもなる。

えらく具体的です。市場規模というと、なにやら業界よりのようにも見えますが、顧客満足度の総数と見ることもできます。市場規模を大きくするということですから、事業者の新規参入も見込まれ、雇用創出にも貢献できます。

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テレビの市場規模

テレビという昔ながらの家電もまだまだ有望な市場のようです。

日経1/5朝刊企業1面「テレビのあした」より。

  • 10%の壁
    • 日本の家電市場で商品が普及するかどうかの目安が10%の保有率
    • 国内のテレビ保有台数に占める薄型テレビの比率が2005年10%を越えた
  • 買い替えを喚起するイベント
    • 2006年ワールドカップ
    • 2008年北京オリンピック
    • 地上デジタル
    • 国内には1億を越えるアナログテレビがあるとみる。一台十万と見て買い替えだけで10兆円の市場規模になる
  • 世界に目を向けて
    • アフリカではテレビの普及率が10%を越える国は13しかない
    • 業界の推計では世界市場の規模は今後数年で100兆円近くに達する

てことで、昨年はイマイチ出遅れていた黒モノ家電もチェック。

国内市場で見れば、日本メーカーでいけているのは、松下とシャープ。世界市場でいけている日本メーカーってことになると、船井電機になるのでしょうか。同じテレビといっても全然タイプが違います。

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マジで貯蓄から投資に流れ始めた

郵政公社の12月末投信販売残高、前月末の2.3倍に(Nikkei Net)
12月の投信販売、3倍に ボーナスで郵政公社(河北新報社)

一時は販売不振とされていた郵政公社の投信販売ですが、年が明けて12月のふたを開ければ、目標は下回ったもののボーナスの多くが投信に流れたようです。

日経1/5朝刊7面によると、商品別内訳は次のとおり。

  • 野村世界6資産分散投信(67%)
    • 国内外の株式・債券・不動産に分散投資する
  • 大和ストックインデックス225ファンド(19%)
    • 日経平均株価に連動する
  • GS日本株式インデックス・プラス(13%)
    • TOPIXを若干上回る収益を目指す

野村がやたらと人気です、株式・債券・土地に国内と海外を組み合わせるという、まるで変額終身保険の運用のような分散投資ですが、郵便局というスーパーディフェンシブな金融機関の窓口からはこれくらいの投信がいいのでしょう。

これまで投資信託をやったことのない人がいざ郵便局で売ったからといって投資に興味をもつんかいなと思っていましたが、郵便局という窓口が持つブランドはやっぱり大きいのでしょう。

郵便局の投信販売とは直接関係ありませんが、野村證券の社長のインタビューが、日経1/5朝刊7面にありました。

これまでは証券会社の営業員が顧客に様々な商品を提案し、商品の購入後にお金を振り込んでもらっていた。最近はとりあえず銀行から証券会社にお金を移し、提案を待つ顧客が現れた。この順序の差は大きい。自然体でも銀行から証券にお金が流れ始めている。

私も、買う銘柄があって株の売買を始めたわけではなく、「とりあえず証券会社に口座を作ろう」というところから始まりました。銀行の口座は「決済用」と割り切っています。相対的に預金金利が低いこともあって、銀行に多くのお金を置いておくこと自体が機会損失に感じるのです。

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日印、FTA締結へ協議加速

日印、FTA締結へ協議加速で一致・外相会談

やっと日本とインドの貿易が活性化しそうです。ひどいのはここ。

輸出入を合わせた04年度の日本の対インド貿易額は約6000億円。最大の貿易相手国である中国に比べると約30分の1にとどまっている。

国の規模を見れば中国(13億人)と遜色ないインド(10億人)であるにも関わらず、大してものが売り込めていません。FTA加速でインドへ市場に道が開かれればまだまだ売るものはあるでしょう。

