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東芝がサムスンを追い上げる

ここ数年はやたらと派手な投資が目立つ東芝ですが、その成果が出てきたようです。

日経7/28朝刊11面「東芝、半導体工場で増益」より。

  • 東芝の半導体部門の話
  • 半導体部門だけで235億円の営業利益
  • ここ3年で1兆円を投資したフラッシュメモリーでサムスンのシェアを奪っている
  • フラッシュメモリーは一時サムスンがシェア6割を超えていたが、足元のシェアでは44%対30%まで東芝が接近している
  • 東芝は9月中間期の予想営業利益を当初の400億円から700億円に上方修正

一時は、もはや日本の半導体は韓国にその役割を譲らねばならなのかとも思っていましたが、ここへ来て思い切った東芝の投資が効いてきています。

フラッシュメモリーそのものは、過剰供給で2007年3月期は1年で8割近く価格が下落してしまっています。その中で東芝が利益を出せる体質になっているというところが拍手モノです。

一方でフラッシュメモリーの需要はどうかというと、以下の用途で底堅いのではないかと思います。

  • iPodなどの音楽プレーヤーはまだいける
    • iPodの電池寿命短いからすぐ買い換えてくれる
  • ケータイのSDカードの需要がある
    • 価格が下がったこともあって今まで買わなかった層も買う
    • 着うたの販売量が尋常じゃない
  • 100ドルPCがフラッシュメモリ使ってたりもするよねぇ
    • HDの代わりって用途もある
    • ちなみに私は8GのUSBメモリにDVDデータ入れてたりする

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肉を食う奴が増えてまた穀物が逼迫する

バイオエタノールでやたらと穀物が急騰していますが、まだ他にも穀物の需要が高まる要因があります。7/16日経朝刊3面より。

  • 農林水産省・国連食糧農業機関(FAO)の調べ
  • 2000-2002年と1970-1972年の一人当たり消費量を比較
  • 肉類の消費量は1.4倍に増えた
  • 穀物の消費量も1.1倍に増えた
  • 肉類の消費量に関して
    • 中国で5.1倍の51Kgに増えた
    • 肉1Kgを生産するのに必要な穀物
      • 牛肉11Kg
      • 豚肉7Kg

中国人が一人あたり5倍の肉を食べるようになったのがでかい。穀物に直すと、さらに約10倍の消費量に相当する。

ということで、穀物は

  • 人が食べるため
  • 家畜が食べるため
  • 自動車が食べるため

の3方向からめちゃくちゃ需要が逼迫しています。この需給バランスだと確実に値上がりする。そうなると相対的に、原油・ガソリンが安く見える。バイオエタノールそのものには分が悪い。誰が得をするかというと、同じ生産量で高値で売れる穀物生産者です。

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パソコンの平均使用年数が増える

日経7/1朝刊7面より、携帯電話やパソコンの買い替えサイクルが伸びているという記事。

主な消費財の平均使用年数

  • 携帯電話・・・・2.7年(5年前は2.0年)
  • パソコン・・・・・4.6年(5年前は4.1年)

携帯の2.7年はいいとして(そもそも通話料が大事)、パソコンは業界にとってはそのまま売上減に繋がるのが痛い。

パソコンにアプリやコンテンツを供給する側も、パソコンのスペックを意識する上で「平均4.7年」は重要な数字。3年で買い替えるユーザーも居れば7年で買い換えるユーザもいるということ。つまりXPでさえないユーザもたくさん居る。XPのユーザはしばらくVistaには買い換えない。

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