ATMでの現金振込み10万円までに規制
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060404AT2C2901103042006.htmlほか、日経4/4朝刊一面より。
現金でのATM振込みがこれまでは200万が上限だったのが、10万円が上限になります。これは、マネーロンダリングの防止が目的で、FATFという国際組織が昨年6月に要求を受けての措置です。アメリカやEUはすでに対応しています。
目的は「匿名での資金移動を防ぐ」ということなので、口座間での振り込みはこれまでどおり出来ます。
なので、10万円を超えるお金を口座間で振り込んでいた人にはあまり影響のない話です。常に自分の口座を財布代わりにしていればいい。
ところが、朝のニュースの「トクダネ」では、「これはネットバンキングで済まさせようとする陰謀だ」とか「日本人は通帳が大事だ」とか、間違った評価をしています。国がやることに反対して賢そうに見せようとでもしているのでしょうか。
ネットバンキングに移行させようというのは、それは当然の話で、日本は相対的に現金に頼りすぎで、そのことがコストとリスクを増やしています。また、匿名の振込みが10万円までに規制されたところで、通帳はこれまでどおりに残る。
個人的には、小額決済はともかく、感覚的にも10万円を超えるものは、口座間の移動として履歴が残ることが理想です。小さな企業であっても、「うちは現金決済だから」と自慢げに話している人が、結局そこで不正を働いているケースも見ました。お金の移動の匿名性が排除されることは、零細企業にとっても大事なことです。


Comments
> 朝のニュースの「トクダネ」では、「これはネットバンキングで済まさせようとする陰謀だ」とか「日本人は通帳が大事だ」とか
ネットバンキングについてけない視聴者に「そうだそうだ、とくダネいいこと言う」と思わせたいからかな、と考えました。
さすがにそこまで近視眼的ではないのかもしれませんが、だからって大局を見てるかというとそうでもなさそうなんで、結局のとこやっぱ「おもねってる」ってことなんでしょうか。
Posted by: ブリキ | 2006.04.06 at 01:38 AM