ってことで、またまたインドでシェア50%をとっているスズキに注目。

日経1/5朝刊9面にも、BRICsへの資金流入額が過去最高になったという記事があります。

日経1/5朝刊7面には、大和證券グループ本社鈴木茂晴社長のインタビューも。

(リスクの高い)インド株投信でさえ、こちらから営業しなくても個人が買いたいといってくる。私が証券会社に入社して以来初めてだ。

てことでインドマンセー。

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誤発注の原因

また、誤発注があったようです。

証券社員、個人取引で誤発注…2株を2000株と

これは本当にありそうです。

昔はほとんどの株が、額面50円で1000株単位での売買でした。時価1000円なら最低取引単価は100万円になります。これを単位株制度といいます。

単位株制度がなくなって、1000円の株を1000株単位で公開するのも、100万円の株を1株単位で公開するのも両方アリになりました。買う側にとっては同じことです。だからどっちでも問題はない。

だけど、数字に相場観がなくなってしまってめちゃややこしい。2000株だけを見ても「2単位」なのか「2000単位なのか」が分からない。

一投資家として制度を過去とのしがらみを一切考えずにルールを考えます。

  • 単位株も単元株も廃止
  • 全て取引は1株単位
  • 1株は1万~100万くらいに収まるようにする

1株の相場観がある程度あれば、コンピュータのアラート以前に、人間が異常値に気づくはず。

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銀行の営業時間の規制緩和

金融庁、銀行営業時間の規制緩和へ

銀行の営業時間は実は今までは規制があってあんな「サービス業にあるまじき」営業時間の体系になっていました。それが規制緩和されます。

  • 現行
    • 営業時間:9:00-15:00
    • 休業日:土日祝日・年末年始
  • 改正後
    • 営業時間(例)
      • 17:00-23:00で住宅ローン相談など
    • 休業日(例)
      • 平日休業も可

私も家をローンで買うときには、土日でマンションを買う契約をするにも関わらず、ローンの手続きだけはわざわざ平日に会社を休んで銀行に行っていました。家を売る場所とローン相談の窓口はセットでもいいくらいなのに。

きっかけは流通業などの銀行以外が4月から銀行代理店業務ができるようになったということで、「本家」だけに規制をかけたままというのはアンバランスというわけです。

今回の規制緩和は営業時間の面ですが、全般的に銀行に規制をかければかけるほど、銀行ではない企業(たとえば消費者金融)のサービスが際立ってしまうのが問題に感じていました。普通の金利の融資が普通の時間に受けれるという当たり前の状態がくることを期待しています。

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鉄鋼大手4社高級鋼材増産へ6000億円

日経1/3朝刊1面より。

  • 鉄鋼大手4社が高級鋼材の増産に乗り出す
  • 2009年までの4年間で合計6000億円投資
  • 自動車向けの鋼材などの比率を7割から8割程度に引き上げる

私が持っているのが新日鉄なので、以降新日鉄情報のピックアップ。

  • 新日鉄の投資額は約2200億円
  • 大分製鉄所の高炉容積を世界代々の5775立方メートルに広げる
  • 5000立方メートル級の高炉は日本の7基を含め世界でも10基のみ
  • 自動車用のめっき鋼板ラインも増設
  • 高級鋼材の生産量は2008年度までに200万トン増える

新日鉄目線のみとしましたが、日本の大手鉄鋼4社は株式の持ち合いが進んでいるので、投資に関してはひっくるめて見ておいてもいいです。

さらに、新日鉄の高級鋼材と自動車業界の関係について、1/3朝刊企業面より、新日本製鉄の三村明夫社長インタビュー記事。

  • 「高炉は日本に置いてこそ最も競争力を発揮する」(三村社長)
  • 新日鉄は国内の全自動車メーカーとトップレベルの技術懇談会を持つ緊密さが強さの源
  • 新日鉄の2004年度の自動車向けの比率は30%
  • 業界全体の26%を上回る

