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Google ケント・ウォーカー氏 ストリートビューを語る

日経2008/10/13朝刊法務面より、ストリートビューの話題。ネット上でも話題になっている、これがプライバシーにどう配慮すべきかという話。ちゃんと、Googleのバイスプレジデントにインタビューをしている。

米グーグル本社で法務問題を統括するバイスプレジデントのケント・ウォーカー氏は「新しいサービスは偶発的なものを含め世界のどこかで常に一部の法的リスクを抱える。我々はユーザの利便性とリスクを秤にかけ挑戦する。裁判所は常識を踏まえ『これは必要な新サービスだ』と判断してきた」と話す。

と、リスクがあることは承知の上でやってのけている。記事ではこう補足もされている。

技術革新は既存の法体系に挑戦するサービス提供を可能にする。ネット上の他人のサイトを勝手にのぞき複製することで実現する検索サービス、住宅の屋根まで鮮明に見せる無料の衛生・航空写真サービスのグーグル・アース。前者は著作権侵害の可能性が指摘され、後者も世間を驚かしたが、いずれも活発に利用され、登場したときほどの反発はあまり聞かれなくなった。

特にGoogleのキャッシュはかなり勇気があるなぁと最初は感心した。今は普通だけど。そしてネット上に何かコンテンツを置くことそのものが、Googleにコピーされることを前提とし始めた。

「人は新しいものを恐れるものだ」と話すウォーカー氏は過去のこんな例を引き合いに出す。飛行機誕生間もない頃の米国の財産権を巡る紛争だ。「上空を通過する飛行機が財産権をおかす違法侵入だと裁判になったことがある。結局、いちいち許可を取るのは無理だとして、上空を巡る財産権は飛行機という技術革新により制限された」

グーグル創業者が好んで使うこんな表現がある。「許可を取ることよりも謝罪する方が簡単だ」

あんまり謝罪さえしているようにも見えないのだけれど、たしかに声大きな人の叱責にびびりすぎて手足が縮こまっていては、イノベーションは起こせない。

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おれおれ詐欺の被害者は警察の忠告も聞かない

日経2008/10/13朝刊社会面より、「おれおれ詐欺 『忠告振り切り送金』3割 警視庁が被害者調査 行員、負傷のケースも」。

  • 調査は被害300万円以上の429人が対象
  • 全員が振り込め詐欺を知っていたと回答
  • 368人(86%) は「自分が被害者になるという意識委がなかった」
  • 約10%は警戒していた
  • 詐欺を信用した理由
    • 親族の声に似ていたため 352件(複数回答可 82%)
  • 約90%が金融機関の窓口かATMで払い込み
  • 129人(30%)が「行員から注意された(が被害にあった)」
  • 電話がかかってきてから初回振り込みまでの時間
    • 1時間以内・・・155人(36%)
    • 2時間以内・・・117人(27%)
  • 詐欺と気づくまでの日数
    • 1日以上・・・298人(70%)
  • 詐欺だと気づくきっかけ
    • 親族への確認・・・380人(89%)

本人が注意をしても、行員が振り込みの際に注意をしても振り込んでしまうというのは、かなりのパワー。詐欺の現場は経験がないので分かりませんが、おそらく正しくつじつまのあっている行為を行なっていると意識しているのでしょう。

「身内のピンチを助けることが出来るのは今の自分だけなのだ」と。そんな中、全くの他人である銀行員が「あなたのお孫さんはニセモノですよ」と忠告しても、「赤の他人に何が分かる!孫のピンチなのに!」とキレる現場になることもありえます。

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原油、穀物 ピークの半値

日経2008/10/18朝刊3面より、エネルギーバブルがドミノ倒しではじけていると言う話。

  • NY原油はピークから52%マイナス
  • シカゴ小麦はピークから57%マイナス
  • シカゴ大豆はピークから48%マイナス

ということです。特に穀物は、原油高騰から代替エネルギーとしても需要が高まっていましたから、原油が調達しやすくなると、代替エネルギー全般の市場価値も下がる。

株式市場自体が抱えきれないほどの、投資マネーがあふれてくると、それそのものは価値を生まないモノにも保険の名目でお金がやってくる。ただ、商品取引は市場が小さいので、あっという間にゆがんでしまう。

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