« November 2006 | Main | January 2007 »

月刊現代は日本をつぶす気?

月刊現代(2006年12月28日発売)の見出しに突っ込み。

『知事&市長849人の「偏差値」』

全国の自治体の財務状況とかサービスを一覧化して比較をする記事かと思ったら大違い。

  • 史上初!出身高校も一挙公開
  • 東大卒知事は47人中24人
  • 市長の二割は高卒で半数が偏差値40~59の高校出身

ひどい。全く政治と関係がない。過去の学歴を暴いているだけ。明らかに自治体を評価するものさしが間違っている。間違った指標は間違ったドライブしかかからない。

そんな月刊現代のキャッチフレーズがこれ。

ジャーナリズムの筋を通して40年

ジャーナリストが迷惑していると思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

サラリーマンだけどホワイトカラーエグゼンプション賛成

ホワイトカラーの労働時間規制除外、労基法改正案へ

私はすでに裁量労働制のサラリーマンです。んで、ホワイトカラーエグエンプションは賛成。成果を出しても出さなくても、働いた時間で給料が決まるというのが、つじつまに合わないという理屈はアホでもわかる。

だいたい、個人事業主や中小企業に勤めている人は、「何をいまさら」といったところでしょう。企業の業績が上がらなければ、自分たちの職場もなくなってしまう。

主体性のない従業員は当然反対するでしょう。

残業代ゼロ制度導入へ(赤旗)

労働政策審議会(厚生労働相の諮問機関)労働条件分科会は二十七日、労働者委員が強く反対するなか、残業代なしで何時間も働かせる「ホワイトカラーエグゼンプション」(労働時間規制の除外)の導入など労働法制の大改悪を盛り込んだ労働時間と労働契約にかんする報告をまとめ、柳沢伯夫厚労相に答申しました。これを受けて厚労省は、来年の通常国会に労働法制改悪法案の提出をねらっています。

ホワイトカラーエグゼンプションにしても裁量労働制にしても、原則は今の残業代に相当する額は給料に織り込まれます。目いっぱい残業が多い状態なら、同じ成果を残業なしでやると、単位時間当たりの給料=時給が上がるというシステムです。このあたりのルールを隠したまま、意図的にホワイトカラーエグゼンプションをつぶしにかかろうという報道が、特にテレビで多いため、ジャーナリストとしての資質を疑います。テレビで報道される「サラリーマンが反対する」という枕言葉も、すべてのサラリーマンを無能扱いしていて不愉快。

また、ホワイトカラーエグゼンプションが導入されても、すべての会社がそうなるわけではない。ビジネスマンは職場を選ぶ権利もあるのです。自分の社会的価値を、労働時間だと思う人はそういう労働条件の会社を選べばいいし、成果だと思う人はホワイトカラーエグゼンプションの会社を選べばいい。

| | Comments (338) | TrackBack (2)

ライブドア提訴は同情できないっす

ライブドアに賠償請求 年金管理法人 株で損失、48億円

厚生年金や国民年金の積立金を管理・運用する年金積立金管理運用独立行政法人は27日、保有していたライブドア株式の価格が有価証券報告書の虚偽記載で下落し、多額の損失を出したとして、同社を相手取り、約48億円の損害賠償請求訴訟を東京地裁に起こしたと発表した。

実際の原告は運用委託先の信託銀行のようですが、この件に関しては同情できない。年金を運用するという立場でありながら、ライブドアのような投機性の高い銘柄に多額の投資をしていたという時点で運用能力が問われます。

ライブドアの高い株価は、大量の株式分割で需給バランスを崩し、意図的に「プチバブル」を起こしていたことに因ることは、事件前から周知の事実でした。

バブルに乗っておいて、はじけたあとに、シャボン玉に最後の一刺しをした人間を攻めるのは、お門違いというものです。ど素人の個人投資家が訴えを起こすのならまだしも、運用を預かる人間がこのレベルでは困ります。

| | Comments (2) | TrackBack (1)

エコノミスト南の貧困と闘う2

エコノミスト南の貧困と戦うの続き。

経済成長が具体的にどういうものかってことを、この本でも例を挙げて説明しています。

p.242、明かりの物語より、明かりのエネルギー効率がどう変わってきたかというのを歴史をベースに説明をしています。明かりの起源はたき火でおよそ140万年前までさかのぼります。

