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村上ファンドの逮捕の本当の目的は?

村上氏摘発の「いやな感じ」:阿部重夫編集長ブログ:FACTA onlineでも書かれていますが、村上氏の逮捕で「またか」という印象です。

インサイダー容疑での逮捕となっていますが、村上氏もまた「合法的な活動」の部分で煙たがられていた存在です。村上氏のキャッチフレーズは「物言う株主」です。株主から調達したお金を全く株主に還元せずに、土地買ったり自社ビルを立てて、まるで「城主」のようにのさばっている経営者に対して「ものを言う」のが、村上氏の社会における存在意義です。

今回のインサイダー容疑も、もし本当にインサイダー容疑があるのならそれはそれで罰せられなくちゃいけない。ただし、村上氏が逮捕されることで、「大喜び」な人たちもたくさんいるわけで、その大喜びの人たちというのは「本来村上氏に叱られてしかるべき株主軽視経営者」です。

株主軽視ということ自体は法的な罪ではありません。なぜなら警察が逮捕しないでも、市場から叱られるからです。

一方で、市場から叱られている様は、一般の人には何を悪いことしているのか分からないという残念なことになっているので、物言う株主の言ってることがいまいちピンとこない。だから、あえて「村上氏が吼えている醜い写真」で悪者っぽさを出している。週刊誌と民法のテレビが特にひどい。元々経済に弱いこともあって、とりあえずキャラの立つやつをたたいておけばいいという発想なのでしょう。

そうして、そういうマスコミの知識の無さを分かった上で、東京地検は「どんな容疑でもいいから検挙しろ」というスタンスにしか見えません。とりあえず世論を固めておけば、別件逮捕でも叱られないからです。

ライブドアのときにも、村上ファンドのときにも、逮捕のタイミングとそれによって「一部の得をする人」の対応があまりに明らかなので、東京地検はある特定の組織を利しているように見えて仕方がありません。

警察がある特定の組織を利するために裁量で逮捕をしているというのは、まるで戦時中か発展途上国のようです。

一部、海外投資家などには、日本の金融当局は「物言う株主」を封じ込めにかかると受け止められる恐れもある。(UBSグローバルアセットマネジメント植木秀郎取り取締役)日経6/3朝刊より

東京地検は純粋にインサイダー取引を取り締まろうとしたらたまたまそれが村上ファンドだったのか。それとも「物言う株主」にお灸を据えようとしたのか。後者だとしたらいい迷惑です。

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タイトルのかぎ括弧内は6月3日付けの朝日新聞・朝刊の一面見出しだけれど、その前日の朝刊——「村上ファンドを捜査」の見出し——を目にしたときに心に浮かんだのは、ああそうですか、というひどく力のない思いだった。ああそうですか。 やっぱり地道に働かなきゃだめだってことだよ、とそのニュースに嬉々とした表情を浮かべ話す者の声が聞こえる。ああそうですか。これはそういうニュースですか。——でも、そうなのかもしれ...... [Read More]

Tracked on 2006.06.05 at 02:37 AM

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