第二の明星を探せ
結論から言えば探さなくてもいい。
日経11/29朝刊3面より、スティールパートナーズが保有する銘柄上位。11月までの大量保有報告書から作成。
| 社名 | 保有比率 |
| 三精輸送機 | 24.57% |
| アデランス | 24.50% |
| 明星食品 | 23.11% |
| サッポロホールディングス | 18.59% |
| ノーリツ | 13.67% |
| ユシロ化学工業 | 13.52% |
| 江崎グリコ | 13.45% |
| フクダ電子 | 13.25% |
| 中北製作所 | 13.02% |
| 丸一鋼管 | 12.50% |
| 中央倉庫 | 10.26% |
| ブルドックソース | 10.14% |
| シチズン時計 | 9.20% |
| ブラザー工業 | 9.16% |
| ハウス食品 | 7.10% |
| 日清食品 | 6.23% |
| キッコーマン | 5.07% |
さぁこれで、第二の明星を探すぞと思ってもそんなに簡単ではない。この手のファンドが買い占める銘柄というのは、ちょっと資本構成をいじればもっと企業価値を上げることができる銘柄なのですが、逆にそんなことさえしていない企業でもあるのです。やれば出来る子なのですが、「やらない子」なのです。やらない子のままで終わる可能性もあります。
収益の規模が普通でも、余計な資産(大量の現金や自社ビル)で資本効率を大きく落としている企業もある。この手の企業がバランスシートを圧縮するだけで、雇用も利益も顧客も維持したまま高利回り企業に変身することが可能なのですが、それをやらない。
そのうち事業の価値ではなく資産の価値の方が高くなってしまい、資産目当ての買収案件が増えてくる。そこで、資産は最小限に、事業を高回転させようと改心してくれればいいのですが、そんなこともせずに「買収防衛策」をご丁寧に作ってしまうケースもある。
資産の価値で株価が決まっていると景気が上がっても株価が上がらないの。下がりもしないけど上がりもしない。1000円の株券は1000円紙幣の価値だから。利回りはゼロなので、運用としてはマイナス扱い。
ということで、以前は私も資産が多い「キャッシュリッチ企業」を持っていましたが、買収防衛策が可決されてしまい、業績が悪くなくても、対TOPIXを大きく下回るパフォーマンスしか出なかったため、売ってしまいました。


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