  • 焚き火の明かりのエネルギー効率を1とする
  • 数万年前の旧石器時代の動物性脂肪のランプはたき火の明かりに比べて22倍のエネルギー効率
  • 紀元前1750年頃のバビロニア人はごま油のランプを使い動物性脂肪ランプの2倍の効率
  • ギリシア・ローマ時代にロウソクが生まれゴマ油の2倍の明るさ

という具合に雪だるま式に効率が上がっているのが分かります。エネルギーが電気になり白熱電球になるとたき火の10,000倍のエネルギー効率にまでなります。蛍光灯が白熱電球よりも効率がいいのはご存知のとおり。今の明かりは単に無駄遣いが増えているのではなく、効率が上がっているのが経済成長です。

よく、コンピュータの歴史をたどる時に、性能が2年くらいに倍に良くなるという「ムーアの法則」がありますが、程度の差こそあれ、コンピュータに始まった話ではないということです。

エネルギーやコンピュータだけではなく、農業だって効率は上がっています(世界的に見れば)。土地あたりの生産性(反収)は飛躍的に伸びています。

  • 1970年から1994年の間
    • 小麦の反収は2倍
    • トウモロコシの反収は70%増
    • 米の反収は50%増
  • アジア全体の穀物反収は過去40年間で3倍

アジアに関しては元がひどいこともあるのですが、それでも同じ土地から取れる穀物がめちゃくちゃ増えているのは事実。どこに限界があるかは分からない。

| | Comments (12) | TrackBack (0)

DOE(株主資本配当率)採用広がる

日経12/14朝刊17面より、「株主資本配当率、採用広がる」より。

DOEを導入している主な企業一覧。

アステラス 2011年3月期に8%
第一三共 2010年3月期に5%
エーザイ 2012年3月期に8%
田辺製薬 2011年3月期に3%
CSKHD 1-2%
クラレ 2009年3月期に2%
不二越 当面3%台
ソトー 2.5%
キユーピー 当面1.5%以上
KYB 2%以上
JBCCHD 2010年3月期に5%

DOE(株主資本配当率)とは、株主資本と配当の比率です。株主資本と資本金とは違います。資本金は株の発行で調達した時のお金です。利益が出たらそれも株主のものなので、剰余金も全部含めて株主資本です。

配当の多さをあらわすものに「配当性向」もあります。もともとは、配当は企業が「利益が出たらそれは株主に還元しますよ」ということなので、配当性向の方がわかりやすいのですが、じゃぁ利益が出なかったらそのまま配当も減らす?というと「減配」はものすごく印象が悪いのでなかなか、利益完全連動は難しい。そんなわけで、配当はできれば安定して出していったほうがいい。

借金は借金の総額に対して、債権者に利息を返すのと同じように、株主資本全体に配当率で配当を返すことで、安定するはずです。

ということで、株主資本配当率が具合がいい。「利益が出たら配当します」じゃなくて、「これくらいの株主資本を預かっているのだからこれくらいの配当が返せて当然の利益にいたします」と、後ろから約束をしている。無駄に現金を溜め込んでいる企業は、配当がよくてもDOEが低くでて「利回りが低い」ということがわかるはずです。

ということでDOEは投資家と経営者の緊張感を高めるいいツールです。

とはいえ、上に挙げたDOEの数値はイマイチ。債権の利回のような低利回り。株はリスクが高いはずなのにこれでは投資家はやってられない。実際に市場で購入した株は、株主資本に比べて、高いはずだから、実際の配当利回りはDOEの半分くらいになるはず。少ないなぁ。

S&P500のDOEは平均で5%。日本の平均は2%。基準となる金利に差があるとはいえ、ここまで差があるとつらい。日本は配当を渋っているのではなく、ROEでも大きく差をつけられているので、お世辞にも「儲かっている」とは言いがたい。

企業が「儲けすぎ」と批判をする人も見受けられますが、日本の企業は投資家から見ればまだまだ劣等性です。もうちょっと投資環境をよくして、僕たちに職場を与えてくださいな。

| | Comments (245) | TrackBack (0)

109成長の理由

日経12/14朝刊1面「成長を考える」より、渋谷109の成長について。

  • 109のテナント評価基準は1坪あたりの月間売上高
  • ソニープラザといど、月坪の売り上げが落ちればテナントを明け渡す
  • 顧客を若い女性に限定
  • 各店の毎月の売り上げ順位を公表
  • 改装を含め、年に約半数の店を入れ替える