鉄というと単に規模の経済の勝負で、すぐにコスト競争の消耗戦になりそうなイメージがありますが、日本の鉄鋼大手は値崩れしにくい高級鋼材にちゃんとシフトできているのがえらいところです。また単に増産するというだけではなく、めっきラインというボトルネックのみの解消をしていたりと、効率もいいです。

新日鉄株は買ってから6割上がっているのですがもうちょっと持っていようと思います。

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iPodの中の日立金属

日経1/3朝刊企業面より、自動車素材が自動車以外にも活用されているという記事。

  • iPodのHDには潤滑油も使えず騒音も許されない
  • 摩擦を起こさないきわめて純度の高いベアリングが必要
  • 探しあてたのはピストンリングというエンジン部品に使う鋼鉄製線材
  • ピストンリングは鋳物に比べて耐久性は高いが加工も難しい
  • 日立金属は世界シェアの25%を握る

ピストンリングというのは、エンジンのピストンの周りにパッキンみたいな形でくっついているリングです。めちゃくちゃ密に擦れても磨耗しちゃいけないという「無茶な要求」に応えてくれている愛らしい素材です。

ちなみに引用記事中の「シェア25%」はピストンリングのシェアなのか、ピストンリングを利用したベアリングのシェアなのかは読み取れませんでした。すみません。

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日本自動車メーカーの死角

日経1/3朝刊企業面より、小枝至自工会会長インタビュー。

日本自動車業界の世界市場での競争力維持に自身を示しながらも、日本メーカーの死角に関する質問に対して。

唯一の問題は国内販売。まず車種が多すぎる。600万台の市場なのに月1万台売れれば上位3位に入ってしまう。売り上げに占める販売コストも3割超と非常に高い。日産やホンダが系列販社の再編に着手しており、この流れは今後も強まるだろう。

「多品種少量生産」が通用するのはトヨタのようなそもそも大量に生産している企業ができることであって、他のメーカーは、何でも屋になるのは難しいでしょう。車種が増えれば増えるほど、開発コストもかさみますし、在庫リスクも増えます。

人口が変わらない中では、売り上げ増は期待できないのだから、資本効率を上げていく方法で企業価値を高めていくしかないでしょう。

いちユーザーとしては、新しい車に乗ると、「やっぱりまだまだ開発する余地はあるんだなぁ」と感動はするんですけどね。

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MORA、月間ダウンロード数100万曲

音楽配信「モーラ」、12月のダウンロード数100万曲突破

ちなみに、iTMS-Jは開始4日で100万曲を突破しています(その後どうなったかはあまり聞きませんが)。

MORAが売れ始めたのも、ソニーのウォークマンAシリーズが売れたというのがきっかけなようです。ウォークマンAシリーズはハードとしてのできは良いと思っています。ロックがしやすいのが好印象。やっぱり、音楽配信は「どういうプレーヤーでどういうスタイルで聞くか?」というところまでのシナリオが提案できて、やっと購買意欲がわくのでしょう。

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パソナ、アメックスと提携

パソナ、アメックスと提携・派遣料金もカードで決済

パソナの人材派遣料金がアメリカンエクスプレスの法人向けカードで支払えるようになります。法人同士の決済の多くは銀行振り込みで行われますが、「どこから」「いつ」振り込まれたかという管理が大変です。そのあたりを代行してくれるという点でカード決済は受け取り側の会社にとって銀行振り込みに比べて便利です。

支払い側は、銀行振り込みに比べて「振り込み手数料が要らない」という点で便利です。

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携帯電子書籍市場

日経2006.1.1朝刊第二部15面より、携帯電話向けのコミック・書籍市場について。

  • 市場規模について
    • 2004年度の市場規模は12億円前後
    • 2005年度は100億円に迫る
  • 新潮ケータイ文庫
    • 常時50作品以上がサイトに載っている
    • 毎月の会費
      • auとボーダフォンが105円
      • DoCoMoが210円
    • 会員数は3万人を突破したと見られる
  • 角川ホールディングス子会社のケータイサイト
    • 月315円の会費
    • 会員は2万人を超えた

