私の就職活動がちょっと特殊だったので紹介。
就職浪人してた
まず就職浪人をしてた。途中で教職課程に切り替えたというのもあるけど、そんなもんは言い訳に過ぎない。まごまごしてたってだけ。途中から既卒は圧倒的に不利であるということがわかり、教職とかなんとか関係なく卒業を遅らせた方がいいということになり単位を一つ残して留年。
5年生は不利
そのころはまだリクナビがないころで、はがきベースの資料請求が最初の企業とのコンタクト。はがきの束は、4年生の時には郵送されたけど5年生にはこない。そりゃぁそうでしょうと。なので、後輩で使わない人からリクルートブックをもらうということをしてた。
ちょうど震災
ちょうど神戸の震災があったとき。その頃の就職活動は1月からが本格始動だったので、思いっきり就職活動のタイミングで、「地元企業は壊滅」&「家がない」というダブルパンチに見舞われた。
逆にここまで追い込まれたことで奮起をした。こりゃぁ働かないとダメだと。学生ボランティアをいくらやっていても、この被災した子供達のお父さんの職場は作れない。ちゃんと社会人になって、人を雇えるくらいにならないと。
最後の手段は電話
結局何をしたかというと電話をかけまくった。後輩からお裾分けでもらうはがきの束はどうも変にムラがある。今おもえばあのはがきの束は、求人広告として受注した一覧にすぎない。だから明らかに地元で有名な企業がみつからない。だから電話をかけた。
電話番号の入手方法:奥付
なんとなく出版社に入りたいという学生っぽい安易な考えから、まずは出版社を調べた。今思えば出版社ってそんなに従業員が居ないので大規模な新卒採用はしないのは当たり前なのだけれど、当時は分からなかったから。書籍や雑誌の奥付をみて電話番号を調べた。電話をかけて話を聞いて「雑誌の記事って社員が書くわけではない」ということが分かった
電話番号の入手方法:104
途中から面倒くさくなって104で聞いた。104にどっかの人事部の電話番号をて聞いていたけど、それさえも途中から面倒になって、企業の代表電話番号がありゃぁあとはたどれるってことが分かった。
意外に邪険にされない
分かったことは意外に邪険にされないということ。一学生が大企業にいきなり電話をして相手をしてくれるのだろうかという心配があったけど、いざ普通に「○○大学で就職活動をしております山本と申します。」とまじめに名乗って、人事につないでもらえば普通につないでもらえる。もちろん、「じゃまずは資料請求してください」の30秒で終わることもある。
まじめに質問をするとちゃんと担当者を出してくれる
いわゆる「企業研究」「業界研究」の段階なので、企業が何をしているかよく分からない。どうもこの手の企業がインターネットで伸びるということが分かっていても、具体的にその企業の主要事業かどうかが分からない。なので人事に電話で「これこれという本で御社のインターネット事業をみたのですが、実際にどんなことをしているのか教えて欲しい」と言うと、人事ではそんな新規かつ傍流の事業の各論に答えれるわけもなく、普通にその担当者につないでもらえた。単語一つ一つが分からなかったので、都度説明を求めるとちゃんと答えてくれた。
業界情報をもらうと言うだけではなく、その企業の複数の従業員と会話ができるメリットがあった。働くということがどういうことか分かってきた。
地元神戸の企業にも電話をかけた
一番電話をかけて意味があったのは地元の神戸の企業。そこそこのグローバル企業もあるのだけれど、震災でそれどころじゃない。なので「今年って新卒採用はそもそもするんでしょうか?」って質問すると「どうしようねぇ」という答えが返ってくる。決まってないという情報が得られるというのは直接問い合わせないと分からないこと。
本当に就職活動をやって良かった
全くの赤の他人に電話をかけまくるという機会は、その後営業職を経てない僕にとっては人生で数少ない体験だった。すでに働いている人が何を目的に働いているかもよく分かった(たいした目的もなく働いている人もいることも分かった)。
たくさんの企業や人の「働く目的」を聞くうちに自分の働く目的も見えてきた。そのゴールに僕もプレーヤーとして参加したいと思えるようになってきた。この人達と一緒に仕事をしたいと思えるようになった。
自分のやりたいことを探りながら、他人のやりたいことを探り、お互いチームになれそうかどうかを探るということが就職活動だったとおもう。自己分析とかなんとかって行為もあるだろうけど、原稿用紙を前にうんうんうなっていてはやりたいことなんて見つからなかったと思う。
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