とかなり厳しいルール。しかしながら、それは109全体としては成長の源泉になっている。

  • 109の前年度売上高は過去最高の254億円
  • これは10年前の1.8倍
  • 国内ファッション市場は同時期12%縮小

ちょうどこの10年で、ユニクロだとかしまむらのおかげで、服がめちゃくちゃ安くなった時期に、109は売上額でどんどん増えている。

半分が入れ替わるといって厳しすぎるような気もしますが、逆に誰もが109にテナントを開くチャンスを持っているともいえる。これから7Fに入居するオーナーは27歳です。ソニプラをも押しのけてチャンスを掴み取ることが可能なのです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

スケートリンクの経営難はわかる気がする

報道では、「日本のスケートはトップが頑張っているのにスケート場がどんどん閉鎖に追いやられている」というトーンです。

丸ビルに真央リンク!スケート場閉鎖続く窮状に立ち上がる

 東京も例外ではない。過去10年に6つのリンクが閉鎖。一般の人が気軽にスケートを楽しむ環境にないのが、現状となっている。

“第2の荒川”誕生にリンク閉鎖の壁…5年で40か所

文部科学省の調査によると、1996年に127あった屋内リンクは、2002年には94にまで減った。ほとんどが民間施設で、レジャーの多様化による利用者の減少などの影響とみられる。小坂文科相が28日の閣僚懇談会で「過去5年間に約40のスケートリンクが閉鎖された」と説明。小泉首相は「選手が活躍してもらえるように環境づくりは大切だ」と述べた。

こりゃ大変だ、近くにスケート場があるうちにスケート場に行っておかないと、と思い子供を連れてスケート場にいきました。

ちょっと驚いたのは、「昔のまま」ということ。懐かしいのだけれど、いまどきのレジャー施設と比較すると、正直貧乏くさい。いくつか例を挙げる

  • 部屋がカビ臭い
  • 靴がカビ臭い
  • 正直足が痛い
  • 部屋が暗い
  • 飲食店のキャパがない
  • リンク以外のスペースが狭く休めない
    (塗れたゴムの床にべたすわり)

「レジャー」としての相対的な価値が下がってるなぁという印象。子供たちの受けはイマイチでした。

| | Comments (11) | TrackBack (0)

格差誰のせい?

日経12/12長官1面「成長を考える」より。格差の話。

まずは感情論から。

「改革が弱者切捨てを招いた」。日本消費者連盟の富山洋子(73)はこう考える。01年に発足した小泉純一郎前政権は、規制緩和などによる競争を重視した。富山のような意見に賛同する人の多くは反改革、規制で政府が資源を再配分することが必要と説く。

再配分を要求するのはいいのだけれど、配分の分母をどうやって増やすかという議論にはまったく責任をもたないところが、この手の「ぶら下がり」サイドのヤなところです。

そして、経済成長サイドの話。

主因は本当に改革なのか。名目国内総生産(GDP)成長率がはじめてマイナスに転じた98年。大手銀行までが破綻し、北村の生活も苦しくなり始めたこの年、サラリーマンの給与は現象に転じ、失業率は初めて4%台に乗せた。社会の不安を反映し、自殺者も前年比で3割増えた。

大阪大教授の大竹文雄(45)は「痛みの押し付け合いの原因は改革ではなく経済成長が止まったこと」という。正社員の既得権を守ると新入社員の採用は絞られる。限られたパイの取り合いでは弱い立場が不利になる。真犯人は改革や規制緩和ではなく、「ゼロ成長」だったと大竹は見る。

GDPから労働分配率で賃金が振り分けられますと。労働分配率が一定ならばGDPが減ると賃金も減る。一人当たりの賃金を減らすもんかと既存労働者が一致団結すると、当然ながら新規雇用がとまってしまう。

分配だけをひたすら要求する人は、子供たちの未来の雇用を奪い取っているということに気づいていない。

| | Comments (3) | TrackBack (0)

「恋する文豪」柴門ふみ

いわゆる「文豪」が書いた恋愛小説を、分かりやすく解説してくれている。

よくよく考えてみれば、この手の小説に出てくる恋愛は結婚と絡んでいるので、高校生くらいに読んでもなかなか共感できない。夏目漱石の「こころ」はたしか高校の教科書に出てきてたけど、いまいちぴんとこなかった。大人になってから青空文庫でもう一回読んだけど、感想としては「なげーよ」とい感じ。先生とKの絡みが出てくるまでが長すぎ。