会員数が一万人を超えても、売り上げは数百万/月ですから、売り上げとしてはあまり大きくありません。それでもユーザの滞在時間を指標に組み込めば十分、「強いコンテンツ」といえそうです。

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ケータイマンガがすごい

W32Hを買って感動したコンテンツのひとつが、「マンガ」です。意外に読める。基本は一コマ1画面。コマが大きいときにはスクロールしてくれる。通信と処理速度が速くなると、ここまで快適に読めるものかと感動。パケット定額だからこそパケット代を気にせずに読めるのでしょう。

ここまでくるとあとは、どういうテクノロジーを使っているのかが気になる。

ケータイのスプラッシュを見ると「Comic Surfing」と書いてある。検索してみると、DG MOBILEという会社の技術のようです。アプリはDG MOBILEですが、気になるのはファイルフォーマットです。ファイルフォーマットがオープンなら、ケータイで読むためのマンガを勝手サイトで配信できるかもしれない。

調べてみると、Compact XMDF plusという形式のようです。そもそもXMDFというとシャープのザウルスなどでやはりコミックなどを見るのに使われていたフォーマットです。「電子書籍のフォーマット」というイメージが強かった為に、「それってHTMLに比べてどれだけいいものなの?」という目で見ていました。

XMDFで検索をしてみるとこんな感じ。

電子書籍規格の戦い (3:XMDFの踏ん張り)…

変換作業過程でライセンス料が発生する。すべてのPDAに対応はするが、純粋なオープンではないのだ。

電子書籍フォーマット「XMDF」、普及には何が必要か

北村氏はXMDFのメリットを「PCや携帯電話、TV、PDAなどさまざまな端末で読むことができるワンソース・マルチユースタイプのフォーマットであること」と説明する。一般のユーザを対象にした、PCのドキュメント(WordやPDF)などをXMDFへ変換するソフトも開発中であり、PDFにかわるオフィスドキュメントとしての浸透も計画していることを明らかにした。

いくら探しても自力でCompact XMDF Plus のファイル形式を作る方法は見つかりませんでした。残念。勝手サイトでケータイマンガは難しそう。

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ココログ迷走か?

ココログフリーが登場して、フリー版の方が有料版よりも機能が豊富で、あれこれ騒がれています。サービスを提供する側の立場から見れば、「後からサービスインしたもの」の方が、ミドルウェアにしてもハードウェアにしても「いいもの」を出せてしまうという傾向はあります。

また、有料版はそれなりに納得して払っていたので、相対的に安いものが出てきたからといって、現在使っているサービスの満足度は下がっていないです。

てことでフリーの存在はいいとして......。ログインの画面が変わりました。

cocologin ログイン画面に「プラン選択」のラジオボタンがあります。

言わなくてもわかることですが、あえてこのUIのだめっぷりを突っ込みます。

  1. どのプランなのかなんて覚えない
    • 私がまず戸惑ったのは自分がどのプランに加入していたかがわからないという点
    • どのプランに入っているかどうかの情報がどこにあるかもわからない
    • 見つけて自分が「ベーシック(無料)」に入っているということがわかった
  2. 知っているのはココログサーバ
    • ためしに、まず間違いであろう「フリー」をチェックしてログインしてみた
      • 「ココログアカウント、またはパスワードが正しくありません。 」とエラーが出る
    • 次に契約していない「プロ」をチェックしてログインしてみた
      • ログインできた
      • みたところプロの機能は使えてなさそう
      • どうやら「フリーとそれ以外」に壁があるだけっぽい

てことで、本来サーバが知っていることをわざわざユーザに入力させるというどんくさいシステムになってしまっています。「ポテトのMとハンバーガーを320円でお願いします」とオーダーしなくちゃいけないハンバーガー屋みたいなもの。310円だったらエラーで店の外に出されるシステム。