「恋する文豪」ではこころの面白さも上手く説明してくれている。すごいじゃないか夏目漱石。

先生とKとお嬢さんの三角関係の話といえばそれまでなのだけれど、実はKはお嬢さんに告白さえしていない。ほとんどが先生の妄想とコンプレックスで埋め尽くされている。Kを下宿に呼んだのは先生なのに、Kが下宿することになってから、お嬢さんの笑い声が増えたことに「先生」はいらつきはじめる。

私はこんな時に笑う女が嫌いでした。若い女に共通な点だと言えばそれまでかもしれませんが、お嬢さんもくだらないことによく笑いたがる女でした。

柴門ふみは、この状況を「ヤバイ状態になってる」と評していましたが、男性であればいくらか共感するシーンなのではないでしょうか。

太宰治の「斜陽」も大学生の頃に読んだのだけれど、なんかカッコイイ感じだったってところでイマイチ感想は残ってない。でも改めて説明されると、斜陽も面白い。

かず子は貴族の出なんだけど、貴族そのものが解体されて、普通の人になっていく。その中で、殻をやぶる象徴として「恋」が出てくる。貴族だって恋をするのよと。かず子の日記が秀逸。

恋、と書いたら、あと、書けなくなった。

こりゃすばらしいコピー。

武者小路実篤の「友情」もとんだ男の妄想爆発小説。

世界で野島ほど偉いものはないと杉子に思ってもらいたかった。彼の仕事を理解し、賛美し、彼のうちにある傲慢な血をそのままぶちあけてもたじろがず、かえって一緒に人間でなければならなかった。

結局杉子には、気持ち悪がられちゃうという、ごくごく当たり前のオチを迎えるのだけれど、野島は勝手に盛り上がって勝手に逆切れしちゃう。文字にすると変人だけど、これも男性の行動パターンではある。好きになって欲しいというのではなく「偉いと思ってもらいたい」という感情。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

ドコモ初の純減&MNP署名した奴出て来い

日経12/8朝刊11面より、2006.11月の携帯電話3社の契約数。

純増数 MNP制度での
転出入
契約数
DoCoMo -1.75万 -16.3万 5,212万
KDDI 32.49万 22.53万 2,692万
SoftBank 6.87万 -5.39万 1,539万

  • DoCoMoが初の純減
  • KDDIの一人勝ち。特にMNPで強い
  • とはいえ、KDDIの契約数を1%を押し上げるレベル

ここまでの大イベントがありながら、利用者は数十万人にとどまるというのが残念なところ。

しかしながら、MNPは大量の署名があったはず。
1012万人の署名で実現した携帯電話「番号継続制」 創造の輪

1012万人の署名がありながら、利用者は数十万人。このギャップはなんでしょう。可能性として考えられるのはこんなところ。

  • 僕はキャリアを変えないだろうけど、他のみんなはキャリアを変えたいだろうというおせっかい
  • 署名をするコストはゼロなので、価値判断をしてない
  • 署名の内容を判断することなく、支持母体に属しているかどうかで署名

署名数と利用者数のこのギャップは、今後の署名の信頼性を大きく損なうことになるでしょう。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

エコノミスト南の貧困と戦う

南の貧困な国を経済学観点で救おうという本。以下感想と持論。

単なる自己満足の人道支援じゃなくて、経済学という「人間を単なる生き物の集合としてドライに観察する自然科学」をベースに貧困を観察している。「なぜ子供たちが死ぬのか」をまずは事実ベースで収集しなくちゃいけない。

すごく当たり前だけど、当たり前すぎて普通の人が言わないのは、「経済成長が必要」ということ。

経済成長というと、普通の人は急にそれが「我がごと」とは思えなくなって、そこからの思考が止まってしまい、「成長しても格差が増すばかり」などと、逃げを打つ。

いい加減はっきりさせよう。

平均所得が1%増加すると、最貧層20%の所得も1%増加する。統計的手法を使って、因果関係を調べると、一人当たり所得の伸び率が1%ポイント上昇すると、貧しい人々の所得を1%引き上げるという(Dollar and Kraay 2000)。

貧しい人の生活を向上させる方法は二つある。豊な層から貧困層へ所得を再分配するか、全般的経済成長によって貧困層も富裕層もともに所得を高めるかである。Ravallion and Chen (1997) Dollar and Kraay (2000) の研究によると、再分配よりも経済成長のほうが貧困層の生活向上に有効であることが示唆されている。

ちょっと考えれば当たり前のことです。経済成長は必要。

ここからさらに経済成長の持論での解説。経済成長ってのはGDPであらわされる。GDPというのは、付加価値の合計。

付加価値というのはあんまり会計上では出ないけど、企業の利益とお給料の合計。企業が儲けた結果、企業の取り分と従業員の取り分の山分けする前の利益だと思えばいい。山分けの配分は企業や景気にもよるんだけど、だいたい半分くらい。お給料はあんまり上下しないけど、企業の利益は大黒字や赤字にぶれがち。

企業の取り分は企業の利益となって、そこから税金(日本だと40%)がとられて、あとは借金を返したり株の配当にまわる。どれくらい投資家にまわるかって言うと、調達した資金の5%くらい。投資家が誰かって言うと、結局は僕たちの年金だったりする。僕たちの年金を運用してくれている人が、企業に対して「5%の利回りを期待しているからそのつもりで」って宣言してる。年金のことを考えると、企業利益も増えたほうがいい。というか増える前提で、僕たちの老後は設計されている。年金は他の資産運用も混じるから、結局企業の利益というのは、一般的な金利に加えて「つぶれるかも知れない」というリスク分が上乗せされたものだと思えばいい。

付加価値から企業の取り分を引いたのは従業員のお給料。お給料も増えたほうがイイ。

ということで、付加価値の合計であるGDPが増えるということは、働く人と働かない人(年金生活者)の両方が豊かになるということを示す。

収入をお金で表すとやれ「拝金主義」と短絡される人も居るだろうから、付加価値と経済成長を農業をで例えてみる。

例えば籾がある。籾を蒔くとお米ができる。当然籾よりも収穫するお米は多くないといけない。もし多くならないのなら、籾を撒かずに食べちゃったほうがいい。

撒いた籾と収穫したお米の差が付加価値になる。

付加価値のうち、農家が食べる分のお米が個人の収入。農地の土地代が企業の利益だと思えばいい。

次に経済成長を考える。経済成長っていうのは、GDPが増えることを指す。GDPが増えるというのは付加価値が増えるということ。つまり一つの田んぼから作られるお米が増えるということ。農家の数が同じならおなかいっぱい食べれる。だから飢えが減る。より多くの土地代が払えるのなら、農地が増えて農地が広がる。良い循環。

飢えがしのげた後も成長するとどうなるか。農家は自分が食べる以上のお米を作ることが出来る。このお米を使って、お米以外のものを買うことが出来る。

  • お医者さんにお米を払って病気を治してもらうことが出来る
  • 大工さんにお米を渡して家を建てることが出来る
  • 教師にお米を渡して教育を受けることが出来る
  • コックにお米を渡して美味しい料理を受け取ることが出来る

農業の生産性が上がるといろんないいサービスが受けれる。

ここまでは農業だけの経済成長を見たけども、今上がった全ての職業に関しても同じことが言える。大工さんも、最初は自分の家を建てるだけで精一杯だったのが、生産性が上がると、より多くの家を建てて上げれるようになる。

つまり、経済成長ってのは就労者に注目すると「より他人の面倒も見れる」ことを意味する。これは社会貢献といえる。

次に消費者から見る。GDPが増えるというのは、支出が増えることに他ならない。単に無駄遣いしろと言ってるように聞こえるかもしれない(通販生活はずばりそう言っていた)。だけど、無駄遣いはしなくていい。高くてダメなものは買わなくていい。

  • いいものを
  • 安く作って

ということが出来ている人に対して、自分のお財布から「よくやった」とご褒美を上げているのが「消費」。消費がないと良い仕事もない。良い仕事が出来る人にお金を渡すのは社会貢献と言える。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

カード入金手数料一覧

日経12/3朝刊19面「かんたん!マネー学」より、電子マネーの店舗側の手数料について。

  • クレジットカード
    • 店舗によって違う
    • 零細店では5%を超える
    • 大店舗では1-2%
  • デビットカード
    • 1%-2%
  • 電子マネー
    • 2%

ということで、クレジットカードは店舗側にとっては手数料が厳しい。公金のクレジットカード入金が本格化していますが、手数料はバカにならないでしょう。もちろん店舗側はより大きな買い物を、カード会社が借金肩代わりしてれているので、その負担が手数料というわけです。

イマイチなのがデビットカード。銀行の預金からその場で振り込んでいるのと同じなので、シンプルであり、銀行の「決済」という役割を担っているのですが、普及はイマイチ。クレジットカードのように、ユーザにはポイントがつかないので、クレジットカードと並んでいるとクレジットカードのほうが使われてしまう。

| | Comments (105) | TrackBack (0)

« November 2006 | Main | January 2007 »