誰かが設計書にそう書いちゃって、プログラマは設計書に忠実に作っただけなので、誰かを責めているわけではないです。この手の間違いはシステムが出来上がったあとに「あれ?」とわかる。

修正案としては二つ。「ユーザIDでサーバ側で判別」するか「最初からココログフリーとそれ以外でログイン画面を分ける」ということでしょう。後者で十分。頻繁にプランを切り替える人なんていない。ほぼ変わらない情報を毎回入力させるほうが異常。

この手の修正は作業としては非常にシンプル。たぶん個人でやっていればすぐに直せる。それが企業になると、やれ受託している会社に修正依頼を出さなくちゃいけないだとか、見積もりをとらなくちゃいけないだとかで、やたらと時間がかかる。簡単で正しいことができなくなる。

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滞在時間を延ばしていくことが必要(新浪剛史ローソン社長)

日経2005.1.1朝刊第二部7面より、新浪剛史ローソン社長インタビュー。

店に来て面白いな、と感じてもらえる情報を提供しながらモノを売るのがリアルな店舗のあり方。今、顧客が店内にいる時間は平均三分。多くの店は滞在時間を延ばしていくことが必要だ。今までコンビニエンスストアが提供してきた『タイムコンビニエンス』をある意味否定していく。

同じようなことは、Web2.0の世界でも言われてます。

バーティカルサーチは
GoogleBaseにどう対抗していくのか?

Web2.0が浸透してくるであろう、2、3年後にユーザーのロイヤリティを計れる数字は「滞在時間」の長さになるでしょう。

単なる偶然ではなく、日経の同一面にはアマゾンの記事もあるので、日経の編集が意識しているものと思います。一人の人が、コンビニにも行けばNetもやります。そうなると今度はマーケットシェアではなく、顧客一人の時間の使われ方のシェアがベンチマークとして有効になります。

たとえば、Gyaoではこの記事を書いている時点で視聴者登録数が560万人を突破しているそうです。登録自体は簡単なため、登録して一回見て、二度と観ていないという人もいるでしょう。やはり滞在時間は欲しい情報です。

ちなみに、私はGyao滞在時間は2時間/週くらい。第2日本テレビは登録しただけで二度と観ていません。パスワードはおろかIDさえ忘れてしまった。

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新聞社の編集技術

「はてブ」が新聞社サイトを殺す可能性より。

もう世間にはニュースサイトなんて山ほどあって、プロ(なんのプロだか…)であっても、すべて巡回するのがしんどい作業になっている。RSS配信になったとしても、もう全部に目を通すのは不可能だろう。

 これは当たり前の話であって、だから新聞の機能の一つに「ニュースの取捨選択=編集」がある。ほぼ無限にあるニュース=siteを見やすくかつ重要度に合わせてインデックス化=編集する必要が出てくる。
 それをブックマーカーに“やらせ”たのが、<はてブニュースHatena Bookmark News>なんだろう。大手ニュースサイトが、blogなどより優位に立ち多くのPVを稼げる理由の一つは、ニュースを網羅的に編集した状態で提供できるからだと思うけど、同じことをほとんただに近いコストでやられたら、勝てるわけはない。

私のこのblog自体が「日経新聞の拾い読み」を情報源としている為、その「編集能力」に対しては頭が下がります。140円は安い。ネット上のニュースリリースにリンクを張っている場合でも、

  1. 日経朝刊で事実を知る
  2. googleでWeb上のニュースリリースを検索
  3. blogでWeb上のニュースリリースにリンク

という手順をとっています。Web上に存在する情報であっても、朝刊に教えてもらっている。ニュースそのものではなく、その編集にこそ価値があるということには賛成。

私が日経新聞の「編集」がすきなのは、日経新聞が「価値がある情報だ」と思っていることと私の価値観が同じであるからこそ。

はてなブックマークもうまくいっているように見えます。きっと、はてなユーザと私の興味とが似通っているからでしょう。

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